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2023.03.31

2階リビングは老後が大変?長く住める家づくり対策を紹介

2階リビングは老後が大変

2階リビングは老後が大変?長く住める家づくり対策を紹介

「2階リビングは老後に後悔する」と聞いて、不安になっている人も多いかもしれません。確かに2階リビングにすると階段の上り下りが増えますが、家づくりの時点でしっかり対策をとれば、問題を軽減することも可能です。

そこでこの記事では、老後の2階リビングの生活に不安を感じている人向けに、その対策を紹介します。ぜひよく読んで、長く住める家づくりの参考にしてください。

老後の暮らし、2階リビングのどんな点が大変?

まずは、2階リビングを取り入れることで起こる老後の生活への影響について解説します。老後の生活をイメージしながら読んでみてください。

足腰が弱り、階段の上り下りが辛くなる

足腰が弱り、階段の上り下りが辛くなる

人間誰しも、年を重ねるとどうしても足腰の筋力が衰えてしまうものです。たとえ普段から運動している人でも、高齢になると少しの段差でつまずいたり、滑りやすい階段で転倒したりして、ケガをしてしまうことも少なくありません。

このような点から、高齢者には支障となる障害物を取り除き、生活しやすい設備を充実させたバリアフリー住宅が推奨されています。しかし2階リビングにすると、構造上バリアフリー住宅にはならないため、どうしても転倒やケガのリスクが高くなりやすいといえます。

介護状態になったら、自室にこもりがちになる

2階リビングに行くためには、当然階段の上り下りが必要になります。しかし、高齢になると筋力や体力が衰えるため、介助なしでは自力で階段を上り下りできなくなることも想定されます。

階段を上り下りできなければ必然的に1階の自室にこもりがちな生活となり、ますます筋力が衰える原因にも。このような事態を避けるためには、ホームエレベーターや階段昇降機など、大掛かりな設備の設置が必要になる可能性もあるでしょう。

1階で寒さを感じやすくなる

空気はその性質上、暖まると上昇し、冷たくなると下降します。そのため2階リビングで暖房をつけると、暖かい空気はその場にたまりますが、冷たい空気は1階に下がっていきます。特に吹き抜けやリビング階段を採用している場合は、より冷たい空気が1階にたまりやすくなるでしょう。

一般的に、高齢者になると筋肉量が筋肉量が低下し、基礎代謝が徐々に落ちる傾向にあります。体の熱の生産量が少なくなるといわれています。また、基礎代謝は生命を維持するために私達が絶えず使っているエネルギーですが、低下することによって体温も低くなりやすいです。そのため特に寒い日は、高齢者は寒さを感じやすくなるでしょう。

最近では高気密かつ高断熱の家づくりも可能になり、以前よりも1階と2階の温度差はそれほどひどくなくなっているものの、1階の寒さ対策はやはり必要です。全館空調を取り入れるなどして、家のどこにいても快適に過ごせるような工夫をするとよいでしょう。

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2階リビングを老後に後悔しないための対策

ここからは、2階リビングにしても老後に後悔しないために、家づくりの際に行うべき対策について紹介します。快適な家づくりにお役立てください。

上り下りしやすい階段を設置する

階段の画像

注文住宅なら、階段の寸法を自由に決められると思っている人もいるでしょう。しかし、建築基準法には階段の寸法の最低基準が定められており、一般住宅の場合は蹴上を23cm以下、踏面を15cm以上、階段と踊り場の幅を75cm以上にしなければなりません。

ただし、この基準通りの寸法で階段を作ると、傾斜がきつく上り下りしにくい階段になります。一般的に、階段の一段の高さである蹴上を低くすると上りやすくなりますが、その分段数が増えるため、より広いスペースが必要です。また、足場となる踏面は広ければ広いほど安定感が増しますが、広すぎると歩幅を取るので、上るのに苦労することになるかもしれません。

適正な階段の寸法は個人差が大きいため、どのような寸法にするのかは施工するハウスメーカーにしっかり相談するようにしましょう。特に床面積に余裕が無い場合は、その対処方法についても確認しておくことが大切です。

階段に使う人に合った手すりを設置する

階段に使う人に合った手すりを設置する

若い時は、階段に手すりを設置する必要性を感じない人も多いでしょう。しかし高齢者に限らず、毎年多くの人が階段やステップなどからの転倒や転落で亡くなっていることも事実です。もし階段に手すりがあれば、こうした転倒などの危険な瞬間でも、事故を防ぐことができるかもしれません。

建築基準法では、高さが1mを超える階段と踊り場の両側に手すりを設置することが義務付けられています。ただし、手すりを取り付ける高さや位置が使う人に合っていなければ、事故の可能性を減らすことはできません。手すりを設置する際は、事故の防止に役立つよう適切な設置場所をハウスメーカーとよく相談して決めるようにしてください。

階段に滑りにくい素材を採用する

住宅の階段での事故や転落は多いため、各メーカーでは滑りにくい素材の階段を多数取りそろえています。

もちろん、既製の階段に後付けしたり、シートを被せたりすることでも対策は可能です。ただしその場合は、あまり見栄えがよくないかもしれません。デザイン性も重視したいなら、できれば家づくりの際、階段の素材にはあらかじめ滑りにくいものを選ぶようにするとよいでしょう。

1階でも生活できる間取りにする

2階リビングを取り入れると、キッチンに合わせて水回りを集約でき、家事効率がアップします。しかし老後の暮らしのことを考えるなら、生活に欠かせない水回り、お風呂や洗面脱衣室、トイレは1階に配置した方がよいでしょう。

老後を迎えて足腰が弱くなると、階段を上り下りしての生活は大変です。そのため、長く暮らすうえでは、1階部分だけである程度の生活ができるような間取りにしておくとよいでしょう。

将来的なリフォームも視野に入れておく

手すりの設置や間取りなどさまざまな工夫をしても、状況によっては将来的に2階リビング中心の生活は負担になるかもしれません。そのため、家づくりの際はリフォームについても視野に入れておくとよいでしょう。

具体的には、住宅にリフォームしやすい構造を選ぶことも効果的です。たとえば、木造建築において一定の割合で入れることが義務付けられている筋交いや、耐震性に影響が出る耐力壁は撤去することができません。壁を撤去できないと大空間が作りにくいため、将来的に1階に広々としたリビングを設けるなどのリフォームは難しくなるでしょう。

一方、柱と梁でできている鉄骨ラーメンユニット構造なら、内壁を自由に取り除くことができます。間取りの変更も自由にしやすいため、将来的な暮らしの変化にも柔軟に対応可能です。

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2階リビングでも安心。トヨタホームの鉄骨ラーメンユニット構造ならリフォームにも柔軟!

2階リビングの住宅はさまざまなメリットがある一方で、老後の生活では不便に感じることも少なくありません。階段の寸法や素材を工夫したり、手すりを設置したりすることも対策として効果的です。そして家づくりの際はもしものことを考えて、将来的なリフォームについても視野に入れておくとよいでしょう。

トヨタホームの住宅は、鉄骨ラーメンユニット構造を採用しています。柱や壁の制約が少ないため、大開口の窓や広いリビング、開放的な吹き抜けなど、自由自在な空間づくりが可能です。最大35畳の柱なし大空間も実現できるため、将来的に家族構成や生活スタイルに合わせた自由な間取りにリフォームもできるでしょう。

少しでもトヨタホームの住宅が気になる人は、ぜひ一度カタログ請求をするか、お近くの展示場まで足を運んでみてください。

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