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2024.04.27

注文住宅の相場は約3,861万円!?建築費用の内訳や建築コストを抑える方法も伝授

注文住宅の相場は約3,861万円!?建築費用の内訳や建築コストを抑える方法も伝授

「注文住宅を建てたいけれど、みんなどのくらいの金額で建てているのかな?」と相場が気になる人も多いのではないでしょうか?結論からいうと、注文住宅の建築費相場は全国平均で3,700万円ほどです。ただしこれは、住宅の建築費のみです。土地も一緒に購入するとなると、さらに高額な購入費用になります。注文住宅では自分たちの理想を詰め込み過ぎて、どうしても建築費が高額になる傾向があります。そのため、注文住宅にかかる建築費の内訳をしっかり把握し、同時に建築コストを抑える方法も理解しておくことで予算オーバーを回避できるでしょう。

注文住宅の建築費の相場は全国平均で約3,861万円!

早速、注文住宅の相場について見ていきましょう。住宅金融支援機構「2023年度 フラット35融資利用者調査」によると、注文住宅(※)の建築費と土地付注文住宅(※)の建築費および土地取得費の相場は次のとおりです。

※注文住宅:建物代のみ融資を受けた世帯

※土地付き注文住宅:土地代と建物代の両方の融資を受けた世帯

<2023年注文住宅の所要資金>

全国平均:3,861万円 住宅面積:119.5㎡(約坪)

首都圏:4,190万円 住宅面積:120.4㎡(約坪)

近畿圏:4,142万円 住宅面積:123.2㎡(約坪)

東海圏:3,893万円 住宅面積:121.0㎡(約坪)

その他の地域:3,623万円 住宅面積:118.0㎡(約坪)

<2023年土地付注文住宅の所要資金>

全国平均:4,903万円 住宅面積:111.2㎡(約坪)

首都圏:5,679万円 住宅面積:108.8㎡(約坪)

近畿圏:5,266万円 住宅面積:113.5㎡(約坪)

東海圏:4,810万円 住宅面積:114.7㎡(約坪)

その他の地域:4,299万円 住宅面積:110.8㎡(約坪)

2023年は、どちらの場合も首都圏は建築費が全国平均より高いですが、土地付注文住宅の住宅面積は全国平均より小さいことがわかります。特に土地代が最も高い首都圏では、土地付注文住宅の建築費が高くなりがちで、全国平均より780万円高くなっています。

参考として、もう一つの調査結果も見てみましょう。

国土交通省「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」によると、土地を購入した注文住宅新築世帯の購入資金の平均は5,811万円、建て替え世帯では平均5,745万円でした。

しかも、注文住宅新築世帯の自己資金比率を見ると平均29.0%、金額にして平均1,685万円の自己資金を入れています。

このことからも、土地を購入して注文住宅を建てる世帯では、総額の2〜3割程度を自己資金として入れつつ、残りの購入資金は住宅ローンで借り入れしていることがわかります。

【参考URL】

住宅金融支援機構「2023年度フラット35利用者調査」

国土交通省「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」

※注文住宅の建築費の相場に関する情報は、2024年4月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

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注文住宅の内訳とは?建築費用を知ろう

それでは、注文住宅を建築する場合、どんな項目が建築費用に含まれているのでしょうか。注文住宅の建築にかかる費用は大きく3つに分類されます。建物本体工事にかかる「本体工事費」、建物本体工事以外に必要な「付帯工事費」、主に手続きなどにかかる「諸費用」です。その内訳についても確認しておきましょう。

本体工事費用

本体工事費とは、基礎や柱、梁といった構造部分や内外装、設備など建物本体にかかる費用のことです。主に以下のような工事が含まれます。

・仮設工事

・基礎工事

・木工事

・屋根・板金工事

・外装工事

・内装工事

・ガラスサッシ工事

・タイル・左官工事

・断熱・気密工事

・木製建具工事

・金物工事

・電気・水道工事

・配管工事

・空調工事

・防腐/防蟻処理工事

・住宅機器/設備の設置工事

・内装仕上げ工事

・設計料

本体工事費は、総予算費用の70%以上が相場といわれています。たとえば、総予算費用が4,000万円であれば2,800万円以上が本体工事費です。ただし、どこまでの工事費を本体工事費に含めるかは、ハウスメーカーによって異なります。上記に記載した本体工事費が標準仕様である会社と、オプション仕様として本体工事費には含めない会社もあります。注文住宅を建築する場合は、どんな工事が本体工事費に含まれているのかを把握することで、相場感を掴みやすくなります。

付帯工事費用

付帯工事費とは、前述した本体工事費以外に必要な工事費用のことです。付帯工事費は、総費用の20〜25%ほどが相場といわれ、総予算費用が4,000万円の場合だと800万〜1,000万円ほどとなります。主に、以下のような工事が付帯工事費に含まれているケースが多いでしょう。

・地盤調査/改良工事
・解体/伐採工事
・水道/ガスの引き込み工事
・敷設工事
・外構工事
・造園工事
・屋外電気工事
・特殊設備工事
・空調設備工事
・照明器具工事
・カーテン工事
・設計料

諸費用

諸費用とは、土地代や注文住宅の建築費用以外に支払いが必要な付随コストのことです。諸費用は建築費用の10〜20%が相場といわれていて、建築費用が4,000万円だったら400万〜800万円ほどが諸費用になる計算です。諸費用は、主に次のような費用が含まれます。
・土地購入時の仲介手数料
・建物の登記費用(登録免許税)
・印紙代
・つなぎ融資費用
・保証料など住宅ローン関連の手数料など
・火災保険料
・固定資産税/都市計画税、不動産取得税といった税金
・地鎮祭 /上棟式費用
・その他費用(引っ越し費用、家具家電購入費用、近隣への挨拶費用など)

※注文住宅の内訳に関する情報は、2024年4月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

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建築する注文住宅が相場より高い?少しでも建築コストを抑えたいときの対処方法

あれもこれもと自分たちの想いのままに希望を詰め込むと、見積もりを見て驚いたり、相場よりもオーバーしたりするケースもあるかもしれません。少しでも建築コストを抑えたい人向けに、対処方法をご紹介します。

延べ床面積をミニマムにする

延べ床面積とは、建物各階の床面積の合計のことです。一般的に、延床面積が大きいほど建築費は高くなります。そのため、この延床面積を必要最小限に抑えることで建築費のコストダウンが可能です。「延床面積を減らしたいけれど、部屋数が足りない」という場合は、ロフトを設けてみるのも一案です。ロフトなら小さな子どもの遊び場や書斎、趣味のスペースとしても活用でき、建設費は割安になるでしょう。

凸凹が少ない外観にする

建築コストを抑える際に、有効な方法が「建物の凸凹を少なくする」というものです。いわゆる1階と2階がほぼ同じ造りの「総2階建て」が、最も建築費を抑えられます。箱型、四角い家、キューブ型ともいわれている形状です。1階と2階の延べ床面積を同じにすると、壁や建材、さらに基礎工事の費用が抑えられるので、総建築費用のコストダウンにつながります。さらに、正方形に近い総2階建ては構造上安定するため、耐震性も高くなります。

耐震性に優れる、トヨタホームの木造軸組工法の注文住宅を見に行こう

工法や構造など安心・安全な家づくりを進めていく際に、ネックとなる部分はコスト面です。費用が高くなる可能性や、建築期間は想定よりも時間がかかってしまうなどの不安もあるかと思います。

家づくりにかかる費用重視で決めるのでなく、住んだあとの快適性や安全性など、どんなライフスタイルにしたいのかを考慮した上で、コストとのバランスをよく検討することが重要です。

トヨタホームでは、トヨタグループの技術力と長期保証を実現するハイクオリティの木の住まいを提供しています。大地震の揺れに耐える、強固な「トヨタホーム・メタルジョイント工法」を採用し、従来の木造軸組工法に比べて高い接合強度で、従来工法の弱点を克服しました。さらに空間設計の自由度が高く、お子さまの成長に合わせた可変性のある間取りを取り入れることも可能で、理想の住まいづくりが実現するでしょう。

木造軸組工法のモデルルームも続々オープンしているので、気になる方はお近くの展示場にぜひお越しください。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

【カタログ請求はこちら】

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注文住宅の相場に関するよくある質問

家を建てるなら何歳がベスト?

年齢によるベストなタイミングというものは一概には言えません。家を建てるタイミングは、個々のライフスタイル、経済状況、家族構成などに大きく影響されます。ただし、一般的には30代から40代が家を建てる主なターゲット年齢とされています。この年齢層は安定した収入があり、子育てや教育に必要な住環境を求める傾向があるからです。また、住宅ローンの返済期間を考慮すると、60歳までに完済できるようにするため、最初の住宅購入は40代までに行うのが一般的です。ただし、これらはあくまで一般的な傾向であり、個々の状況により最適なタイミングは変わります。

注文住宅と建売住宅ではどちらが安いですか?

一般的に、建売住宅は設計や建築コストを抑えるために同じ設計の家を一度に複数建てるため、注文住宅に比べて価格が安くなることが多いです。しかし、注文住宅は自分のライフスタイルや好みに合わせて設計できるため、価格以上の価値を感じることができます。また、長期的に見ると、エネルギー効率の良い家を建てることで光熱費を抑えるなど、コストを節約することも可能です。したがって、どちらが安いかは一概には言えません。予算やライフスタイル、将来の計画などを考慮して選ぶことが重要です。

注文住宅 何年持つ?

注文住宅の寿命は、建築材料や施工技術、定期的なメンテナンスの有無などによりますが、一般的には30年から50年とされています。しかし、しっかりとしたメンテナンスを行い、必要な修繕を適時に行えば、100年以上持つことも可能です。また、耐震性や断熱性などの性能を高めることで、長期間にわたり快適に住み続けることができます。

【記事監修者】IFPコンフォート代表 ファイナンシャル・プランナー(一級FP技能士・CFP®)岩永真理 【その他保有資格】 住宅ローンアドバイザー、スカラシップ・アドバイザー、ロングステイ・アドバイザーなど 大手金融機関に入行後、証券・信託業務に10年以上従事。2010年よりファイナンシャル・プランナーとしての活動を開始。独立後は、相談(個人・法人社員向け)、マネーセミナー(行政・学校・法人社員向け)、執筆・監修を行う。 お金まわり(金融・税金・年金など)のわかりにくいことをわかりやすく伝えるように努めている。 HP: http://www.iwanaga-mari-fp.jp

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