インナーガレージは、建物の中に設けられたガレージで、近年需要が高まっている設備です。ここではインナーガレージとはなにか、メリットやデメリットを紹介します。費用相場や気をつける点も解説していますので、ぜひ読んでみてください。
インナーガレージとは?
インナーガレージとは、インナー(内側)、ガレージ(車庫)の言葉どおり、建物に駐車できるスペースを組み込んだタイプのガレージで、ビルトインガレージとも呼ばれています。
従来車を停めるためには、建物とは別にガレージを設置したり、カーポートやカースペースを準備したりする必要がありました。しかしインナーガレージは建物の中に駐車スペースを組み込こんでおり、雨でも車に乗り降りする際に濡れないことや、車を停めるだけでなく幅広い用途で使えるため、ニーズが高まっています。
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インナーガレージのメリット
インナーガレージのメリットには、以下の3つのメリットがあります。
・土地が狭くてもガレージを作れる
・雨風に当たらずに車の乗り降りが可能である
・趣味のスペースとして使うことができる
順番に見ていきましょう。
①土地が狭くてもガレージを作れる
インナーガレージのメリットとして、土地が狭くてもガレージを作れることが挙げられます。通常ガレージをつくる際は建物とは別に、駐車用の土地を用意しなければいけません。
都心部や駅近などで土地が狭い場合、ガレージをつくること自体が難しく、別の場所に駐車場を借りなければいけないこともあるでしょう。自宅と別で駐車場を借りる場合、月々の料金がかかるほか、家から遠く、不便を感じる場合も考えられます。
インナーガレージであれば、建物と駐車スペースが一体化しているため、土地を用意する必要がなく、狭い土地でも問題ありません。
②雨風に当たらずに車に乗り降りが可能
車を乗り降りする際に雨や風に当たらないことも、インナーガレージのメリットです。雨が降っているだけで、買い物や外出が億劫になる方も多いのではないでしょうか。
とくに大きな買い物がある場合や、子どもが幼く、抱っこして車の乗り降りをしなければいけない場合はとくにストレスを感じてしまうでしょう。
建物と一体化したインナーガレージであれば、家から出ても雨に濡れず、快適な車への乗り降りが可能です。
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③趣味のスペースとして使うことができる
駐車場だけではなく、趣味のスペースとして使えるのもインナーガレージの大きなメリットです。インナーガレージは車を停めるだけでなく、例えばアウトドア用品の収納や、車の整備道具を収納して愛車のメンテナンスをするなど、さまざまな使い方ができます。
とくにインナーガレージにシャッターがついていれば、人目を気にしない作業が可能です。車がないときにはこどもの遊び場にしたり、友達を集めてバーベキューをしたりと、さまざまな使い方ができる点は大きなメリットでしょう。
インナーガレージのデメリット
インナーガレージのメリットを3つ紹介しましたが、デメリットとしては、以下の2つがあります。
・生活スペースが2階以上に集中する場合がある
・ニオイや音が生活スペースに影響する恐れがある
順番に見ていきましょう。
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①生活スペースが2階以上に集中する場合がある
インナーガレージのデメリットとして、生活スペースが2階以上に集中することが挙げられます。インナーガレージを検討する際は、建物に駐車スペースを組み込む特性上、1階に居住スペースを作ることは難しいと考えたほうがよいでしょう。
土地の面積によっては、3階建てにしなければいけない場合もあります。居住者が若いうちは問題ないかもしれませんが、階段の上り下りに不安を覚える年齢になると不便と感じる場合があります。
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②ニオイや音が生活スペースに影響する恐れがある
ニオイや音が、生活スペースに影響してしまう可能性があることも、インナーガレージのデメリットです。インナーガレージはシャッターや扉などで生活スペースとガレージスペースを区切っていますが、ドアや窓から排気ガスなどのニオイが流れ込んでくることも考えられます。
またインナーガレージの隣の部屋や、上の部屋にいる際に、シャッターや車のドアの開閉音、エンジン音などが気になる場合もあります。インナーガレージを検討する際は、間取りをよく考慮し、ニオイや音への対策を考えることも必要です。
インナーガレージの間取りのポイント!
インナーガレージの間取りのポイントは、十分な駐車スペースを確保することです。趣味や遊び場としても利用できるインナーガレージですが、肝心の車を停めるスペースがしっかりと確保できていなければ、使いにくいものとなってしまいます。
クルマの大きさ、台数、車イスの利用がある場合など、必要な面積をあらかじめ計算しておきましょう。乗り降りや停めにくさなどを感じず、快適に使うために、インナーガレージを検討する際は、しっかりとしたイメージが重要です。
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インナーガレージの費用相場
インナーガレージは新築物件にだけ付けるものではなく、通常の住宅に増築することも可能です。増築する場合、庭の一部をインナーガレージにする方法と、部屋をインナーガレージにリノベーションする方法が考えられます。
庭の一部をインナーガレージにする場合、駐車スペースが最低3m×6mであることと、道路から乗り入れられることの2点の問題をクリアできれば、150〜350万円程度で増築できます。1階の使わない部屋を潰す場合、多くは庭の一部に増築するより費用はリーズナブルになりますが、おおよそ60〜240万円と、費用に幅があることを覚えておくとよいでしょう。
なお、新築の家にインナーガレージを組み込む場合、坪単価50〜80万円程度が相場です。1台あたり5坪程度必要だと考えると、メーカーや建築会社により異なりますが、設置には250〜400万円程度かかります。
※インナーガレージの費用相場に関する情報は、2024年4月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。
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インナーガレージをつくる場合に気をつけること
ここでは、インナーガレージをつくる際気を付けるべきポイントについて紹介します。うまく工夫すればデメリットを解消できるケースもありますので、ぜひ参考にしてください。
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将来的に車を買い替える・台数を増やす可能性を考慮する
間取りのポイントでも述べましたが、快適に乗り降りをするためには、ガレージの広さが重要です。広さを決める際、ストレスなく車の乗り降りをするために、将来的に車を買い替えたり、台数を増やしたりする可能性があることも考えておきましょう。
例えば現在は車が一台で暮らしている場合でも、子どもが大きくなり、保育園などの送り迎えに車がもう一台必要になるかもしれません。現在は軽自動車でも、家族の遠出にワゴンタイプの車に買い換える可能性もあるでしょう。
ライフステージによって、必要なガレージスペースは変わってきます。考えられるさまざまな可能性を話し合い、余裕のある広さを確保しておきましょう。
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車から室内への動線を考慮する
車から玄関、室内への動線も、インナーガレージをつくる際に気をつけるべきポイントです。例えば週に何度か買い物に行く家庭では、買った食料品を車から降ろして運ぶ際にスムーズにキッチンへ運べる動線かをチェックしてみてください。
また、出入り口が車の向きを考慮した位置になっているかも重要です。自分が車を降りてどのように部屋に向かうかしっかりと考えて、何度もイメージして話し合うことで、自分たちにとって最適なインナーガレージが見つかるでしょう。
ニオイや音の対策をする
インナーガレージをつくる際は、ニオイや音の対策についても考えなければいけません。デメリットでも述べましたが、間取りによっては、車のニオイや音が、生活スペースに影響してしまうことも考えられます。
室内へと続くドアは気密性の高いものにし、ガレージ内で換気ができるようにしておくことも重要です。寝室や個室などはガレージから遠く配置することや、シャッターの開閉音が静音性の高いものにするなど音の対策も考えておくことで、快適に利用できるでしょう。
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空間がフラットにつながりあい、暮らしやすさを叶える平屋の邸宅
子育てが終わり、O様夫妻がご夫婦2人での生活にと考えられたのは、平屋の邸宅です。空間すべてがフラットに繋がるO様邸で、とくに検討を重ねたことが、便利で快適な生活動線でした。
インナーガレージにファミリー玄関を設置し、パントリー、キッチンへと直接荷物が運べる間取りとしたことで、快適な動線の確保ができました。
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理想を詰め込んだ、夫婦のセンスが光るスタイリッシュな住まい
趣味の車をさらに楽しむためにと家造りを考え始めたN様は、インナーガレージだけでなく、広いリビングや吹き抜け、和室など、数多くのご要望をお持ちでした。家づくりのきっかけとなったインナーガレージは、リビングや和室の窓から愛車を眺めることができ、車をより美しく見せるために、照明計画にもこだわっています。ホテルライクな寝室やアクセントカラーのキッチンなど、理想すべてを詰め込んだスタイリッシュな住まいとなりました。
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全館空調「スマート・エアーズ」が支える、大空間の心地よい暮らし
K様邸は、全館空調「スマート・エアーズ」を取り入れた2階建ての住宅です。インナーガレージにキッチンへと続く扉を設置したため、買い物帰りも快適になり、雨の日も濡れることなく出入りができます。
2階の寝室や子ども部屋に行く際も顔を合わせられるよう、階段はリビングの真ん中に設置しています。家全体が緩やかに繋がっている空間で、家族がのびのびと暮らしていけるでしょう。
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理想の家づくりをしたい方はトヨタホームにご相談ください
インナーガレージは土地が狭くてもガレージを作ることができ、雨に当たらず車に乗り降りできるメリットがあるため、近年需要が高まっています。ただしインナーガレージの間取りのポイントや、つくる際に気をつけることについて、しっかり話し合っておかなければ、将来家族構成や車が変わった際に、使いづらくなってしまうかもしれません。
理想の家づくりをしたい方は、ぜひトヨタホームにご相談ください。家族ごとの暮らし方や、考え方に寄り添った家づくりをご提案いたします。
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