敷地面積15坪程度の狭小地に家を建てる場合に、どのような間取りにしたらいいのか想像がつかないという人も多いでしょう。リビングの場所や駐車スペース、部屋数などの間取りについて、さまざまな疑問が浮かんでくるかもしれません。
そこでこの記事では、3階建て狭小住宅を建てる人に向けて、間取りの実例を紹介します。収納スペースを確保したい、敷地内に駐車スペースを作りたい、部屋を広く見せたいなどの要望を叶えるためのアイデアも伝授していますので、ぜひ最後まで記事を読んで、満足のいく狭小住宅づくりにお役立てください。
狭小住宅とは「狭くて小さい土地に建てられた家」のこと
土地代が高い都心部では、土地を購入するだけでも一苦労です。しかしながら、利便性の高いエリアに暮らしたいと考える人は多く、都心部の住宅ニーズは高まる一方でしょう。
そんな中で注目されているのが、狭小住宅です。狭小住宅とは都心部ならではの狭くて小さい土地を活用して建てられる住宅のことで、取得する土地の面積が小さいため、土地の購入費を抑えられる特徴があります。また3階建てにすれば、縦方向に空間を広げられるため、家族4人暮らしでも十分な居住スペースが確保でき、ゆとりある生活が送れるでしょう。
その他にも、狭小住宅にはさまざまな特徴があります。ここからは、具体的な狭小住宅のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
3階建て狭小住宅のメリット
3階建ての狭小住宅では、土地が小さいため土地の購入費はもちろん、毎年課税される固定資産税や都市計画税などの税金も抑えることができます。また家自体もコンパクトになり、光熱費も安く抑えることができるでしょう。掃除やメンテナンスの面でも負担が少なくなります。
高さがあるため、日当たりや眺望が良くなることも魅力です。万が一の時には、水害などの対策にもなるでしょう。さらに間取りの選択肢も増えるため、より好みに合わせた快適な家づくりも可能になります。
※費用に関する情報は2023年1月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。
3階建て狭小住宅のデメリット
3階建て狭小住宅には多くのメリットがありますが、デメリットもあります。例えば、階段の上り下りが増えることで老後の身体的な負担が大きくなる点は頭に入れておきましょう。また、せっかく3階建てにしても階段スペースが増えることで、他の居住スペースが減ってしまうこともあります。
吹き抜けを設置する場合も、冷暖房効率が下がるため注意が必要です。さらに、もし木造住宅で3階建てにする場合は、耐震性に不安が残ることも頭に入れておきましょう。3階建ての狭小住宅を建てる際は、ぜひこれらのデメリットについてもしっかり押さえて、後悔のないようにしてください。
※耐震性に関する情報は2023年1月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。
3階建て狭小住宅の間取りは?実例を紹介!
3階建て狭小住宅のメリット・デメリットについて把握したところで、ここからは実際の間取りの実例について見ていきましょう。
【37.3坪】スペースを有効活用した狭小住宅
【37.3坪】スペースを有効活用した狭小住宅の間取り詳細はこちら
延床面積123.19㎡(37.3坪)、3階建て3LDKの間取りです。1階に主寝室、2階にリビング、3階には洋室2室とランドリールームを設置しました。2階のキッチン横に備えたパントリーや3階のランドリールームなど、生活動線を効率化して家事が楽になる工夫を取り入れています。
また、20畳以上の広さを持つリビングには大開口の窓を備えました。2階をリビングにすることで光も取り込みやすく、狭小地でも開放感のある広々とした空間となっています。
【37.1坪】都市部でも明るいダイニングキッチンを叶えた狭小住宅
【37.1坪】都市部でも明るいダイニングキッチンを叶えた狭小住宅の間取り詳細はこちら
延床面積122.70㎡(37.1坪)、3階建て3LDKの間取りです。1階に主寝室、2階にダイニングキッチンとリビングルーム、3階に洋室2部屋を設置しました。縦に長い間取りを活かして3階の空いたスペースに備えた書斎は、ホームオフィスとしても活躍するでしょう。
2階に設置したリビングは狭小住宅でも光を取り込みやすく、吹き抜けを作ることで開放感のある空間に仕上げました。吹き抜けを作ると冷暖房効率が下がりやすくなりますが、全館空調を取り入れることで、このようなデメリットも解消できるでしょう。
※全館空調に関する情報は2023年1月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。
【35.0坪】書斎やデスクスペースを設けた狭小住宅
【35.0坪】書斎やデスクスペースを設けた狭小住宅の間取り詳細はこちら
延床面積115.62㎡(35.0坪)、3階建て4LDKの間取りです。各部屋とリビングにそれぞれデスクスペースを備えているため。書斎やワークスペースとしても利用できるでしょう。
16.5帖の広々としたリビングには大開口の吹き抜けを備え、開放感をたっぷり味わえます。全館空調を採用すれば冷暖房の効率も気にすることなく、快適に過ごせるでしょう。
※全館空調に関する情報は2023年1月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。
3階建て狭小住宅で取り入れたいおすすめの間取りアイデア3選
ここからは、狭小住宅ならではの収納スペースを確保したい、駐車スペースを敷地内に作りたい、家を広く見せたいという3つの要望を叶えるための間取りのアイデアについて紹介します。
収納スペースを確保するなら「スキップフロア」と「ロフト」がおすすめ
狭小住宅では、スキップフロアの間取りも人気です。スキップフロアとは段差をつけて中間層を作り床面積を確保する間取りのこと。階段の踊り場を広くするタイプや、しっかり段差をつけてスペースを確保するタイプ、リビングの床の一部を下げて半地下にするタイプなどさまざまな種類があります。
スキップフロアは屋根裏に作るロフト同様、収納スペースとしても利用可能です。天井高を1.4m以内に収めれば延べ床面積に加算されず、容積率にも影響しないため、容積率が厳しい狭小住宅で活躍するでしょう。
駐車スペースを敷地内に作りたいなら「ビルトインガレージ」がおすすめ
3階建て住宅では2、3階部分に生活に必要な間取りを作れるため、ビルトインガレージを取り入れれば空間を有効活用できます。
ビルトインガレージを余裕のあるサイズにすれば、単なる駐車スペースではなく、収納スペースとしても利用可能です。また子どもの遊び場や、趣味を楽しむスペースとしても活躍するでしょう。庭が確保できない狭小住宅では、このようなスペースがあるととくに便利です。
家を広く見せたいなら「吹き抜け」と「天窓」がおすすめ
吹き抜けを作ると天井がない分、視野が縦方向に広がり、部屋全体が開放的に見えやすくなります。また吹き抜けの天井部分に天窓をつくれば、直射日光が1階部分まで届きやすく、採光にも便利です。
狭小住宅は周辺に同じような3階建てが多く、とくに1階部分に光が届きにくかったり、風通しが悪かったりすることも少なくありません。しかし吹き抜けと天窓を採用すれば、そのような問題も解決できる上、部屋が広く見えやすくなるでしょう。
トヨタホームで叶える、大空間・大開口の開放的な3階建て狭小住宅!
狭小住宅でも、間取りの工夫次第で必要な収納スペースを確保したり、家を広く見せたりすることは可能です。とくに住宅密集地では、限られたスペースをいかに広く開放的な空間にできるかが、家づくりのポイントといえるでしょう。
トヨタホームがつくる家なら、構造上柱や壁の制約が少ないため、大きな窓や広いリビング、開放的な吹き抜けなど、自在な空間づくりを楽しむことができます。柱のない空間として最大35畳の空間づくりも可能なので、少しでも広々とした家づくりをしたい方は、一度カタログ請求をして、展示場に運んでみてはいかがでしょうか。
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