価値観の変化によって多様化するライフスタイル。住宅も単なる「生活する場」ではなく、「人生を楽しむ場」と役割が変化してきています。その代表例が「ガレージハウス」です。
ガレージハウスとは、住宅の1階部分にガレージ(駐車スペース)を内包する家のことです。ガレージがあれば24時間365日、愛車をメンテナンスする楽しみが味わえたり、家の中から愛車を眺めたりすることができます。車やバイク好きにはたまらないスペースとなることでしょう。
さらに居心地のいい空間にするために見た目にもこだわり、おしゃれに仕上げたい人も多いかもしれません。そこでこの記事では、おしゃれなガレージハウスを手に入れたい人向けに、ガレージハウスの外観と内装のデザイン性を高めるポイントを紹介します。
おしゃれなガレージハウスを建てるポイントを紹介!
おしゃれなガレージハウスを建てたい人向けに、ガレージハウスのデザイン性を高めるコツを外観・内装別に紹介します。
【外観】アクセントになるシャッターを選ぶ
ガレージハウスのガレージ部分は、「ビルトインガレージ」または「インナーガレージ」と呼びます。このガレージ部分では開閉部にシャッターなどを取り付けて、クローズドタイプにすることも可能です。その際のシャッターは見た目を大きく左右するため、選び方にもこだわりたいところです。
最近では、デザイン性に優れたガレージシャッターも増えてきました。主にシャッターの素材はスチール製、アルミ製、ステンレス製、木製(木目調)の4種類です。使う素材によって見た目の印象が変わり、中でもステンレス製と木製(木目調)のシャッターには高級感があります。とくに人気なのが木製(木目調)シャッターです。重厚感があるのでシャッターの持つ無機質な印象がなくなり、家の外観アクセントにもピッタリです。
ただし木製にするとコストがかかったり、メンテナンスの手間がかかったりする点には注意が必要です。予算内で収めることができるか、きれいな状態を維持するためにメンテナンスができるか、よく考えて設置しましょう。
【外観】ガレージハウスの外壁はツートンに抑える
ガレージハウスはシャッターでアクセントをつけることで、おしゃれさが際立ちます。そのため、外壁は2色のツートンに抑えておくのがおすすめです。シャッターにも外壁にもたくさんの色を使い過ぎてしまうと、ちぐはぐな印象になりやすいものです。
例えば、濃いグレーを基調に外壁をワントーンにて、黒のシャッターで引き締めると家全体に統一感が出ます。
家の形状によっても印象が変わってくるため、外壁の色はトータルバランスにも注意することが大切です。総二階なのか、凹凸が多い家なのかによっても、メリハリをつける場所が変わってきます。どこにどの色を配置するべきか迷ったときは、ガレージハウスの実例を見たり、ハウスメーカーに相談してみたりしましょう。
外観をおしゃれにするコツにつきまして、詳しくはこちらをご覧ください。
【内装】ガレージ内の壁紙で趣のある空間に仕上げる
ガレージを開放した際に重要になるのが、内装の壁紙です。基本的にガレージはシャッターを閉めたままにすることが多いですが、車を出し入れするときには意外と中まで見えてしまうものです。人からの印象だけではなく、自分が作業をするときの居心地の良さも考えて、内装もおしゃれにしたい人も多いでしょう。
おしゃれな空間にするには、天井に木目調サイディングを貼り木の温もりがあふれる空間に仕上げたり、あえてコンクリートの打ちっぱなし柄にして重厚感あふれる雰囲気にしたりするのもよいでしょう。1カ所のみアクセントカラーになる壁紙を貼ったり、または塗装したりすると個性的な空間にもなります。
ガレージの内装は居心地を左右するものなので、開放したときの外観との調和をはじめ、どんな空間なら心地よく過ごせるかを考えることも大切です。
【内装】照明でガレージ内の雰囲気にもこだわる
ガレージには照明も必須です。とくに「24時間車のメンテナンスをしたい」「DIYなどの作業をしたい」という場合は、作業ができる程度の明るさが必要になります。とはいえ、ガレージのデザイン性を高めるには、照明にもこだわりたいものです。
1つ大きな照明を取り入れるのではなく、ダクトレールやスポットライトなど部分的に使うことで、ガレージ全体がおしゃれな雰囲気になります。とくに愛車を美しく見せたい人は、スポットライトがおすすめです。愛車を照らすことで、効果的に陰影ができます。また、スポットライトは位置と角度を自由に変更できるので、作業に合わせて調整ができます。
仕事から帰ってから車をいじりたいと思っても、日が暮れしまうと暗くなり、作業しにくくなってしまいますが、計画的に照明を配置すれば夜間の作業もしやすくなるでしょう。
【内装】見せる収納を楽しむ
ガレージは、ただの駐車スペースだけではありません。収納スペースや趣味の場としても活用できます。ただし収納スペースとして使いたい場合は、ただの物置になってしまわないよう「見せる収納」にチャレンジしてみましょう。そうすれば、アウトドア・ショップのようなおしゃれな雰囲気になります。DIYなどに使う細々した工具も見せて収納することで、作業の際に取り出しやすくもなります。
【内装】ガレージとの仕切りにガラスを使う
室内とガレージとの仕切りはガラスで仕上げると、よりガレージがショーケースのようなおしゃれな仕上がりになります。全面ガラス張りにすれば、室内からいつでも愛車を眺めることも可能です。
ただしガラス張りにする際は、車をどの向きから眺めたいかを考えて間取りを決めましょう。車を横から見たいのか、前から見たいのか、車を見る方向によって間取りも変わります。建てる前にしっかり検討しておきましょう。
理想のガレージハウスを手に入れるための注意点
ガレージハウスはメリットも多い間取りですが、ガレージハウスを建ててから後悔することがないように、注意点についても理解しておくことが大切です。ここからは、理想のガレージハウスを手に入れるためにやるべきことを紹介します。
ハウスメーカーとイメージを共有する
理想のガレージハウスにするには、どんなガレージハウスにしたいか具体的なイメージをつかむことが重要です。インターネットで好みのガレージハウスの画像を集めたり、雑誌などを参考にしたりするとイメージがつかみやすくなります。また視覚化しておくと、家族やハウスメーカーにイメージを伝えやすくなるので、イメージしたものは依頼したいハウスメーカーに共有しましょう。
ハウスメーカーによっては、イメージしたテイストについて得意不得意であることもあるので、事前に伝えておくと契約後のミスマッチを防ぐことができます。理想のガレージを作るためには、自分たちの理想のガレージハウスを実現してくれるハウスメーカーを探すことも大事です。
鉄骨など耐震性が高い構造で建てる
ガレージ部分は車の出入りする部分が大開口となります。さらに台数が多ければ多いほど、より大きな開口部にしなければなりません。木造建築で大開口を作ると、耐震性に不安が残ることもあります。いくら思い通りの間取りになったとしても、耐震性に不安があっては安心して暮らすことはできません。
自分たちの理想のガレージハウスを手に入れるなら、鉄骨など設計の自由度が上がる構造がおすすめです。設計の自由度が高いだけではなく、耐震性の確保にもつながります。
耐震性で注意したいポイントにつきまして、詳しくはこちらをご覧ください。
トヨタホームなら設計の自由度が高いガレージハウスが実現する!
理想のガレージハウスを手に入れたいなら、構造にも着目しましょう。木造建築でデザイン性を高めることも可能ですが、設計によっては実現できないこともあります。間取りやガレージのサイズや向きなどに制約が出て妥協してしまうと、あとから後悔が残る可能性もあります。建てて後悔しないためにも、鉄骨など自由度が高い構造を選びましょう。
鉄を知り尽くしたトヨタホーム独自のラーメン構造は、高い耐震性と耐久性を持ち、長く住み続けられる住まいを作りあげます。構造の強さやデザインの自由度について詳しく知りたい方は、ぜひお近くの展示場にお越しください。トヨタホームの強みや実例を掲載したカタログ請求もご利用いただけます。
【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag
【カタログ請求はこちら】https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/list/?ad_cd=hometag