平屋にトイレを2つ設置することで、暮らしの快適性が高まります。しかし、これから新築の平屋を建てようと考えているなかで「2階建てならトイレが2つ必要だけど、平屋なら1つで十分」とイメージしている人も多いかもしれません。
この記事では平屋にトイレが2つあるメリット、またトイレを2つ設置することで生じるデメリットを中心に解説しつつ、平屋にトイレを2つ設けるのがおすすめの人を紹介します。
平屋にトイレが2つあるメリット
平屋のトイレは1つだけでも問題ありませんが、2つ設置することには大きなメリットがあります。ここでは、平屋にトイレ2つがある主なメリットを2つ解説します。
ご高齢の方への利便性が向上
平屋の場合、階段やエレベーターを使わずに移動できるため、高齢者や身体的制約を持つ人にとって非常に便利です。2つのトイレがあることで、住人が必要な場所に簡単にアクセスできるため、快適な生活をサポートします。
また、将来的に家族構成や住人の変化がある可能性があります。例えば、子どもが成長して独立し、別々のトイレを必要とするようになるかもしれません。また、将来的に高齢化が進み、介護が必要になるかもしれません。そのような変化に対応するために、2つのトイレがあることで柔軟性を持った住環境を維持できます。
来客時用と家族用でトイレを使い分けできる
2つのトイレがあることで、家族やゲストが同時にトイレを利用することができ、プライバシーが向上します。
また、1つのトイレがトイレやシャワーを含むバスルームであり、もう1つのトイレが洗面所のように使用される場合、トイレと洗面所の機能が分かれているため、複数人が同時に使用できる状況を作り出すことができます。
平屋にトイレが2つあるデメリット
平屋にトイレが2つあることは、良いことばかりではありません。ここでは、平屋に2つのトイレを設置する主なデメリットを3つ解説します。
他の居住スペースを削る必要がある
平屋の場合、2階建てとは違いワンフロアにすべての間取りを集約する必要があります。床面積が限られると、他の居住スペースを削って2つのトイレを設置しなければなりません。トイレの寸法は1,000mm×1,750mm程度、つまり一畳分の広さを必要とするのが一般的です。
これだけの広さがあれば、小さな書斎や収納スペースとして活用したり、居住スペースを広げたりすることもできます。どうしてもトイレを2つ設置したい場合でない限り、慎重に検討したほうがよいでしょう。
施工費用が高くなる
トイレを2つ設置すると、単純に便器本体費用と施工費用が2倍になります。特に注意したいのは、配管工事費です。2階建てのように上下で同じ位置に設置すれば費用は安く抑えられるものの、平屋のように左右で振り分ける場合はコストが高くなる傾向にあります。
施工費用を抑えるには、配管の距離を短くすることがポイントです。トイレやキッチン、洗面所、風呂場などの水回りを1カ所にまとめる間取りにできないか検討しましょう。家事動線がコンパクトになるメリットもあるので、水回りをまとめるのはおすすめです。
メンテナンス・交換費用が高くなる
2つのトイレがある場合、それぞれのトイレのメンテナンスや清掃が必要です。清掃や修理が必要な際に、2つのトイレを同時に処理する必要があるため、手間や時間がかかる可能性があります。
また、トイレの設備や配管などの維持管理も2つ分行う必要があり、コストや労力がかかる可能性があります。
平屋にトイレ2つ、こんなライフスタイルの人におすすめ!
平屋に2つのトイレを設置すると、さまざまなメリット・デメリットがあることがわかりました。ここでは、どのようなライフスタイルの人にトイレを2つ設けるのがおすすめなのか見ていきましょう。
介護の必要な家族がいる
2世帯で同居する場合、高齢の親が介護状態なら2つのトイレがあると便利です。車椅子を利用している人、
万が一自身が介護状態になった場合も、トイレが2つあることで家族にがなくなるので、将来を見据えて検討しましょう。また介護が必要な家族がいる場合は、2つのトイレのうち、どちらか一方は車椅子でも利用できる広さを確保する必要があります。
来客が多い
両親、義両親などを含め、来客が多い家庭の人は、ゲスト用と自分たち用のトイレを2つ設置することで、互いが気兼ねなく使用できます。1つのトイレを共用する場合、どうしても先に入った人のニオイによるストレスを感じるのは避けられません。来客が多い家庭の場合は、さらに気を遣う頻度が増えるでしょう。
来客が少なくても、4人以上の家族世帯ではトイレが2つあることで渋滞せずスムーズに使用できます。トイレの設置個所は、来客用を玄関付近、家族用を寝室付近にすると用途によって使い分けが可能です。
平屋にトイレが2つある間取り紹介!
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玄関を入ってすぐの場所に1つ、主寝室の隣に1つトイレを設置した間取りです。主寝室の隣のトイレは、水回りを集約したことで配管工事費の低コスト化を実現しています。家の中心にLDKを配置した間取りのため、LDKからどちらのトイレも使いやすい点がメリットです。
一方の玄関付近のトイレは、和室と隣接していることでゲスト用のトイレとしての役割も果たします。家族4人暮らしでもトイレ渋滞は起きにくく、快適に暮らせる4LDKの間取りです。
より快適で、居心地の良い平屋を建てたいならトヨタホームでトレンドを押さえよう
平屋にトイレ2つ必要かどうかは、ライフスタイルによって変わってきます。トイレが複数あると便利な一方で、設置コストが上がったりメンテナンスの手間がかかったりする点に注意しましょう。
またトイレを2つ設置する以外にも、平屋は空間づくりによって暮らしやすさが左右されます。より快適で、居心地の良い平屋を建てたいならトヨタホームにご相談ください。
トヨタホームが提案する平屋は、空間を縦に広げる吹き抜けと最大35帖の大空間を実現できます。小屋裏利用によって収納力も問題ないうえ、ロフトを作って秘密基地にすることも可能です。
さらにトヨタホームオリジナルの全館空調システム「スマート・エアーズ」により、家中を快適な温度に保つことが可能です。時代を先取る平屋暮らしをしたい人は、ぜひトヨタホームのカタログ請求または展示場でご確認ください。
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