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2023.07.18

三階建ての二世帯住宅を建てたい!メリット・デメリット、間取り実例も紹介

三階建ての二世帯住宅を建てたい!メリット・デメリット、間取り実例も紹介

三階建ての二世帯住宅を建てたい!メリット・デメリット、間取り実例も紹介

二世帯住宅を建てるには、土地にもある程度の広さが必要です。通勤や通学に便利な都市部は土地の値段が高く、二世帯住宅を諦めている方もいるかもしれません。そのような人におすすめしたいのが、三階建ての二世帯住宅です。

限られた土地でも縦の空間を有効に活用し、二世帯がお互いの生活に寄り添ったり経済的に支え合ったりできる三階建て二世帯住宅は、二世帯住宅の新しいスタイルとして注目を集めつつあります。

この記事では、狭小地でも建てられる三階建て二世帯住宅のメリット・デメリットや注意点について解説します。間取り実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

三階建ての二世帯住宅を建てるメリット

三階建ての二世帯住宅を建てるメリット

まずは三階建ての二世帯住宅を建てるメリットを考えてみましょう。主には次の3点があげられます。

・狭小地でも居住スペースが確保しやすい

・子世帯の居住スペースを広くできる

・各世帯のプライバシーが確保できる

以下にてそれぞれ具体的に紹介します。

狭小地でも居住スペースが確保しやすい

狭小地でも居住スペースが確保しやすい

三階建ての一番のメリットは、土地の面積以上に十分な床面積を確保できることです。同じ屋根の下で二世帯が暮らすにはそれなりの床面積が必要で、広い土地を要します。しかしながら、都市部など利便性の高い地域は土地の価格が高額になりがちで、二世帯住宅を建てるとなると土地の購入だけで予算のほとんどを使ってしまうかもしれません。

そんなときに有効なのが、三階建てです。狭小地でも縦に居住スペースを伸ばせば、二世帯がゆったりと生活できるだけの床面積を確保できます。土地が狭くて庭を諦めざるを得ないとしても、屋上を利用してガーデニングを楽しむことも可能です。周囲の建物が低い場合には、視線を気にせず家族がのびのびと過ごせるスペースになるでしょう。

子世帯の居住スペースを広くできる

親世帯よりも子世帯のほうが、家族人数が多くなるのが一般的です。子どもの成長も考慮すると、子世帯のほうが広い床面積を必要とするでしょう。二階建ての場合、二階部分の面積を一階よりも広げることはできません。二世帯住宅では親世帯が階段移動のない一階を使用するケースが多く、同じ床面積の総二階にしたとしても人数の多い子世帯は窮屈な思いをする可能性があります。その点、三階建てなら一階を親世帯が、二階と三階を子世帯が使用するといった具合に、子世帯が広い居住スペースを確保することができます。

各世帯のプライバシーが確保できる

二階建ての二世帯住宅では、一階にLDKや浴室などの水回り+親世帯の寝室、二階に子世帯の各個室といった間取りをよく見かけます。この間取りは世帯間のコミュニケーションがとりやすいというメリットがありますが、一方で生活リズムの違いがストレスになりがちです。

その点、三階建てにするとフロアごとに用途を分けることができ、各世帯の生活空間が区切りやすくなります。たとえば、一階は親世帯のプライベートゾーン、二階に共有ゾーンとしてLDKや水回りを設け、三階は子世帯のプライベートゾーンといった間取りなら、親世帯と子世帯がそれぞれのプライバシーを確保しつつ適度な距離感で暮らせるでしょう。

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三階建ての二世帯住宅を建てるデメリット

三階建ての二世帯住宅にはメリットが多く魅力的ですが、デメリットも理解したうえで検討することが大切です。考えられるデメリットには以下のようなものがあります。

・階段を上り下りする負担が増える

・一階の日当たり、風通しが悪くなることも

こちらも具体的に紹介していきます。

階段を上り下りする負担が増える

年齢を重ねるにつれて、階段の上り下りをきつく感じるようになるのが一般的です。事実、一世帯で暮らしていた二階建てでも「子どもが独立してからは二階にほとんど上がっていない」という高齢者世帯は少なくありません。

三階建てになると当然ながら家の中での階段移動が増え、二階を共有スペースにするプランでは親世帯は食事や入浴などのたびに二階へ移動する必要があります。建築時に「大した負担ではない」と思っても、10年先20年先のことを考えることが大切です。敷地面積にもよりますが、できればキッチンや浴室などの水回りは、親世帯が過ごすフロアにも別途設置しておくとよいかもしれません。

また、ホームエレベーターを設置するのも一つの方法です。なお、リフォームで設置するとなると補強工事が必要になり、費用が割高になる可能性があります。将来的にホームエレベーターを設置したい旨をハウスメーカーに相談し、新築時にスペースを確保しておくとよいでしょう。

一階の日当たり、風通しが悪くなることも

生活利便性の高いエリアの分譲地は比較的コンパクトに区割りされているケースが多く、狭小地を有効活用するために周辺にも三階建て住宅が建つ可能性があります。隣家との距離によっては、一階部分の日当たりや風通しが悪くなってしまうこともあるでしょう。子世帯が一階部分を使用する場合、日中は職場や学校に出かけて留守にすることが多く、採光や通風の悪さが気にならないかもしれません。

しかしながら、家で過ごすことが多い親世帯の居住スペースを一階に設ける場合は配慮が必要です。窓の位置や大きさ・数などを工夫したり、坪庭を設けたりして、明るく快適に過ごせる空間になるよう計画してみましょう。

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三階建ての二世帯住宅は3タイプあり

二世帯住宅と聞くと、どのような間取りをイメージしますか?二世帯住宅には大きく分けると3つのタイプがあります。ここではそれぞれの特徴を解説するとともに、三階建ての二世帯住宅を建てるときの注意点を紹介します。

プライバシーを重視したい人におすすめの「完全分離タイプ」

完全分離タイプとは、LDKや浴室・トイレなどの生活に必要なスペースを世帯ごとに設ける二世帯住宅を指します。左右分離型と上下分離型があり、左右分離型はアパートの隣り同士に住むようなイメージです。三階建てでは一階に親世帯、二階・三階は子世帯といったように、上下分離型になるケースが多いでしょう。

完全分離タイプではそれぞれの世帯が独立して生活するため、プライバシーが保たれ、生活リズムの違いもそれほど気になりません。それでいてお互いに何かあったときにはすぐに駆け付けられる、文字通り「スープの冷めない距離」での近居といえます。

住宅としての機能がそろっているので、親世帯・子世帯どちらかの居住スペースが空いたときには第三者に貸し出すことも可能です。ただし、二世帯がそれぞれに水回り全般を設けるため、設備を共有するタイプに比べて建築費用は高額になります。

ほど良い距離感で暮らしたい人におすすめの「一部共用タイプ」

ほど良い距離感で暮らしたい人におすすめの「一部共用タイプ」

一部共用タイプは、生活に必要なスペースの一部を親世帯と子世帯で共有する二世帯住宅です。どのスペースを共有するかは、敷地面積や建築費用、間取りなどによって異なります。

リビングや水回りを共有するケースもありますし、玄関のみを共有するケースもあります。部分的に共有するとはいえ完全同居ではないため、ほど良い距離感で暮らせるでしょう。また、共有部分が多いほど建築費用が抑えられるというメリットもあります。

注意点はライフスタイルの違いに配慮することです。生活リズムが大きく違う場合、世帯ごとにキッチンや浴室を設置したほうがストレスになりません。親世帯が過ごすフロアと別に共有スペースを設ける場合は、将来的に階段の上り下りが負担になることも考慮してホームエレベーターを検討するとよいでしょう。

家族みんなでにぎやかに暮らしたい人におすすめの「共用タイプ」

共用タイプの二世帯住宅では、家族それぞれの個室以外はすべての空間を二世帯で共有します。いわゆる完全同居型で、家族みんなでにぎやかに暮らしたい人におすすめです。水回り設備が一つで済むため、分離タイプに比べて建築費用が抑えられることは大きなメリットといえるでしょう。完全同居とはいえ三階建ての場合はやや距離感が生まれるので、プライバシーが保たれ、暮らしやすさを感じるのではないでしょうか。

ただし、家族の人数が多くなるので、浴室やトイレの順番待ちや生活音などでストレスを感じることもあります。せめてトイレは各フロアに設置しておいたほうがよいでしょう。LDKや浴室は親世帯が過ごすフロアに設置したほうが移動の負担が少なく済みますが、別フロアに設ける場合はやはりホームエレベーターの設置を検討することをおすすめします。

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三階建ての二世帯住宅の間取り紹介

三階建ての二世帯住宅をよりイメージしやすくするため、ここではトヨタホームが手掛けた注文住宅の間取り実例を紹介します。ぜひ参考にしてください。

プライバシーに配慮した二世帯住宅

プライバシーに配慮した二世帯住宅

プライバシーに配慮した二世帯住宅の間取り詳細を見る

延べ床面積44.6坪の三階建てで、一階は親世帯のプライベートゾーン、三階に子世帯夫婦の寝室と子ども部屋、二階は広々17.2帖のLDKという間取りです。玄関を共有する一部共用タイプの二世帯住宅ですが、一階にLDK・浴室・トイレがあり、親世帯が一階と二階とを行き来しなくても生活できるように工夫されています。親世帯の友人が訪ねてきたときも、二階リビングに行かずに一階で歓談できるのは嬉しいポイントです。また、二階には多目的に使用できる和室があります。客間にもなるので、親戚や友人を泊めることも可能です。

 

家族みんなが過ごしやすい広いリビングの二世帯住宅

家族みんなが過ごしやすい広いリビングの二世帯住宅

家族みんなが過ごしやすい広いリビングの二世帯住宅の間取り詳細を見る

三階の大きなバルコニーが特徴的な三階建て二世帯住宅です。こちらも玄関を共有する一部共用タイプの二世帯住宅ですが、延べ床面積68.4坪とゆとりがあり、一階・二階それぞれにキッチンや浴室などを備えています。二世帯がそろって二階の26畳もある広いLDKでくつろいだり、三階のバルコニーでバーベキューを楽しんだりすることはもちろん、親世帯が階段の上り下りに負担を感じるようになっても一階で生活が完結するため不便を感じることはないでしょう。

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二世帯が暮らしやすい三階建て住宅を建てたいならトヨタホームに相談しよう

三階建ての二世帯住宅を建てる場合、居住スペースをどのように振り分けるかによって住みやすさが変わってきます。将来、階段の上り下りが難しくなる可能性もあるので、リフォームしやすい構造を選ぶとよいでしょう。

トヨタホームの「シンセシリーズ」は柱や壁の制約が少なく、大きな窓や広いリビング、開放的な吹き抜けなど自在な空間づくりが楽しめます。もちろんリフォームにも柔軟に対応。二世帯がつかず離れずの良い距離感を保ちつつ、家族みんなが気兼ねなく快適に暮らせる二世帯住宅をご希望なら、ぜひトヨタホームにご相談ください。

【トヨタホーム 二世帯・多世帯の住まい】

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