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2023.03.31

2階リビングで後悔しやすいポイントとは?メリット・デメリットも合わせて解説

2階リビングで後悔しやすいポイントとは

2階リビングで後悔しやすいポイントとは?メリット・デメリットも合わせて解説

眺望がよく外からの視線も気にならないなど、多彩な魅力がある「2階リビング」。しかしデメリットについてもしっかり押さえておかないと、実際に家を建ててから暮らしにくさを感じることがあるかもしれません。

そこでこの記事では、2階リビングを取り入れたい人向けに後悔しやすいポイントを紹介します。2階リビングが自分たちのライフスタイルに合っているのかどうか、ぜひ実際の生活のイメージを膨らませながら読んでみてください。

デメリットから分かる、2階リビングで後悔しやすいポイントとは?

まずは、2階リビングにすることで生じるデメリットから、後悔しやすいポイントについて紹介します。

階段の上り下りが負担になる

階段の上り下りが負担

家族が集いくつろぐ場所であるリビングは、生活の中心の場といっても過言ではありません。そのためリビングを2階に設置すると、ゴミ出しや来客対応など何をするにしても、その都度階段の上り下りが必要になります。特に外で大量の買い物をしたときは、重たい荷物を持っていちいち階段を上らなければならず、必要以上に労力がかかることになるでしょう。

体力がある若いうちは次第に慣れて、それほど気にならないかもしれません。しかし、年を重ねるにつれて体力が落ちると次第に辛くなってくるため、特に老後において後悔しやすいポイントの一つです。

【後悔しない対策】上り下りしやすい階段の寸法に設計しておく

建築基準法で、住宅の階段の寸法の最低基準は蹴上23cm以下、踏面15cm以上、階段と踊り場の幅は75cm以上と定められています。蹴上とは階段の一段の高さのこと、踏面とは階段の足をのせる板の上面のことです。

しかしこの最低基準の値で階段を作ると、比較的急な高さで幅が狭い階段となり、上り下りのしにくさを感じる人も少なくないでしょう。一般的に蹴上は低い方が上りやすくなりますが、そうするとその分段数が増えるため、さらなるスペースが必要になります。また、足の踏み場である踏面も小さいと上りづらくなりますが、こちらも広くするとその分室内のスペースが多く必要です。

ただし階段の最適な寸法や段数は、個人の感覚によっても大きく異なります。2階リビングを取り入れる場合、階段の寸法は注文住宅ならハウスメーカーとよく相談して決める、また分譲住宅ならあらかじめ階段のサイズを確認しておきましょう。

夏に熱がこもりやすい

2会リビングは夏に熱がこもりやすい

2階リビングには、熱がこもりやすいというデメリットがあります。直射日光によって熱くなった屋根の熱は天井裏にこもるため、特に2階建て住宅の2階リビングは屋根裏直下なので暑くなりがちです。

さらに空気は暖まると上昇する性質があるため、一般的に1階よりも2階のほうが暑くなります。特に吹き抜けやリビング階段を採用していると、2階リビングで冷房を付けても1階に冷たい空気が流れてしまい、冷房効率は悪くなるでしょう。加えて南向きのベランダからの照り返しも強いため、室内の空気がますます暖められ、部屋に熱がこもりやすくなってしまいます。

冷房を付けたとしても部屋はなかなか冷えにくいため、2階リビングを後悔している人も少なくありません。特に暑さに弱いペットを飼っている家庭は、留守中でも冷房を付けっぱなしにしておかないと部屋の温度が上昇し、熱中症を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。

【後悔しない対策】高気密・高断熱の家づくりをする

最近では、高気密・高断熱の家を建てる人も増えています。高気密・高断熱の家は外気の侵入を防いで室内の空気を外に逃がしにくくなるため、外気の影響を受けにくい点が特徴です。そのうえで全館空調を取り入れれば、常に家中の室温が均質に保たれるため、どの部屋にいても1年中快適に過ごすことができるでしょう。

空気を効率的に換気できる、空気の通り道を作ることも大切です。たとえば空気の入り口と出口が対角線上になるように窓を設置すれば、部屋全体に風が通りやすくなり効率的に換気できます。そのほかにも遮光カーテンを取り付けて部屋の温度を上がりにくくしたり、高い天井にシーリングファンをつけて空気を撹拌したりする対策も効果的です。

家族が帰宅しても気づきにくい

1階リビングにリビング階段を設置すれば、子どもが帰宅した際に必ずリビングを通るため、帰宅のタイミングが分かるメリットがあります。一方、2階リビングだと子どもが帰宅してもリビングを通らずに自室に行けてしまうため、帰宅や外出に気づかないこともしばしばです。

このように、2階リビングでは家族間のコミュニケーションが取りづらく、後悔する人も少なくありません。また家族の帰宅でさえ気づきにくいため、外部からの侵入者にも気づきにくく、防犯面でも注意が必要といえるでしょう。

【後悔しない対策】リビング階段にして玄関に吹き抜けをつくる

1階の玄関部分の天井を2階までの吹き抜けにすれば、玄関での人の出入りが分かりやすくなります。また階段をスケルトンにすると、より気配を感じやすくなるでしょう。

2階に子どもの学習スペースを設けるなど、帰宅後、必然的に2階に上がるような工夫を取り入れることも大切です。2階リビングにしたい場合は、このように家族のコミュニケーションが取りやすい動線についても、ハウスメーカーに相談してみるとよいでしょう。

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2階リビングのメリットまとめ

2階リビングのメリット

もちろん、2階リビングにはデメリットばかりではなく、さまざまなメリットもあります。ここからは、そんな2階リビングのメリットについて見ていきましょう。

日当たりがよく、眺望を確保できる

2階は1階と比べて光を取り込みやすいため、リビングも明るい空間になりやすくなります。また、ベランダに大開口の窓を設置すれば眺めも良く、よりくつろぎやすい空間になるでしょう。

開放感がある

1階リビングは、環境によっては外からの視線が気になってしまい、なかなかカーテンを開けにくいこともあるかもしれません。その点、2階リビングなら外からの視線が届きにくいため、隣家の視線さえ気にならなければカーテンを開けっぱなしにすることも可能です。

アウトサイドリビングのように外と中とのつながりを持たせれば、より開放感のあるリビングにすることが可能です。2階リビングは天井高を自由に設定できます。リビングの天井を高くすれば、さらに広々としたゆとりのある空間にすることができるでしょう。

耐震性が向上する

2階にリビングを設置すると、家全体を地震に強い構造にすることができます。一般的に、リビングは広さや開放感を重視するため、柱や壁が少なくなります。そのため、1階リビングの住宅では住宅を支えるべき柱や壁が少なくなり、家全体として耐震性がやや低下するつくりになることも。

一方、2階リビングを採用すれば1階には子ども部屋や寝室など柱や壁が多い部屋が集まるため、家全体として安定感が生まれ、耐震性の向上にもつながります。

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トヨタホームで叶える、大開口窓で開放感のある2階リビング!

2階リビングには階段の上り下りが多くなり、夏に熱がこもる、家族間のコミュニケーションが取りづらくなるなどのデメリットがあります。しかし間取りや家づくりを工夫することで、快適な住まいにすることも可能です。また日当たりのよさや開放感、耐震性の高さなどは2階リビングならではのメリットといえるでしょう。

注文住宅の施工実績を多数持つトヨタホームなら、豊富なアイデアを活かして家族みんなが快適に過ごせる満足度の高い2階リビングが実現できます。天井が高く柱の無い大空間や、天井まであるハイサッシの大開口の窓を採用すれば、より開放的な空間にすることも可能です。

後悔のない2階リビングのある注文住宅を手に入れたい方は、ぜひトヨタホームにおまかせください。まずは無料のカタログ請求、またはお近くの展示場までぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

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