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2023.03.31

吹き抜けのメリット・デメリットまとめ!後悔しない家づくりを

吹き抜けのある注文住宅

吹き抜けのメリット・デメリットまとめ!後悔しない家づくりを

住宅展示場や分譲地のモデルハウスでは、吹き抜けのあるおしゃれな家をよく見かけます。実際に家の中に入ってみてダイナミックな開放感を味わうと、自分の家にも取り入れたくなるものです。しかしながら、吹き抜けのある家を建てたことに後悔の声がないわけではありません。家は大きな買い物です。そのときの感情に流されるのではなく、メリット・デメリットを把握したうえで決めることが大切です。

この記事では、吹き抜けのメリット・デメリットをまとめて紹介します。家づくりで後悔しないために、ぜひ参考にしてください。

吹き抜けとは?

吹き抜けとは

吹き抜けとは、建物の内部に高い天井を設け、上部に開口部を設けた空間のことを指します。通常、2階以上の部屋に設けられ、見上げたときに自分がいる階の天井ではなく上階の天井が見える状態となります。高い天井と開口部によって通風や換気を促進する効果があり、建物内部に開放感のある空間を作り出します。

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吹き抜けのメリット

大きな吹き抜けと大開口窓で開放感がある注文住宅

吹き抜けのメリットには、主に次の4つがあります。

・部屋を開放的に見せてくれる

・自然光が入り部屋が明るくなる

・風通しを確保できる

・家族同士のコミュニケーションが円滑になる

部屋を開放的に見せてくれる

戸建て住宅の標準的な天井高は2,200~2,400mmほどで、建築基準法に定められた居室の天井高2,100mmよりも高くとられているのが一般的です。ただし、天井によって多少の圧迫感が生じることは避けられません。

部分的に吹き抜けを取り入れると天井のない空間ができ、視線が抜けて広々とした部屋に感じられるようになります。狭小住宅など圧迫感が生まれやすい間取りに取り入れると、より効果的といえるでしょう。

自然光が入り部屋が明るくなる

吹き抜けに天窓や高窓を設けると、上階から自然光が差し込み、スタイリッシュで明るい空間が実現できます。吹き抜けは家族が集まるリビングや玄関から続く階段まわりに作るのが一般的ですが、そのほかの場所に作るのも効果的です。たとえば南北に長い土地の場合、北側に配置した部屋は暗くなりがちで、昼間でも照明をつけて過ごすことが多くなります。そのような間取りでは北側に吹き抜けを作ることで光が届きやすくなり、快適に過ごせるようになります。

ちなみに天窓は屋根に設置される窓、高窓は壁面上部に設置される窓を指します。位置や形状を変えることで部屋の雰囲気や明るさを変えることができます。

風通しを確保できる

家の風通しが悪いと室内に汚れた空気や湿気がたまり、健康に影響を及ぼします。風の通り道を作るには2カ所以上に窓を設ける必要がありますが、住宅密集地など周辺に家が多い環境だと思う位置に窓が付けられず、換気の悪い家になってしまう可能性もあります。そのような心配は、吹き抜けを作ることで解消できるでしょう。

温かい空気には上に向かって流れる性質があります。たとえばリビングを吹き抜けにした場合、リビングの窓から新鮮な空気が入り込み、温かい空気が上に流れて上階の窓から抜けていくという風の通り道ができあがります。吹き抜け部分の天井や壁に開閉可能な天窓・高窓を取り付ければ、さらに効率よく換気ができるでしょう。

家族同士のコミュニケーションが円滑になる

吹き抜けで家族同士のコミュにケーションが円滑になる

吹き抜け部分は上下の階が床で分断されない空間です。1階と2階でそれぞれに家族が過ごしていてもお互いの気配が感じられ、コミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。

リビングを吹き抜けにする場合には、廊下に階段を設けるのではなく、リビング階段を取り入れるとよいでしょう。リビングと階段が一体化することで開放感に加えてスタイリッシュな印象が生まれるだけでなく、家族が2階の自室に行く際には必ずリビングを通らなくてはならないため、コミュニケーションがより円滑になります。

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吹き抜けのデメリット

吹き抜けのデメリットとしては、主に次の4つがあげられます。

・冷暖房効率が下がり光熱費がかかりやすい

・吹き抜けの天井部分のメンテナンスが大変

・床面積が少なくなる

・耐震面に不安が残る

冷暖房効率が下がり光熱費がかかりやすい

吹き抜けによって開放感が生まれる一方で、冷暖房効率が下がり光熱費がかかりやすい点には注意が必要です。リビングに吹き抜けがある間取りでは、リビングで暖房を使用しても暖まった空気が上の階に逃げてしまい、なかなか暖まりません。反対に夏は2階に暑さがたまりやすく各部屋で冷房を使用するため、その分の光熱費がかかります。

現在は高断熱・高気密の家づくりが可能になったため、吹き抜けによる冷暖房効率の悪さは改善されつつあります。ZEH基準を満たした省エネの家に全館空調を取り入れれば、吹き抜けのある間取りでも温度が均一になり、より過ごしやすい住まいになるでしょう。

吹き抜けの天井部分のメンテナンスが大変

吹き抜けの天井に高さがある分、メンテナンスや掃除がしにくいという難点があります。天窓・高窓の掃除や天井に取り付けた照明の電球交換などは自分では難しく、専門業者に依頼するのが一般的です。ただし、業者に依頼すれば当然ながら費用がかかります。吹き抜け専門の掃除用具もありますが、実際にきれいになったかどうかを目で確認できないため、きれい好きな人はストレスを感じるかもしれません。

電球交換については、寿命が長いLED照明を取り入れることでメンテナンス費用を節約できます。自分で電球交換ができる昇降式の照明器具もあるので、いろいろ探してみることをおすすめします。

床面積が少なくなる

吹き抜けを作ることにより2階部分の床が減り、居住スペースとして使える面積が狭くなります。吹き抜けを実現したいあまりに収納を減らしたり、各部屋を少しずつ狭くしたりしては、住みにくい家になってしまうかもしれません。

狭小地では、3階建てを検討することにもなるでしょう。その場合は生活動線・家事動線をより丁寧に考える必要があります。なお、家の中に段差や階段が多いと、年齢を重ねてから日常生活に不便を感じがちです。吹き抜けのある3階建ての家は、普段の生活や将来のことを想像しながら慎重に検討する必要がありそうです。

耐震面に不安が残る

地震の際、床は建物の構造体の一部として地震の力を受け止め、建物全体の振動を分散する役割を持ちます。吹き抜けによって本来あるはずの天井と床が部分的になくなると、地震の揺れを分散する力が弱くなり、倒壊・崩壊の危険性が高まります。

木造建築の場合、柱や耐力壁が減ることでも耐震面に不安が残ります。吹き抜け部分の面積や階段との位置的なバランスによっては、地震に弱い家になってしまうかもしれません。

日本は言わずと知れた地震大国です。どこでいつ大きな地震が起きてもおかしくありません。これから吹き抜けのある家を建てるなら、しっかりとした構造計算に基づく耐震性の高い家を提案してくれるハウスメーカーを選ぶことが大切です。

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地震に強い吹き抜けのある注文住宅づくりをトヨタホームで叶えよう

地震に強い吹き抜けのある注文住宅づくり

トヨタホームの家は国が定めた住宅性能表示制度の最高ランク「耐震等級3」の基準値を大きくクリアしています。「耐震等級3」は、消防署など災害時の支援拠点となる建物の耐震性能に匹敵するものです。それほどの高い耐震性を実現した秘密は、強靭な構造体「パワースケルトン」にあります。

高層ビルにも採用されている鉄骨ラーメンユニット構造により、高い耐震性がありながら大きな吹き抜けでダイナミックな開放感を演出できる家づくりが可能となりました。トヨタホームの吹き抜けの家が気になる人は、どうぞお気軽にカタログ請求または展示場へご来場ください。

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