#タグで
つくる
暮らし

2023.08.28

狭小住宅でも駐車場スペースは必要?設置のメリット・デメリット、広さの目安も解説

狭小住宅でも駐車場スペースは必要?設置のメリット・デメリット、広さの目安も解説

狭小住宅でも駐車場スペースは必要?設置のメリット・デメリット、広さの目安も解説

駅近で利便性の高いエリアに狭小住宅の建築を検討している場合、駐車場スペースが必要かどうか迷うところです。すでに車を所有している方であれば、家に駐車場スペースを設けるのと、家の近くに月極駐車場を借りるのとどちらがいいのでしょうか。

ここでは、こうした狭小住宅に駐車場スペースが必要かどうか迷っている方に、狭小住宅で駐車場スペースを設置するメリット・デメリットを紹介します。併せて、設置する際の広さの目安についても解説します。

狭小住宅でも駐車場スペースは必要!その理由とは?

駅近で利便性の高いエリアに狭小住宅を建てるにあたり、駐車場スペースは必要なのでしょうか。結論からいうと、狭小住宅でも駐車場スペースは設置したほうがいいでしょう。

狭小住宅は土地代を抑えられるため、地価の高い都市部の利便性が高いエリアに建てる方が多くなっています。都市部であれば電車やバスなど交通インフラが整っており、車がなくても生活に困ることはあまりありません。

しかし、すでにマイカーを所有している方が都市部で生活する場合、車の駐車問題に頭を抱えてしまうケースがあります。引っ越し時にマイカーを手放すという選択肢もありますが、小さな子どもがいたりアウトドアが趣味だったり、それぞれのライフスタイルによってマイカーが必要なことも多いでしょう。

都市部で普及しているカーシェアを利用する手もありますが、ほかの会員の使用時は使えないため、好きなときに使えない点がデメリットです。

自宅に駐車場を設けない場合、近所の月極駐車場を借りるという方法もあります。ただ、利便性の高いエリアは駐車代も高額なケースが多くなっています。中には駐車代だけで月3万円以上になるエリアもあり、住宅ローン返済と合わせて家計の負担になりかねません。

上記を踏まえると、マイカーを手元に置いて好きなときに好きな場所に出かけたいなら、狭小住宅でも駐車場スペースは確保すべきといえます。駐車場のある家はマイカーを持つ方にとっての魅力度が上がるため、売却時、有利になる点もメリットです。

建築実例集プレゼント遷移バナー

狭小住宅に駐車場スペースを設置するメリット

狭小住宅に駐車場スペースを設置するメリット

狭小住宅でも駐車場スペースを確保したほうがいいといえるのは、次のようなメリットがあるからです。

防犯面で安心

駐車場を設置するメリットの1つ目は、防犯面で安心できる点です。近所といえども、家から目の届かない月極駐車場に愛車を停めておくと、車内の物品や車の部品を狙った車上荒らしなどの被害を受けるリスクが高まります。特に希少な車種や高級車は犯罪者に狙われやすいため、可能な限り自宅の駐車場に停めておきたいところです。後ほど解説しますが、ビルトインガレージにすることで防犯性をより高められます。

荷物の持ち運びがスムーズ

2つ目のメリットは、荷物の持ち運びがスムーズになる点です。近所に月極駐車場を借りる場合、そこまで荷物を運び入れたり、買い物後の荷物を自宅まで歩いて運んだりしなければなりません。晴れた日であればまだいいものの、雨や風の強い日だと一苦労です。

自宅に駐車場スペースがあれば、重たい荷物でもそのまま家に運び入れられて便利。直接室内に入れる間取りにすることで、雨の日でも濡れずに荷物を運べます。

駐車場スペースの多様な用途

狭小住宅に駐車場を設置するメリットの3点目は、駐車スペースを様々な用途に利用できることです。

駐車場スペースは室内の居住空間と仕切られた空間なので、ビルトインガレージであれば半屋外のような使い方ができます。特に面積の限られている狭小住宅は庭を設置できないケースも多いため、駐車場スペースを活用するというわけです。例えば夏場に子どもをプールで遊ばせたり、室内では作業が難しいDIYに取り組んだりすることができます。駐車場スペースがちょっとした庭となり、多様に使えるでしょう。

建築実例集プレゼント遷移バナー

狭小住宅に駐車場スペースを設置するデメリット

狭小住宅で駐車場スペースを設置するのには、デメリットもあります。駐車場設置を検討する場合は、上で紹介したメリットと比較しながら検討するのがいいでしょう。

他のスペースを削る必要がある

1つ目のデメリットは、駐車場用のスペースを捻出するため他のスペースを削らなくてはならない点です。

敷地面積の限られる狭小住宅の場合、土地に対して目一杯建物を建てるのが一般的です。土地に余裕がないので庭をつくれないことが多く、駐車場スペースを外に設けるのが難しいことも。そのため、建物の1階部分に組み込んで設置するのが主流です。当然ながら、駐車場を設ける分だけ1階の居住スペースが削られることになります。

1階の面積が小さくなる分の居住スペースを確保するには、3階建てにしてタテ方向にスペースを拡張する必要があります。

前面道路や間口が狭いと駐車しづらい

狭小住宅では、南北に細い土地に建てられたものがよく見られます。こうした細長い土地は接道部分の間口が狭いため、駐車場スペースもそれに合わせた形状にせざるを得ません。2台停める必要がある場合は、縦列駐車が前提になるでしょう。前面道路が広ければ駐車する際も特に問題ないかもしれませんが、道幅が狭いと駐車しづらくなる可能性があります。

耐震性が低くなる

狭小住宅で居住スペースを確保しながら駐車スペースも設けようとすると、車を家の内部に入れるつくりが求められます。駐車スペースを家の内部に設置する場合、1階部分に大開口が必要です。柱のない大空間が1階に生まれることになるので建物の耐震性が低くなる点も、狭小住宅で駐車場を設けるデメリットといえるでしょう。

※耐震性に関する情報は2023年8月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

建築実例集プレゼント遷移バナー

狭小住宅の駐車スペースならビルトインガレージがおすすめ

狭小住宅の駐車スペースならビルトインガレージがおすすめ

狭小住宅で駐車場スペースを確保する際におすすめなのがビルトインガレージです。ビルトインガレージとは、車を格納するスペースを建物の一部に組み込んであるタイプの駐車スペースのこと。車の出入口部分にシャッターやドアを設置したクローズドタイプの駐車スペースで、「インナーガレージ」と呼ばれることもあります。ビルトインガレージなら、面積の限られている狭小住宅でも敷地を有効活用できるでしょう。

室内と行き来しやすい動線は、ビルトインガレージの大きな魅力です。通常の屋外にある駐車場だと重い荷物を玄関まで運んだり、雨の日には傘を差しながら持ち運びしたりしなければなりません。ビルトインガレージなら室内から直接出入りする動線を設けられるので、雨に濡れることなく車を乗り降りでき、スムーズな荷物の持ち運びが可能です。

ビルトインガレージのもう一つの魅力が、駐車スペース以外の活用ができることです。収納スペースや自転車置き場を確保するためのスペースとして使えるだけでなく、エアコンを設置すれば居住スペースとしての活用もできます。

このように、ビルトインガレージを設置すると通常の駐車スペースに比べて使い勝手がアップします。限られたスペースを有効活用できるので、面積が狭いという狭小住宅の最大のデメリットを低減してくれるでしょう。

・関連記事:「インナーガレージ」と「ビルトインガレージ」の違いは?利便性をアップさせるアイデアも紹介

狭小住宅のビルトインガレージの広さはどれくらい?

狭小住宅でビルトインガレージを設置する場合、車1台を駐車するために必要な広さの目安は4〜5坪程度です。2台駐車したいのであれば、2倍の8〜10坪程度が必要になります。

敷地面積15坪程度の狭小地に家を建てるケースでは、建築可能面積を最大限活用したとしても1フロアの広さは9帖ほどしか取れません。9帖は約5坪の広さなので、1階部分に車1台分(4〜5坪程度)の駐車スペースを確保できる計算になります。狭小住宅で2台分のスペースを確保するのは難しいかもしれません。

・関連記事:【注文住宅】ビルトインガレージの寸法、幅や高さについて知っておきたい注意点を解説

建築実例集プレゼント遷移バナー

狭小住宅はデッドスペースを活用しよう

狭小住宅はデッドスペースを活用しよう

狭小住宅でビルトインガレージを設置すると、1階部分がほぼすべて駐車場になってしまいます。十分な居住スペースを確保するには、デッドスペースをいかに活用するかが大きなカギとなるでしょう。

デッドスペースとは、そのままでは居住空間として有効活用できないスペースのことです。たとえば階段下や小屋裏スペースなどが該当します。狭小住宅でデッドスペースがあると、ただでさえ面積の限られたスペースがさらに狭くなってしまうでしょう。

デッドスペースの活用方法の例として、階段下を活用した収納スペースが挙げられます。階段下はトイレの設置にも適しています。上階を勾配天井にして部屋の一部分だけ天井高を高くすれば、小屋裏スペースにロフトを設置することも可能です。

収納が不足しがちな狭小住宅においては、デッドスペースを収納スペースとして活用するのがおすすめ。十分な広さの居住スペースを確保しつつ、収納スペースもしっかり設けることができるのです。

また、屋上やルーフバルコニーを設置するのも効果的なスペースの活用方法です。屋上やルーフバルコニーは床面積に算入されないため、建築規制にかからない範囲でスペースを広げられます。周囲からの視線を気にせず洗濯物が干せたり、ちょっとした遊び場やアウトドアスペース、屋上菜園などに活用できたりと多くのメリットが得られるでしょう。

建築実例集プレゼント遷移バナー

狭小住宅の駐車場問題で困ったら、トヨタホームにご相談ください

狭小住宅は面積が限られているものの、駐車場スペースを設置したほうが利便性は高まります。ビルトインガレージに必要な面積は4〜5坪程度なので、狭小住宅の1階部分でも十分に設置可能です。今回併せて紹介したデメリットも考慮に入れつつ、駐車場スペースを設けるのかどうか検討するのがよいでしょう。

トヨタホームは都市型住宅を数多く手がけてきたので、限られた空間を豊かに活用できる間取りアイデアが豊富です。独自の工法・構造により高い耐震性も確保しており、駐車場スペースや吹き抜けを設けながらも住まいの安全性をしっかりと確保しています。土地の条件と希望に合わせた提案で、駐車場問題を含む都市型住宅が抱える問題を解決に導きます。

都市部の狭小住宅を検討している方は、ぜひトヨタホームにご相談ください。まずはカタログ請求、もしくは展示場へのご来場をお待ちしています。

※耐震性に関する情報は2023年8月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

【カタログ請求はこちら】https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/list/?ad_cd=hometag

建築実例集プレゼント遷移バナー

よりどり間取り遷移バナー