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2023.02.28

スキップフロアをリビングに取り入れるメリットとは?作る際の注意点も解説

【注文住宅】スキップフロアの間取りで後悔しないために!失敗しやすいケースから対策を解説します

スキップフロアをリビングに取り入れるメリットとは?作る際の注意点も解説

これから建てる家にスキップフロアを作りたい場合、どんな間取りにしたらいいのかと迷っている人もいるかもしれません。結論からお伝えすると、スキップフロアはリビングに取り入れるのがおすすめです。リビングにあることで空間が広がり、開放感が生まれます。また段差によって床面積が増えると、リビングまわりに収納スペースも確保できます。

この記事では、スキップフロアをどのように間取りに取り入れればいいのか迷っている人向けに、リビングにスキップフロアを取り入れるメリットを中心に解説します。ただし、スキップフロアの設置はメリットばかりではありません。スキップフロアを間取りに取り入れる際の注意点についても、設計前にしっかりと押さえておきましょう。

スキップフロアとは?

狭小住宅の強い味方「スキップフロア」で課題を克服

スキップフロアとは1階と2階の間、2階と3階の間といった具合に、各フロアの間に設けられた中間階のことです。壁やドアで空間を仕切らずに、床を半階ずつずらして作られます。段差を利用することで、各フロアが縦方向に緩やかにつながっていくのが特徴です。スキップフロアならではの独特なつながりが生まれるので、視覚的にも開放感のある空間に仕上がります。

スキップフロアがあることで、空間の広がりだけではなく床面積も増やすことが可能です。特に床面積が限られている狭小住宅や、変形地に住宅を建てる場合にも有効な方法で、ほかの居住空間を圧迫することなく収納スペースを確保できるとあって人気が高まっています。昨今の住宅ニーズにも合っていることから、スキップフロアを取り入れる人が増えています。

スキップフロアと一口にいっても、さまざまな種類があります。その種類は大きく分けて4つです。まずは、スキップフロアの種類について簡単に押さえておきましょう。

階段の踊り場を広げて作るタイプ

階段の踊り場は、一般的に1畳~2畳程度の大きさです。その踊り場を3畳以上に広げれば、小スペースのスキップフロアを作ることができます。ここに棚を設置すれば、収納スペースとしても使えます。またコンパクトな机やイスをおけば、ちょっとしたワークスペースにもなります。

スキップフロアにプラスしてリビング階段にすることで、階段スペースの活用の幅が広がります。さらにリビングに吹き抜けを作ると、より開放感のある空間になるでしょう。

階段の踊り場につくるスキップフロアにつきまして、詳しくはこちらをご覧ください。

高い段差でしっかり区切られたタイプ

階段の踊り場を広げた程度の広さではなく、ある程度の高い段差でしっかり区切ったタイプのスキップフロアを作ることもできます。高さがあるので、居室としても使いやすい点がメリットです。ワークスペースや書斎、子どもの学習スペースや遊び場、セカンドリビングとしても活用できます。

おすすめなのが、半階ずらして作る1.5階のスキップフロアです。子どもがスキップフロアにいても1階のキッチンにいる親と目線が合いやすく、見守りしやすいので安心です。1.5階のスキップフロアをキッズスペースにすれば、ごちゃごちゃしがちな子どものおもちゃがリビングに散らかることもないでしょう。

床の一部を少し下げて作る半地下タイプ

床の一部を下げて半地下のスキップフロアを作るのも人気があります。場合によっては、デッドスペースになりがちな階段下の空間も活用できます。リビングの床を一部下げて半地下タイプのスキップフロアにすれば、リビング収納をたっぷりと確保できます。

半地下なのでロフトのようにハシゴを上り下りする必要がなく、少しの段差で荷物の出し入れが可能なので、高齢になっても安心です。普段使わないものや布団、扇風機やヒーターなどの季節家電の収納にも適しています。

半地下タイプは直射日光が当たらないため、冷暗所としても使うこともできます。食料の備蓄やワインなどの保管場所としても最適です。

平屋の天井部分に作るタイプ

こちらは平屋限定になりますが、平屋は2階が無い分、天井の高さを自由に決められるため、屋根裏を活用しやすいのが特徴です。屋根裏に1.5階のスキップフロアを作ると、高さや広さが確保しやすいので、居室スペースとしても活用できます。子ども部屋や寝室など、隠れ家のような部屋を作れます。扉を付けることも可能なので、独立した1つの部屋としてさまざまな使い方ができるでしょう。

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リビングにスキップフロアを取り入れるメリット

スキップフロアの種類が分かったところで、リビングにスキップフロアを取り入れると、どんなメリットがあるのかについて見ていきましょう。

リビングが開放的でおしゃれな雰囲気になる

老後が心配?スキップフロアのある住まいづくりで大事なこととは

スキップフロアを取り入れると、壁などで区切られていない分、視野が縦方向に広がり、実際の面積よりも広さを感じやすくなります。天井を高くしたり吹き抜けを一緒に作ったりすることで、光が家全体に届き、明るく開放的な空間にできます。開放的な空間はおしゃれな雰囲気もあり、特に狭小住宅でリビングが狭い場合に有効です。

リビングまわりの収納スペースが増やせる

スキップフロアのメリットとは

例えば、1.5階のスキップフロアを作ったら、その下にある空間も収納スペースとして活用できます。建築基準法の定めにより、スキップフロア下の収納スペースの天井高は1.4m以内に収めるなどの条件を満たすと、延べ床面積に算入されません。延べ床面積に算入されないということは、容積率にも影響しないため、容積率ギリギリの大きさで建てることの多い狭小地におすすめの方法です。

そのため、狭小地に住宅の場合は、天井高1.4m以内の収めたスキップフロアを取り入れて床面積を増やし、スキップフロア下に収納スペースを作る人が多いでしょう。

現代のライフスタイルに合っている

昨今、テレワークや在宅ワークが増えています。とはいえ、床面積に余裕がないと書斎を作ることは難しいものです。また、子どものリビング学習にも注目が集まっていますが、時間や場合によってはリビングで勉強しづらいこともあります。

そんなときこそ、1.5階のスキップフロアが大活躍します。リビングとは少し離れたところにワークスペースがあれば、リビングにいる子どもの気配を感じながらテレワークが可能です。また、子どもの学習スペースをスキップフロアに作った場合も、家族が集うリビングと程よい距離感で勉強ができます。

家族とコミュニケーションが取りやすい

例えば、1.5階のスキップフロアを子ども部屋や学習スペースにすれば、子ども部屋にこもっている状態よりも子どもの気配を感じやすくなります。気軽に声をかけられるので、コミュニケーションも取りやすいでしょう。また、スキップフロアをセカンドリビングにすれば、程よい距離感を保ちながら家族各々が好きなように過ごし、それぞれがくつろげる時間が確保できます。

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スキップフロアを作る際の注意点!

スキップフロアをリビングに取り入れるとメリットは多いものの、気を付けるべきこともあります。

なお、併せて老後生活でスキップフロアのある暮らしの注意点についての記事もご覧ください。

冷暖房効率が下がる

スキップフロアは縦に緩やかにつなげる構造です。そのため、吹き抜け同様、冷暖房の効率が下がりやすくなります。スキップフロアをリビングに取り入れる際は、家全体を均一な温度に保つことができる全館空調の導入も一緒に検討しておきましょう。1階部分の寒さ対策を行いたい人は、床暖房の設置も合わせて検討するとより効果的です。

構造によっては耐震性に不安が残ることも

スキップフロアは段差が多い構造です。一般的に木造住宅は木材のしなりによって地震や風からの衝撃を吸収します。そして住宅は地震の横揺れに対して、壁だけでなく床でも支えています。

スキップフロアは段差が多く、床が一体化していません。そのため、地震の揺れを均等に伝えることができず、横揺れを吸収しにくくなってしまいます。ただし、設計時にそういった点もしっかり考慮すれば、耐震性を高めることは可能です。したがって、施工するハウスメーカーはスキップフロアの実績が豊富なところが安心です。また、耐震性が確保される構造を選ぶのもいいでしょう。

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耐震性を確保しつつスキップフロアを取り入れるなら、トヨタホームがおすすめ

スキップフロアは構造が複雑であるため、設計も施工も高い技術が求められます。その点、トヨタホームはスキップフロアの実績が豊富です。その上、トヨタホームが採用している独自の鉄骨ラーメン構造は、柱と梁が一体となっていて筋交いや耐力壁による制約を受けません。スキップフロアを取り入れても、耐震性が確保されるため、安心してスキップフロアを間取りに取り入れることができます。

トヨタホームの実例集や性能・技術を詳しく解説したカタログ請求も可能です。お近くの展示場へもぜひお越しください。

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