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2023.03.31

完全分離タイプの二世帯住宅でも後悔?デメリットから対策を立てておこう

完全分離タイプの二世帯住宅

完全分離タイプの二世帯住宅でも後悔?デメリットから対策を立てておこう

二世帯住宅の中でも、一番プライバシーが守れると人気の完全分離タイプ。しかし、お互いのライフスタイルや家庭の事情を考慮せずに建ててしまい、完全分離タイプに後悔している人もいます。では、完全分離型のどのような点に後悔しやすいのでしょうか?この記事では、二世帯住宅の完全分離タイプで後悔しているケースを紹介します。対策も合わせてお伝えするので、プランを考える前に押さえておきましょう。

二世帯住宅で一番人気は「完全分離タイプ」!メリットは?

二世帯住宅は、「完全分離タイプ」「共用タイプ」「一部共用タイプ」の3種類があります。中でも一番人気は完全分離タイプです。なぜ人気があるのか、その理由とメリットを押さえておきましょう。

各世帯のプライバシーが守られやすい

各世帯のプライバシーが守られやすい完全分離タイプ

完全分離タイプとは、その名の通り完全に分離している二世帯住宅のことです。基本的に玄関も別々ですから、親世帯と子世帯は隣り合っているだけで、生活は完全に別世帯となります。世帯間の生活リズムが合わない、ライフスタイルが違うといったケースでも気兼ねなく生活できるのが完全分離タイプの大きなメリットです。

二世帯住宅のタイプには、寝室以外の空間をどちらの世帯も使用する「共用型」、部分的に共用する「一部共用型」があります。どちらのタイプも各世帯間でコミュニケーションを取りやすい一方で、プライバシーの確保が難しいのが懸念材料です。完全分離タイプの場合、各々が好きなように暮らせるため、プライバシーが守られます。ストレスが他の二世帯住宅に比べて軽減されるというメリットがあります。

困ったときは助け合える

困ったときは助け合える完全分離タイプ

親世帯、子世帯でそれぞれ生活しつつも、お互い困ったときは助け合えるバランスの良さが完全分離タイプの魅力です。つかず離れずの距離感を保った暮らしは、お互いの世帯にメリットが生まれます。たとえば親世帯は、自分たちが病気やケガをしたときに病院の送迎や家事をお願いしやすいでしょう。反対に、子世帯は自分たちの子どもの面倒を見てもらえるメリットがあります。

夫婦共働き世帯のなかには、子どもの体調不良時に仕事が休めない、保育園のお迎えに間に合わないなどの問題を抱える家庭が少なくありません。しかし、二世帯住宅で暮らす親世帯がいれば、可愛い孫のために子育てをカバーしてくれるでしょう。

生活費などの費用負担が明確

完全分離タイプの二世帯住宅は、生活費や光熱費はそれぞれの家庭が負担します。他の二世帯住宅では、共用部分が多いと生活費の負担割合が分かりづらくなる点がデメリットです。二世帯住宅や同居で揉めやすいのが「お金」の問題。完全分離タイプはその点がクリアなので、揉め事が少ないと言えます。

二世帯住宅の一部を賃貸に出せる

完全分離タイプは基本的に玄関も別々ですから、独立性が高い住居タイプです。もし親世帯が亡くなったり施設に入ったりしたら、使わなくなった居住スペースを賃貸に出すこともできます。

逆に子世帯が転勤で海外に行くなど長期不在の場合も、賃貸に出せば家賃収入を得られます。将来的に賃貸に出す可能性があるなら、あらかじめ電気やガス、水道メーターは2つずつつけておくと安心です。

【関連記事】【間取り実例あり】二世帯住宅とは?メリット・デメリット、費用相場も解説

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完全分離タイプで後悔する点とは?デメリットから対策も押さえておこう

完全分離タイプの二世帯住宅を建てて後悔している人もいるようです。後悔しやすい点と、その対策を紹介します。

深夜・早朝の生活音が気になる

完全分離タイプは「上下分離タイプ」と「左右分離タイプ」の2種類あります。完全分離とはいえ、壁や床で隔てられているだけなので、お互いの生活音が多少聞こえるのは避けられません。特に生活リズムが異なると生活音が気になりやすく、親世帯が早朝から動くと寝ている子世帯がゆっくりと寝られないケースもあります。

逆に親世帯が寝た後の深夜帯に子世帯が掃除機をかけたり、友だちを招いて夜遅くまで騒いだりすると音が気になって眠れない場合もあるでしょう。特に上下分離タイプだと、小さい子どもの走る音が響いて睡眠の妨げになるおそれがあります。生活は別とはいえ、同じ建物で暮らしているため「音」に対しての配慮は必要です。

【対策】防音対策を施す

上下分離タイプでの二世帯住宅では、子世帯が2階に住むケースが圧倒的に多いと言えます。その場合、床材で防音対策を施しておくことが欠かせません。建築費用に余裕があるなら、二重床にするとより防音対策の効果を得られます。

建築費用に余裕がない場合でも、フローリングだけでは音が響きやすいのでコルクタイルやカーペットなどを敷くのが有効な対策です。左右分離タイプの場合は、親世帯の寝室近くに子世帯のリビング、キッチン、お風呂などを配置すると音が気になりやすいので、間取り計画に気をつけましょう。

互いの居住スペースへの行き来が手間取る

二世帯住宅の完全分離タイプのデメリット

玄関も別々で独立性が高いということは、お互いの部屋に行き来するには一度外に出なければなりません。親世帯が要介護状態になると、行き来する頻度は多くなるでしょう。頻度が多くなるほど、完全分離タイプは面倒だと感じる場面が増えるかもしれません。

【対策】ウッドデッキなどで庭の一部をつなげる

左右分離タイプは、庭の一部にウッドデッキを設置して渡り廊下のようにつなげておくと、外に出ずにお互いの部屋を行き来できます。プライバシーに配慮しつつ、行き来をスムーズにするには、室内に鍵付きの内扉を設置する方法もよいでしょう。

上下分離タイプは玄関を各階に設け、2階への階段を建物の外側に設ける「外階段」にする間取りが主流です。ただし内部で行き来したいなら、コストとスペースが必要ではあるものの、部屋の中にもう1つ「内階段」を設置する手もあります。ちなみに最近は、完全分離タイプでも利便性が重要視され、玄関のみ共有にして「内階段」を選ぶ人が増えています。

税金の費用負担やメンテナンスのことで揉める

完全分離タイプは、生活費などのお金の負担が明瞭です。しかし固定資産税などの税金に関して、どちらが負担するか取り決めしていないことが原因で揉めるリスクがあります。庭を共有した場合も、どちらがメンテナンスするか決めておかないと、住み始めてから揉める要因となるので注意が必要です。

【対策】建てる前にお金やメンテナンスについて取り決めする

建ててから問題が発生すると関係がこじれやすく、最悪の場合はトラブルに発展するケースもあります。お金やメンテナンスの分担などは建てる前に取り決めしておくと安心です。

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親世帯と子世帯がほどよい距離で、協力しながらみんなで一緒に暮らせるのが二世帯住宅の良さ。しかし、同居する家族やライフスタイルによって、理想の二世帯住宅の在り方が変わります。完全分離タイプは人気であるものの、場合によって暮らしにくさを感じるかもしれません。

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