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2023.09.18

和室をおしゃれにするアイデアは?和モダンのインテリア実例も紹介

和室をおしゃれにするアイデアは?和モダンのインテリア実例も紹介

和室をおしゃれにするアイデアは?和モダンのインテリア実例も紹介

近年、注文住宅に和室を取り入れる家庭が増えています。一時は和室のない間取りが人気でしたが、高温多湿な日本の気候に適していること、リラックススペースや子どもの遊び場など幅広い用途で使えることから、和室の魅力が見直されているのです。

一言に和室といっても、「畳」「襖」「障子」などの伝統的なアイテムを取り入れたものだけではありません。現代社会に合ったおしゃれかつ実用的な要素を含んだ、和モダンな和室が注目されています。

この記事では、近年和室が人気となっている理由や和室を設けるメリット・デメリットを解説します。さらに和モダンを取り入れた実例を見ながら、和室をおしゃれにするアイデアも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

どうして今、「和室」が人気なのか?

昨今の住宅では、フローリングなどの洋室が主流となっています。住まいの主役が和室から洋室に移り変わった理由としては、畳や障子のメンテナンスに費用や手間がかかることや、和室の高い建築費用などが挙げられるでしょう。

しかし、今「畳」の良さがあらためて注目され、戸建てを中心に和室を取り入れる家庭が増えています。株式会社プラネットが2022年に実施したインターネット調査では、「理想の家に住めるとしたら、和室・畳のある部屋が欲しいですか」との質問に対し、全体で約7割の人が「欲しい」「やや欲しい」と回答し、なかでも20代男性で57.4%、20代女性で64.5%と、若い世代の和室の人気もうかがえます。

【出典】株式会社プラネット「意識調査 Fromプラネット vol.180 和室・畳に関する意識調査」

日本の家で伝統的に用いられてきた畳は吸湿能力と調湿機能に優れ、高温多湿な日本の気候に合っています。加えて、原料のい草の香りにはリラックス効果も期待されるため、ストレスフルな生活を送る日本人に癒しの効果を与えるかもしれません。

和室の種類は従来の畳敷きに限らず、テキスタイルフロアと呼ばれる畳でもカーペットでもない素材も人気です。気軽に寝転がれるなど畳の良さを残しつつも、メンテナンスもしやすい点がメリットです。

「和モダン」については、下記の記事でも紹介しています。併せてご覧ください。

和モダンな注文住宅を作りたい!叶えるために取り入れたい要素とは?の詳細はこちら

※費用に関する情報は2023年9月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

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和室をつくるメリット

昨今再び脚光を浴びる和室ですが、戸建て住宅に取り入れるとどのようなメリットが期待できるのでしょうか。

畳のい草によるリラックス効果が期待できる

畳のある和室では、い草の香りに包まれることによるリラックス効果が期待できます。い草に多く含まれる香り成分「フィトンチッド」は、森林で育つ樹木が発散する物質です。森林で深呼吸したときに気持ちが和らぐのは、この成分の効果といわれています。つまり、い草の香りに満たされた和室で過ごすと、森林浴と同じようなリラックス効果が得られるでしょう。

畳は吸湿性と調湿性が優れている

畳が吸湿能力と調湿機能に優れており、日本の気候に合っている点も和室の大きな魅力です。

そもそも日本の住まいで長らく和室が主流だったのは、高温多湿な夏や寒さの厳しい冬を快適に過ごせるためです。い草の内部はスポンジ状になっており、空気を吸い込んでいます。こうしてできる空気のクッションが断熱効果を果たすので、畳は夏の暑い日はひんやりしますが、冬の寒い日は冷たくなることがありません。

加えて、自然素材の畳は部屋の湿度が高くなると湿気を吸収し、湿度が低くなると湿気を放出する役割も持っています。多湿な夏場に湿気を吸収、乾燥する冬場に湿気を放出することで、年中室内の湿度を一定に保つ調湿機能を果たすのです。

畳は「呼吸」によって、湿気だけでなく人間にとって有害な物質も吸ってくれるため、「天然の空気清浄機」とも呼ばれます。

子どもの遊び場やお昼寝スペースなど汎用性が高い

幅広い用途で使える汎用性の高さも和室の魅力です。和室といえば、かつては客間として使われるのが主流でした。しかし近年は、日常的に家族が使うスペースとして活用するケースが増えています。

畳はクッション性があって柔らかいため、直接寝転がっても痛くありません。クッション性により音を吸収する効果も期待できるので、子どもがドタドタ走り回ってもフローリングほど音が気にならず、子どもが転んでもケガをするリスクが低いでしょう。子どものお昼寝や遊び場として、子育て世帯にとっては嬉しい一室です。

将来的に子どもが巣立っていっても、客間としてや、自分たちの寛ぎのスペース、家事をこなすスペースなど、幅広い用途に活用できます。

小上がりにすれば、縁に腰かけて一息つく休憩スペースとしても活躍します。小上がりの下に収納を設けるのもいいでしょう。

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和室をつくるデメリット

魅力の多い和室ですが、戸建て住宅に取り入れるにはデメリットもあります。

畳の定期的なメンテナンスが必要

自然素材の畳には寿命があります。畳の寿命は10年程度といわれますが、部屋の環境や普段の扱い方によって大きく変わってくるため、長く使うには定期的なメンテナンスが欠かせません。

一般的に、汚れや日焼けが目立つ面から未使用の面に変える「裏返し」は4~5年程度、畳の表面を新品に交換する「表替え」は、裏返しから5~7年程度が目安といわれています。さらに、寿命となる10年以上が経過したら、畳本体を丸ごと新調する必要があります。

新調にかかる費用は使用する畳の質によって異なるものの、1畳あたり約8,000円〜3万5,000円が相場です。畳にはコストと手間がかかることを覚えておきましょう。

※費用に関する情報は2023年9月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

カビやダニが発生しやすい

前述のように、畳は吸湿性を持っているため、内部の湿度が高くなりやすいのが特徴です。そのため、カビが発生することがあります。さらに表面が網目状の畳に汚れや食べカスが入り込むと、ダニも発生しやすい環境となってしまいます。

カビやダニの発生を抑えるには、室内の風通しを良くして除湿対策を行いましょう。エアコンのドライ機能や除湿機を活用するのも効果的です。湿気の原因となる水分の多いものや植物はできるだけ和室内に置かず、畳内部の湿度が逃げやすいよう上にラグやカーペットを敷くのはやめましょう。

日常的な掃除や換気を怠らないようにすれば、清潔で快適な和室の環境を維持できます。

家具を置いた跡がつきやすい

表面が柔らかい畳は、上に重たい家具を置くと跡がつきやすいというデメリットもあります。畳に跡がついてしまうので、和室は重たい家具や脚付きの家具などが置きづらく、インテリアやレイアウトの幅が狭まるかもしれません。もし置きたい家具がある場合は、畳の一部をフローリングなど板張りにするなどの対策が有効です。

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和室をおしゃれにするアイデアは?和モダンインテリアの実例も紹介

伝統的な和室もいいですが、せっかく家に和室を設けるならおしゃれな空間にしたいものです。ここでは、トヨタホームの実例を交えつつ、和室をおしゃれにするための間取りアイデアを紹介します。

空間に変化が生まれる小上がり

空間に変化が生まれる小上がり

リビングに畳コーナーとして和室を設ける場合、小上がりにするのがおすすめです。和室部分が一段高くなるので、空間に変化が生まれメリハリがつきます。小上がり部分に腰を掛けたり、和室内に掘りごたつを設けたりと、座るときの足腰の負担を軽減する工夫も施せるます。さらに、小上がり部分は引き出し収納になり実用的です。

上記画像では、机は取り外し可能となっています。テキスタイルフロアを引けばフラットな畳空間にもなるので、来客時の寝室として使えます。扉を閉めれば居室にも変化し、活用の幅が広がるでしょう。

重厚で高級感が演出できる板張り天井

重厚で高級感が演出できる板張り天井

和室の天井を板張りにすると、重厚で高級なイメージを演出できます。板張りとは、壁や天井にフローリングのような木材を貼り付けることです。すべてを板張りにするのではなく、一部分の天井に施すことでインテリアとしても楽しめます。

板張りは使用する樹種や色味によって、部屋の雰囲気を変えられるのが魅力です。上記画像のようにナチュラルで淡い色合いの木材を使えば明るいイメージになり、ダークブラウンで木目の強い木材を使えば重厚感のある空間になります。

板張りは間接照明との相性も良く、光の陰影が部屋に立体感をもたらし、印象的なアクセントになるでしょう。

水平・垂直ラインが美しい障子と格子、テキスタイルフロア

水平・垂直ラインが美しい障子と格子、テキスタイルフロア

現代的な要素を取り入れた和モダンの空間にしたいなら、「水平・垂直のライン」を意識しましょう。「水平・垂直のライン」をつくるのに役立つのが、障子と格子、テキスタイルフロアです。

テキスタイルフロアとは、従来のカーペットや木床とは異なる新しい床材のことです。繊維織物系の床材でありながら、畳を彷彿とさせる伝統的なスタイルが特徴で、それぞれの床材のメリットが生きています。テキスタイルフロアは50cm角になっており、琉球畳のように縦横交互で配置することにより模様をつくれます。この模様が床に動きをもたらすのです。

障子と格子、テキスタイルフロアが生み出す遊び心あるラインが、和モダンな雰囲気をいっそう高めてくれます。

外とのつながりを意識した大開口の窓

外とのつながりを意識した大開口の窓

和室というとあまり大きな窓を配するイメージがないかもしれませんが、外とのつながりを意識した大開口窓を設けることで、開放的で明るい和室になります。

大開口窓を通じて視界が外に広がるため、視覚的に広く感じやすくなります。さらに和室に面する部分の植栽などを工夫すれば、外の景色もインテリアの一部として楽しめるおしゃれな空間にできるでしょう。

ただし畳は日焼けに弱いため、南向きの部屋を避ける、テキスタイルフロアを使用するといった対策を取ることをおすすめします。

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和室をおしゃれにするアイデアが豊富!トヨタホームに相談しよう

和室の特性や幅広い用途が見直されたうえに、様々な設計や畳の種類などにより人気が高まってきています。い草の香りによるリラックス効果も期待できるのは嬉しい限りです。メンテナンスの手間をはじめとするデメリットをカバーする方法もあるので、マイホームの間取りに和室を取り入れてみてはいかがでしょうか。

「注文住宅に和室を設けるべきか迷っている」「どうすれば和室をおしゃれにできるかわからない」といった方は、ぜひトヨタホームにご相談ください。トヨタホームは注文住宅の実績が豊富なため、和室をおしゃれに仕上げる間取りアイデアも数多く用意しています。

施工実例を見たい方は、以下より無料カタログをご請求ください。家づくりについて一度相談したい方は、近くの展示場でお待ちしています。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

【カタログ請求はこちら】https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/list/?ad_cd=hometag

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