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2023.06.23

おしゃれな平屋におすすめの屋根タイプは?選び方と屋根材との相性も解説

おしゃれな平屋におすすめの屋根タイプは?選び方と屋根材との相性も解説

おしゃれな平屋におすすめの屋根タイプは?選び方と屋根材との相性も解説

屋根は住宅の耐久性を左右するだけでなく、建物の外観を大きく左右する要素の一つにもなります。仕上げる住宅のイメージにマッチする屋根を選ぶことで、住宅のおしゃれさをアップできるでしょう。

この記事では、平屋の住宅をおしゃれな印象に仕上げたい人へ向けて、どのような形状の屋根がおすすめなのかを解説します。屋根材の特徴や相性、地域や気候に合わせた屋根タイプの選び方についても紹介していきます。

おしゃれな平屋に似合う屋根タイプは全部で4タイプ!

おしゃれな平屋でよく使われる屋根には「切妻屋根」「寄棟屋根」「片流れ屋根」「陸屋根」の4タイプがあります。それぞれの特徴や、メリット・デメリットを見ていきましょう。

屋根の形状や勾配について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

【関連記事】理想の家は屋根から考える!屋根の形状や勾配について解説!

切妻(きりづま)屋根

注文住宅の平屋の切妻(きりづま)屋根

切妻屋根とは、屋根の頂点から2つの方向に勾配をつけた三角形型の屋根のことをいいます。落ち着きのあるシルエットが魅力で、多くの住宅で取り入れられている屋根形状です。

シンプルな形状なので施工がしやすく、雨漏りなどのトラブルが発生しにくい、メンテナンスがしやすいといったメリットがあります。屋根がまとまった面積になるので、太陽光パネルの設置を検討している人にもおすすめです。

一方、屋根の妻側(正面から見て屋根が三角に見える側)の外壁は日光や雨風に直接さらされ、劣化が進みやすいのはデメリットといえるでしょう。

切妻屋根は、屋根の勾配を緩くすることで家に柔らかさを出せます。緩い勾配の切妻屋根を使った家は、より四角く箱型のシルエットに近づき、切妻屋根のシンプルさがより強調されます。

反対に屋根の勾配をキツくすると、屋根の輪郭を際立たせられるのがポイントです。勾配の急な切妻屋根はモダンな住宅と相性が良く、スタイリッシュな印象の平屋に仕上げられます。

寄棟(よせむね)屋根

注文住宅の平屋の寄棟(よせむね)屋根

寄棟屋根とは、頂点から4つの方向へ向けて勾配を設けた屋根のことをいいます。日本では、切妻屋根と並んでポピュラーな屋根形状です。

4つの方向に勾配のある寄棟屋根は屋根に降った雨が排水されやすいため、雨の多い地域に向いています。吹きつけた風も分散されるので、強風被害のリスクを抑えられるのもメリットです。

雨が排水されやすい寄棟屋根ですが、比較的複雑な構造をしているため、屋根同士の接続部分から雨漏りしやすい点は注意が必要です。屋根裏スペースや太陽光パネルの設置スペースも取りづらく、ロフトや太陽光発電を導入したい場合には不向きでしょう。

おしゃれな寄棟屋根にするには、軒先のラインを強調するのが効果的です。屋根材をシャープな仕上がりとなる瓦にすれば、スタイリッシュな見た目の屋根に仕上げられます。さらに軒を深くすると、住宅全体に重厚感が出てシックな印象を演出できるのが特徴です。伝統的な日本家屋のテイストを織り交ぜた、和モダンの外観を目指すなら寄棟屋根がおすすめです。

片流れ屋根

片流れ屋根とは、頂点から1つの方向にのみ勾配がある屋根形状のことをいいます。片流れ屋根にすると頂点側の外壁に高さが生まれ、採光窓や屋根裏スペースを設置しやすくなるため、平屋で用いられるケースが多くなっています。

シンプルな形状の片流れ屋根は、モダンでダイナミックな印象が魅力です。傾斜が1方向なので、アシンメトリーの個性的な仕上がりとなります。屋根の面が大きいので太陽光パネルが設置しやすく、屋根裏に広いロフトを設置することも可能です。シンプルで施工がしやすく、コストを抑えられるのもメリットです。

ただ、片流れ屋根は風を1面のみで受けるため、風に比較的弱い屋根構造とされます。傾斜の下側にある1面以外の3面は、日光や雨風による外壁の劣化が進みやすい点も注意が必要です。

最近では、切妻屋根の片面を長めに取り、切妻屋根・片流れ屋根の良いとこどりをした「招き屋根」の人気も高まっています。

陸(ろく・りく)屋根

これまで紹介してきた屋根形状はいずれも傾斜が設けられていましたが、一切傾斜がなく平らな屋根が陸屋根です。屋根の装飾性がないので、4つのタイプの中で最もシンプルでスッキリとしたデザインとなります。

瓦やスレートといった屋根材を使用せず、住宅の最上部に直接防水工事をおこなって仕上げます。構造上、鉄筋コンクリート造・鉄骨造の住宅は原則陸屋根です。

シンプルな外見以外に陸屋根のメリットといえるのが、屋上活用の可能性が広がることです。屋上に登れるつくりにしておけば、家庭菜園やちょっとした緑地、洗濯物干しスペース、屋上テラスなど幅広い使い方ができるでしょう。

一方、屋根が平らなので雨水が溜まりやすい点は要チェックです。雨漏りが起こらないよう、防水加工のメンテナンスが欠かせません。

陸屋根を取り入れる際は、住宅自体も曲線や凸凹の少ないデザインとし、水平や垂直で外観を構成するのが基本的なスタイルです。都会的でスタイリッシュなシンプルモダンの平屋を実現できます。

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平屋におすすめの屋根素材は2タイプ!

ここまで屋根形状の違いについて紹介してきましたが、屋根に使われる素材にも種類があります。住宅の構造や設計、環境によって適した屋根材は異なるため、おしゃれな平屋づくりには素材選びも重要です。

なお、さびにくく長持ちする金属系のガルバリウム鋼板も新築の屋根材として人気ですが、施工できる会社が少ないのがデメリットといえます。ここでは、施工事例の多い「スレート」「瓦」の2タイプに絞って紹介します。

スレート

平屋におすすめの屋根素材は2タイプ「スレート」

現在多くの新築で用いられているスレートは、岩などの材料を薄く板状にした屋根材のことです。

大きく分けて、天然素材を使用した「天然スレート」、セメントを使用して天然スレートの風合いや特徴を模した「化粧スレート」があります。住宅建築におけるスレートといえば化粧スレートを指す場合がほとんどです。

スレートは施工性の高さが大きな魅力で、複雑な形状の屋根でも施工できるほか、カラーバリエーションが豊富です。また、安価で耐火性・耐熱性・耐震性を兼ね備えており、経済的なメリットも大きいといえるでしょう。

施工がしやすくデザイン性に優れていることから、落ち着いた印象の寄棟屋根にはスレート材が向いています。

注意したいのが、スレートは薄い板状なので割れやすく、そのまま放置すると雨漏りの原因になるという点です。そもそも屋根材の接続部が多いため、雨漏りしやすいので要注意です。初期コストを安く抑えられる分、比較的頻度高く、定期的にメンテナンスしないと性能が維持できません。

平屋におすすめの屋根素材は2タイプ「瓦」

古くから、日本の建築に取り入れられてきた屋根材が瓦です。粘土を成形して焼き上げる屋根材で、耐久性の高さが魅力です。割れたり落ちたりしない限り、基本的に張り替えの必要がありません。耐熱性や遮音性も高く、現代の住まいにも適した屋根材です。

そんな瓦の弱点は重さです。重いがゆえに、地震や強風で落ちると被害が拡大します。地震時には瓦の重みで建物が倒壊する危険もあるため、よりシビアに耐震性を考慮した建築が求められるでしょう。

瓦には、日本古来の「日本瓦」と、洋風な家にも取り入れやすい「洋瓦」があります。日本瓦は、日本らしい緩やかなカーブを描いた形状が特徴で、黒・紺系やシルバーがかった色合いのものが大半です。対する洋瓦は、凸凹や丸みがハッキリとしていて、カラーバリエーションが豊富なのが特徴です。日本瓦に比べて個性的な屋根に仕上げられます。

日本瓦は屋根に重厚感を与えてくれるので、片流れのダイナミックな大屋根と相性抜群です。

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屋根の形状・タイプは、住んでいる地域や気候に合わせて選ぼう

続いては、平屋における屋根の選び方について解説していきます。屋根タイプを選ぶ際には見た目も大切ですが、何よりも住んでいる地域の特性や気候を考慮することが大切です。気候特性ごとに、どういった屋根を選ぶのがいいのか見ていきましょう。

台風被害が不安な地域なら風に強い「寄棟屋根」

屋根構造によって、強風に対する強度が異なります。4タイプの中で最も風に強いとされるのが寄棟屋根です。屋根に吹き付けた風が4つの方向に分散されるため、強風による影響を受けにくいと考えられます。

一方、傾斜面が1面だけの片流れ屋根や2面の切妻屋根は風があまり分散されず、強風の影響を受けやすい屋根構造です。

強風に強い構造は雨が下に流れていきやすい構造でもあるため、台風など強風の影響を受けやすい地域では寄棟屋根がおすすめです。

豪雪地域なら傾斜のある「片流れ屋根」「切妻屋根」

北海道や東北地方など雪の多い地域では、傾斜の大きい片流れ屋根や切妻屋根の住宅が多くなっています。傾斜をつけて雪が積もりにくくすることで、雪の重みで屋根が落ちてしまうのを防いでいるのです。

反対に、フラットな陸屋根や傾斜の小さな屋根は雪が積もりやすいので、豪雪地帯には不向き。屋根材は金属系やスレートが適しており、重みのある瓦屋根は向いていません。

夏暑い地域なら天井裏に空間を設けられる「切妻屋根」

関東や東海の内陸といった夏暑い地域であれば、切妻屋根にしたうえで、屋根と部屋との間に天井を設けるのがおすすめです。屋根裏スペースを設けると、屋根に降り注ぐ日光によって熱せられた屋根裏の空気が、直接部屋に届くのを防ぐ効果が期待できます。屋根に断熱材を入れればさらに効果が高まるでしょう。

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トヨタホームの平屋は屋根の種類が豊富!理想の家を手に入れよう

おしゃれな平屋に合う屋根としては「切妻屋根」「寄棟屋根」「片流れ屋根」「陸屋根」の4タイプがあります。屋根選びの際はデザインだけでなく、用いる屋根材の種類や住んでいる地域の特性も考慮すべきでしょう。

トヨタホームでは、落ち着いた印象の寄棟屋根、エレガントな切妻屋根、デザイン性の高い片流れ屋根、シンプルでモダンな印象のフラット屋根など、屋根1つとっても多彩なデザインを取り揃えています。

「おしゃれな平屋にしたいけれど、どんな屋根形状を選べばいいかわからない」という方は、まずトヨタホームにお気軽にご相談ください。カタログ請求、または展示場にご来場いただき、こだわりの平屋マイホームづくりに向けた第一歩を踏み出してみませんか。

【時代を先取る、平屋の暮らし】https://www.toyotahome.co.jp/special/hiraya_new/

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