日本人になじむ和テイストに、現代的な要素が加わった「和モダン」。おおまかなイメージはつかめているものの、実際にどう和モダンなインテリアに仕上げたらいいのかわからない人もいるかもしれません。そこでこの記事では、これから注文住宅を建てる人に向けて、和モダンインテリアにするコツについて実例を用いて紹介します。和モダンに似合う家具の選び方も解説するので、どんな和モダンインテリアにしたいか、イメージを固めましょう。
実例で紹介!和モダンインテリアにする5つのコツ
和モダンインテリアにするためは「畳」を取り入れるだけではありません。5つのコツについて紹介します。
木質感あふれるフローリングにする
和モダンでは、木質感あふれる空間に仕上げるとより落ち着いた雰囲気になります。とくに面積が大きい箇所である床材に、木質感あふれるアイテムを使うとより効果的です。無垢フローリングにすると、樹種によって色合いや木目・質感が大きく異なるため、さまざまな表情が生まれます。
無垢フローリングとは、原木からそのまま切り出された一枚板の床材のことです。未加工なので、天然木の風合いがそのまま床に活かされます。無垢材は時を重ねるごとに経年変化する特徴があり、木目や艶が目立ち、表情がより味わい深くなります。
また建具やインテリアに直線的なデザインを採用すると、より和モダンの印象を高められるので、格子やスケルトン階段を採用するのがおすすめです。格子の間仕切りは壁とは異なり、光と風を通しつつ適度な目隠しになります。和モダンなデザインとスケルトン階段の相性もよく、格子と組み合わせるとさらに直線が強調されます。
天井を板張りで仕上げる
フローリングを無垢材にするのと同じように、天井を板張りで仕上げるとより木の存在感が強調されます。一般的なクロス仕上げよりも表情が生まれ、個性的でかっこいい空間を演出できるでしょう。
ただし木の種類によって異なりますが、板張りにすると壁紙よりも色が濃くなるケースが多い点には注意が必要です。天井が低いと、板張りすることによって部屋全体が重いイメージになります。場合によっては狭いと感じたり、圧迫感を覚えたりすることもあるかもしれません。
天井が低い部屋の場合は、木の色合いに注意して材料を選ぶことが大切です。床が畳など優しい色合いの場合は、板張りの色合いも濃いものではなく、明るめのものを選ぶと空間が広く感じられます。
床→壁→天井の順に色を明るくすると、天井が高く広く感じられるのでおすすめです。照明にもこだわるとより洗練された印象になります。とくに間接照明は柔らかな印象になりやすく、障子の裏や棚の下に照明を設置すると和モダンの雰囲気が強まります。
天然素材にこだわる
和モダンにするには、自然素材を取り入れることを検討するのも大切です。たとえば、杉やヒノキなどの日本に昔からある木材、籐・竹、い草、和紙、漆喰などは和モダンの空間によく合います。
全体的に使い過ぎると、「和」テイストが強くなりすぎるため、あくまでもインテリアのポイントとして使うことが大切です。たとえば、照明に縦型のすっきりとしたフォルムの竹素材を使ったアイテムを取り入れると、スタイリッシュな雰囲気になります。
ただし、竹などはアジアンテイストが強いアイテムもあるので、できるだけシンプルなアイテムを選ぶのが無難です。上の写真のように、イスも天然素材のものを使い、天井部分は一部を無垢材の板張りにすると和モダンの雰囲気を高められます。
障子や格子で直線的なラインを強調する
「和」といえば障子というイメージを抱く方は多いでしょう。和紙の柔らかい質感に繊細な格子で、すっきりとした窓周りになります。上の写真のように、障子と格子に加え、テキスタイルフロアを採用すると水平・垂直のラインが印象的な、凛とした和スタイルに仕上がります。テキスタイルフロアとは、畳でもないカーペットでもない柔らかな素材感の床材のこと。1枚あたり500mm角サイズになっており、汚れたら部分的に交換できるメリットがあります。
全体的に明るい色を使いながらも、アクセントクロスにアソートカラーとしてネイビーブルーを配置すれば、モダンな雰囲気に仕上がります。アクセントカラーに茶系・イエロー系・オレンジ系にまとめると、よりおしゃれさが際立ちます。ソファの素材も和テイストが入ったものを選ぶと、空間になじみやすくなるでしょう。
和室に掘りごたつを造作する
こちらはリビングつながりに和モダンな小上がりの和室を設け、掘りごたつを造作した事例です。掘りごたつは和室だけではなく洋室にも似合いますし、とくに和モダンにぴったりです。和室の色合いは、畳の優しい色合いに合わせて明るめにしています。一方で、リビングに続くガラスドアの枠をあえて黒っぽくすることで、引き締まった印象に仕上がりました。
窓は障子ではなく、プリーツスクリーンを採用しています。透け感の良い和紙を使ったプリーツスクリーンだと、すっきりしたインテリアに仕上がるのでおすすめです。また、大開口窓を採用すると外とのつながりが生まれやすく、より開放的な空間になります。和の雰囲気を強調するには、小さな床の間を作り、一輪挿しや陶器などを配置するのもよいでしょう。
和モダンインテリアに仕上げるための家具の選び方
和モダンに仕上げるには、インテリア以外に家具選びも重要です。
背の低い家具を選ぶ
和モダンは、背の低い家具を選ぶと日本らしいスタイルに仕上げられます。床や畳に座るのが古くから続く日本の生活様式ですから、なるべく低い家具を選ぶとよいでしょう。たとえば、背の低い本棚やローボード、座椅子やロータイプのソファ、テーブルなどを取り入れ、デザインも直線を基調とし、装飾の少ないものが似合います。
装飾が少ないと主張し過ぎず、他のインテリアとも合わせやすいのでおすすめです。また、ガラスを使ったものや格子・和紙などもよく合います。なお、背の低い家具は重心が低いため、地震による転倒リスクを軽減できるメリットもあります。
ソファや小物はアースカラーを選ぶ
インテリアがアースカラーで統一されていると、ナチュラルで落ち着いた雰囲気になります。アースカラーとは、自然由来の色彩のこと。自然素材を重視する和モダンとも相性が良いので、積極的に取り入れてみましょう。具体的にはベージュやブラウン、テラコッタ、カーキ、モスグリーン、ブルーなどがアースカラーに該当します。
例えば畳の部屋にソファを置く場合は、アースカラーだとなじみやすく、違和感を与えることもありません。クッションや小物などはソファの色味と近いものを選ぶと、統一されてより洗練された雰囲気になります。
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おしゃれな和モダンにするには、木材を上手に取り入れることがポイントです。なかでも、床や天井に木材を使用すると和モダンの雰囲気がグッと高まります。より「和」を強調するには、障子や格子で直線的なラインを見せたり、掘りごたつを採用したりするのもよいでしょう。
和モダンのインテリアにするにはコツがいくつもあり、バランスを考慮してデザインを決めるのは簡単ではありません。イメージ通りのデザインで満足度の高い住まいにするためには、ハウスメーカーに相談するのが一番の近道です。
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