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2023.05.24

【注文住宅】回遊動線のある、30坪台間取り実例!メリット・デメリットも紹介

回遊動線のある間取り

【注文住宅】回遊動線のある、30坪台間取り実例!メリット・デメリットも紹介

行き止まりがなく、家中をぐるぐると移動できる回遊動線にすれば効率良く移動できます。家中を効率良く移動できれば、朝の忙しい時間帯でも渋滞が起きにくくなったり、家事効率が上がるなど得られるメリットが数多くあります。その反面デメリットもあるため、間取り設計の際は注意点を押さえることが大切です。

この記事では、30坪台の間取り実例を紹介し、合わせて回遊動線のメリットとデメリットも解説します。生活するうえでの動線を考慮して、間取りを考えてみましょう。

回遊動線とは?

回遊動線とは?

回遊動線とは、家の中に行き止まりがなく、ぐるぐると回れる動線のことです。通常の住宅は廊下から続く各部屋で行き止まりとなりますが、回遊動線の住宅は引き返さずにぐるりと回れます。回遊動線を採用する住宅の場合、特に家事動線を重視して水回りの配置などを工夫した間取りが人気です。

洋風建築が主流の現代では、プライバシーに配慮した間取りの住宅が一般的となっているため、回遊動線を採用している住宅を見かける機会は少ないかもしれません。しかし、かつての日本家屋は回遊動線の間取りが主流でした。壁が少なく部屋同士を襖で区切る昔の日本家屋は回遊動線となっているため、日本人にとってはお馴染みの動線といえます。

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回遊動線のメリット

回遊動線のある間取り

回遊動線の間取りを採用すると、どのようなメリットがあるのか具体的に解説します。

空間が広く感じられる

回遊動線にすれば壁が少ない構造になるため、遮るものがあまりなく開放的な空間になりやすい特徴があります。家の面積は変わらないものの、壁が少なくなる分だけ開放感を得られます。

空間を区切るためにドアや引き戸を設ける場合は、ガラス入りの建具を採用することで開放感を阻害することがありません。光も取り込みやすいので、家の中が明るくなる点もメリットです。

家事効率が向上して時短になる

回遊動線は、経路が複数生まれることで移動距離が短くなり、移動時間も短縮できます。家事効率が大幅に向上し、家事にかかる時間の短縮も可能です。たとえば、すべての水回りを回遊動線で結ぶと料理をしながら洗濯をすることも可能です。

掃除をする際も、行き止まりがないためスムーズに掃除機をかけられます。コード付きの掃除機を使っている場合は、特にメリットを感じられるでしょう。

朝など特定の時間に渋滞が起きにくくなる

朝の支度時間は、通勤・通学のために家族全員が大忙しのタイミングです。特に洗面脱衣室の周辺は渋滞しやすい傾向にあり、朝からストレスを感じている人もいるかもしれません。また、料理中にキッチンに複数人いると狭く感じやすく、場合によってはぶつかるリスクもあります。

回遊動線がある家は、出入りがしやすくなるため渋滞が発生しにくくなります。動線に流れができるため、家族同士が交錯するリスクも軽減することが可能です。家族の人数が多く、洗面脱衣室が毎朝混雑する家庭ほど、回遊動線の採用をおすすめします。

部活や遊び帰りの子どもがお風呂に直行できる

回遊動線にすると、各部屋へのアクセスがスムーズに行き来できるため、汗だく、砂まみれで帰って来た子どもがリビングを通らず、風呂場に直行できる間取りを実現できます。リビングや廊下などを汚すリスクを軽減できるのは、大きなメリットでしょう。動線上に着替えやバスタオルなどを置けるウォークスルークローゼットを設置すると、さらに使い勝手が向上します。

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回遊動線のデメリット

回遊動線には魅力的なメリットが多くある一方で、重要度の高いデメリットもあります。特に注意したいデメリットを2つ解説します。

各居住スペースを削る必要がある

回遊できる通路を確保するためには、生活スペースや収納スペースを削る必要があります。回遊動線によって生活利便性を向上できるとはいえ、必要なスペースを確保できないのは問題です。

たとえば独立型キッチンのアイランドタイプは、周囲を回遊できるとして人気があるものの、キッチンスペースが広くなりやすく、リビングを圧迫する可能性があります。特に床面積に限りがある場合、居住スペースを十分に確保できるのか、ハウスメーカーに相談しながら進めましょう。

壁が少ない構造になり耐震面に不安が残る

回遊することを優先しすぎると壁が少ない構造となり、耐震面にやや不安が残ります。地震大国と呼ばれる日本において、耐震性の高さは重要な項目です。新築住宅は、耐震基準を満たしていなければ建築許可が下りないので、建築できる家は耐震基準をクリアしていることになります。しかし、回遊動線を採用すると開口部が多くなり、耐力壁を設けにくくなってしまうのは避けられません。

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回遊動線の取り入れる際の注意点

回遊動線の取り入れる際の注意点

ここでは、回遊動線の間取りにする際に気をつけるべきポイントについて解説します。

実際の暮らしをイメージしながら必要な回遊動線を取り入れる

回遊動線のある家は、ぐるりと回れるため利便性が向上するとはいえ、やみくもに取り入れても生活が便利になるわけではありません。たとえば、和室と玄関をつなげたものの、来客が少ない家庭だと利用頻度が減ってしまうでしょう。「このスペースとこのスペースがつながっていると便利」といったように、実際の自分たちの生活を具体的にイメージしながら必要に応じて取り入れることが大切です。

施工実績が多いハウスメーカーに依頼する

回遊動線のある家は、間取りが複雑になりやすく設計難易度が高くなります。回遊動線の施工に詳しくないハウスメーカーに依頼すると、暮らしにくい家になってしまうかもしれません。

たとえば、移動のしやすさだけを重視してバスルームやトイレ、リビングを回遊動線でつなげた結果、プライバシーの確保ができなかったり、ニオイが気になったりするケースがあります。回遊動線を重視して廊下を増やした結果、居室スペースが狭くなる点も懸念材料です。

失敗を避け、満足度の高い住まいを手に入れるためにも、施工を依頼するハウスメーカーは実績が多いところが安心です。

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【30坪台・間取り図】回遊動線のある住まい

最後に、回遊動線のある間取りを紹介します。具体的なイメージを膨らませるための参考にしてください。

【36.6坪】水廻りや和室に移動できる大開口LDKのある住まい

【36.6坪】水廻りや和室に移動できる大開口LDKのある住まい

玄関から入ってすぐに2階、和室、LDK、洗面脱衣室に行ける間取りです。特に和室にも玄関から直接行けるため、来客時もスムーズに案内できます。玄関から大開口のリビング、洗面脱衣室をぐるりと回ることができ、家事効率も向上します。2階に主寝室と居室のプライバシー空間と納戸を集約したことにより、1階の回遊動線を最大限に活かせる間取りです。

【36.0坪】収納と家事動線がスムーズな住まい

【36.0坪】収納と家事動線がスムーズな住まい

玄関から入ると、パントリー経由でキッチンに行くことができる間取りです。買い物から帰った際は、食材などをすぐに収納できるため家事効率が向上します。玄関とキッチンの両方から行くことができる約20畳の広さを確保したリビングは、4.2畳のスマート和室と隣接させているため開放感も抜群です。玄関・パントリー・キッチン・リビングを回遊動線でつなげたことで、収納も家事も効率良くできる間取りとなっています。

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家事ラク動線の注文住宅ならトヨタホームに相談しよう

家の中に行き止まりがなく、ぐるりと回れる回遊動線は近年注目される間取りとなっています。空間が広く感じられるのはもちろん、家事効率や家族みんなの利便性が向上するメリットがあり、快適な暮らしを実現できるのが魅力です。

ただし、自分たちだけのイメージで計画を立てると使いにくい家になる可能性もあります。建てる人のライフスタイルによってどのような回遊動線にすべきかが変わるため、家事効率を向上させるために回遊動線を取り入れたいなら、まずは施工実績が多いハウスメーカーに相談することを検討しましょう。

そして回遊動線にすると耐力壁が少なくなりやすく、耐震性の面でやや不安が残ります。「耐震性もしっかり!」という人は、トヨタホーム独自のラーメン構造がおすすめです。業界トップクラスの太い柱を使用しており、耐久性と耐震性に優れた安全かつ快適な住まいを実現できます。

トヨタホームの家づくりが気になる方は、無料のカタログを請求のうえご確認ください。より具体的に住まいのイメージを固めたい方は、お近くの展示場へどうぞ。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

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