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2022.01.28

注目のスマートハウスに住むメリット・デメリットは?スマートホームと違いは?

注目のスマートハウスに住むメリット・デメリットは?スマートホームと違いは?

エコな暮らしができる家として話題の「スマートハウス」は、省エネルギー機能を高めた次世代型の住宅です。2011年に起きた東日本大震災で関心が集まるようになり、最近ではSDGsの取り組みの一環として再注目されています。この記事では、スマートハウスの魅力をさらに多くの人にお伝えすべく、メリットやデメリット、スマートホームとの違いなどを解説します。ぜひ参考にしてください。

そもそも「スマートハウス」ってどんな家?

「名前は聞いたことがあるけど、どんな家なのかは知らない…」という人も多いではないでしょうか。まずはスマートハウスの基本を押さえていきましょう。

スマートハウスとは、まるごとIoT化したお家のこと!

スマートハウスとは、IoT(アイオーティー)を導入して暮らしの快適さを追求すると同時に、消費エネルギーの最適化を実現した住宅です。ここに登場するIoTとは、なにを意味する言葉なのでしょうか。まずはそこから確認していきましょう。

IoTとは「Internet of Things」の略称で、モノのインターネットという意味の言葉です。たとえば、エアコンやテレビなどはそれぞれ専用のリモコンで操作するのが一般的でしたが、これらに通信機能を持たせ、スマートフォンやタブレット端末から操作できるようにしたのがIoTという技術です。

家をまるごとIoT化したスマートハウスでは、エアコンやテレビなどの家電製品はもちろん、システムバスやドアロックなども端末から操作できます。さらに、「HEMS(ヘムス)」というシステムを用いて家全体の消費エネルギーを管理し、ムダな光熱費を抑えてくれるのです。

なお、スマートハウスには、次の3つの要素が必要です。

・電気を自前で作り出す発電設備:太陽光発電システム、燃料電池など
・作り出した電気を貯めておける住宅用蓄電池
・HEMS:有線・無線問わずネットワークで一元管理できる家庭内エネルギー管理システム

スマートハウスの発電装置には、太陽光・風力・地熱など、温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギーを利用するシステムが採用されます。自宅で電気を作るので、電力会社から購入する必要はありません。こうしたことから、「エコな暮らしができる家」「環境にもお財布にも優しい住宅」として注目を集めているのです。

スマートハウスには欠かせない「HEMS(ヘムス)」って何?

スマートハウスに欠かせない要素のひとつである家庭内エネルギー管理システムを、Home Energy Management System の頭文字をとって「HEMS(ヘムス)」といいます。家庭内のエネルギー(電力)が「いつ・どこで・どれだけ」使用されているのかを、ネットワークで一元管理するシステムです。

HEMSでは、自動制御機能によってエネルギーの消費量を最適化し、発電量やリアルタイムの使用状況などを見える化します。具体的な数値でチェックできるため、そこに暮らす人の節電意識がより高まる効果も期待できるでしょう。対応する電化製品と連携させれば、パソコンやスマートフォン、タブレット端末からの遠隔装置も可能です。

「スマートハウス」と「スマートホーム」に違いはあるの?

スマートハウスに似た言葉に「スマートホーム」というものがあります。両者に大きな違いはありませんが、強いてあげるとすれば、省エネに特化したのがスマートハウス、利便性を重視したのがスマートホームといえるでしょう。

スマートホームは家そのものではなく、外部のネットワークにつながることで住む人に利便性や安心を提供するテクノロジーを指しています。代表的なものには、スマートフォンでドアの施錠・解錠ができるスマートロックや、さまざまな家電を音声でコントロールするスマートスピーカーなどがあります。家電を利用して離れて暮らす親を見守るシステムも、スマートホームのひとつです。

一方のスマートハウスは、1980年代にアメリカで提唱された家に対する概念です。当時は「発電装置・蓄電池・HEMS」の3つを備えた家を指していましたが、1990年代にインターネットが爆発的に普及したことにより、スマートホームの機能が融合しました。近年では、スマートホームとスマートハウスとは、ほぼ同じものと考えられています。

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スマートハウスのメリットは光熱費ゼロの実現も可能

自宅で電気を作るスマートハウスでは、電力会社から電気を購入する必要がありません。作り出した電気は蓄電池に貯めておけるため、夜間でも使用できますし、停電時や災害時にも利用できます。さらに固定価格買取制度(FIT)を利用すれば、使い切れなかった電気をお金に換えることも可能です。

固定価格買取制度(FIT)とは、太陽光など再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が買い取る制度のことです。国が電力会社に義務付けた制度で、一般家庭からの買取も対象となります。なお、売電単価や調達期間(買取が義務付けられる期間)は発電方法や電力量によって異なりますが、調達期間中に単価が変わることはありません。ちなみに太陽光の場合、10kW未満は10年間、10kW以上は20年間と定められています。

制度の詳細については以下のWebサイトでご確認ください。

参考:固定価格買取制度:経済産業省 資源エネルギー庁

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スマートハウスのデメリットは高額な初期費用

発電設備や蓄電池などの設備を備えたスマートハウスは、一般的な住宅よりも初期費用が高額なのがデメリットといえます。また、これらの設備は定期的なメンテナンスや交換が必要です。たとえば、太陽光パネルの寿命は約20年、国税庁が定める法定耐用年数は17年とされています。きちんとメンテナンスすれば、これよりも長持ちするかもしれません。ただし、経年劣化したソーラーパネルは発電効率が低下します。

スマートハウスには電気代がかからないというメリットがありますが、発電装置などの導入・維持管理にコストがかかります。1日にどのくらいの電気が作れるのか、ランニングコストはいくらくらいかかるのかなどシミュレーションして、慎重に選ぶことが大切です。

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スマートハウスには自治体の補助金がある!

スマートハウスに興味があるものの費用面が心配…。そんなときは、国や自治体の補助金制度が利用できないか確かめてみてください。助成が受けられれば、初期費用の負担はぐっと軽くなるに違いありません。

補助金の額や適用条件、申請期間などはそれぞれに異なります。地域によっては補助金制度がなかったり、募集期間が終了していたりするため、ハウスメーカーの担当者に相談してみましょう。

参考:ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)|経済産業省 資源エネルギー庁

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【まとめ】
トヨタホームのスマートハウスなら、クルマとの連携でさらに便利で安心!

外出先からエアコンを操作して室温を調整したり、帰宅後すぐにお風呂に入れるように遠隔操作でお湯をためたりなど、スマートハウスは便利で快適な暮らしを実現できる次世代型の住宅です。

特にクルマ通勤の方やクルマをよく使う方には、トヨタホームのスマートハウスがおすすめ!スマートフォンだけでなくカーナビとも連携できるため、クルマの中からでも簡単に家庭内エネルギーがコントロールできます。自動車製造の技術やノウハウを活かしたトヨタホームのスマートハウス。その便利さと快適さを、ぜひお近くの展示場で体感してみてください。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

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