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2023.08.22

階段の途中につくる「スキップフロア」の使い方は?設置する際の注意点も解説

部屋全体が明るくなりやすい

階段の途中につくる「スキップフロア」の使い方は?設置する際の注意点も解説

スキップフロアとは床の段差で空間を区切り、1つの階層に高さの異なるフロアを設ける間取りのことです。壁で区切らないため空間につながりが生まれ、開放的な空間をつくることができます。スキップフロアにはタイプがいくつかあり、なかでも手軽に取り入れられるのが「階段の途中につくるスキップフロア」です。

階段の踊り場を拡張することで、ちょっとしたスペースが出来上がり、家族のアイデア次第でさまざまな使い方ができます。この記事ではスキップフロアに興味がある人に向けて、「階段の途中につくるスキップフロア」をクローズアップして特徴や使い方のアイデアを紹介します。

スキップフロアは複数タイプあり!

スキップフロアと一口にいってもいくつかタイプがあり、それぞれで特徴や使い勝手が異なります。ここでは各タイプの特徴を解説します。

なお、スキップフロアの間取り例について、詳しくはこちらをご覧ください。

高い段差でつくる中2階のスキップフロア

高い段差でつくる中2階のスキップフロア

リビングに高い段差を設けるタイプのスキップフロアは、一般的に中2階や1.5階と呼ばれる間取りです。リビングとつながった空間ではあるものの、明確に区切ることによって新たな空間が生まれます。たとえば、小さなテーブルを置いてセカンドリビングのように使うのもおすすめです。また、スキップフロアに座ったときの目線とキッチンに立つ人の目線が同じ高さになるため、スキップフロアをプレイルームにすると子どもの見守りにも適しています。

床の一部を下げてつくる半地下のスキップフロア

半地下タイプのスキップフロアは、主に収納スペースに活用するケースが多く見られます。床の一部を下げて窓を設置しない空間にすると、直射日光の当たらない冷暗所になるため食料の備蓄場所としての活用もおすすめです。階段下の床面を下げるとデッドスペースを有効活用しやすく、狭小住宅でも必要な床面積を確保できます。

平屋の屋根裏につくるスキップフロア

そもそも「中二階」とは?

平屋は2階部分がないため床面積が少なくなるものの、屋根裏にスキップフロアを設けることで居室スペースを確保できます。しかも平屋は天井高を自由に決められるため、スキップフロアの天井を高くすることも可能です。子どもの秘密基地や書斎として使ったり、収納スペースに活用したりするなど、多彩な用途がある点も魅力といえます。

階段の途中につくるスキップフロア

階段の踊り場を広くしてつくるスキップフロアは、他の3タイプよりも取り入れやすい点がメリットです。階段の踊り場は一般的に1帖~2帖程度の広さですが、スキップフロアを取り入れる際は3帖以上を目安にします。踊り場を活用したスキップフロアは、ワークスペースや書斎をはじめ、さまざまな活用法があります。

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階段の途中につくる「スキップフロア」の活用術

階段の途中につくる「スキップフロア」の活用術

ここでは、階段の途中につくるスキップフロアにスポットを当てて、その活用法を紹介します。ちなみに階段に踊り場をつくることで、階段の勾配がゆるやかになったり、万が一転んだ際も踊り場で止まるのでケガをするリスクを軽減できたりするメリットもあります。スキップフロアの活用方法をイメージしながら、見ていきましょう。

本棚を設置した読書スペースとして

階段の途中にあるスキップフロアに本棚を置くと、ちょっとした読書スペースとして活用できます。家族それぞれが読みたい本を持ち寄って並べておくと、子どもの趣味や興味のある分野を知ることができますし、話題のネタにもなるでしょう。ゆっくり読書したい人は踊り場にイスやソファを設置するのもおすすめです。

机とイスを置いた書斎、勉強スペースとして

階段の途中にあるスキップフロアは、書斎や勉強スペースにも最適です。リビングから続く場所に階段があれば、家族の雰囲気をほどよく感じつつ仕事や勉強ができるスペースとして活用できます。家族とのコミュニケーションと仕事や勉強への集中をバランスよく確保したい人におすすめです。

テレビやラグを置いてセカンドリビングとして

テレビやラグを置いてセカンドリビングとして

階段の途中につくるスキップフロアは、セカンドリビングとしての活用にも向いています。広さはある程度必要になるものの、横になってテレビを見たい人には魅力的なアイデアです。子どもと見たいテレビ番組が被った場合も、セカンドリビングにテレビがあれば心配ありません。

ちょっとしたキッズスペースとして

子ども用のスペースを確保したい場合も、階段の途中につくるスキップフロアが有効です。リビングから続く階段の踊り場を広くしたスキップフロアをキッズスペースにすると、子どもを見守りながら家事ができます。子どもの遊ぶ場所が決まっていれば片付けも楽になり、リビングがおもちゃで散らかる心配も少なくなるでしょう。

ピアノ置き場として

子どものためにピアノを購入したい気持ちがあっても、設置場所に悩む人は多いかもしれません。その解決策の1つが、「ピアノをスキップフロアに置く」というアイデアです。踊り場を広くしたスキップフロアにピアノを設置することで、1階と2階の両方に音が広がり、エレガントな雰囲気に包まれます。

家族のギャラリーとして

階段の途中にあるスキップフロアは家族写真を飾ったり、お気に入りのインテリア雑貨を並べたりするなど、ギャラリーとしての活用方法もあります。ひな人形や五月人形など、イベントに合わせて置き物を変えると季節感の演出もできます。

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スキップフロアを間取りに取り入れる際の注意点は?

スキップフロアはさまざまな使い方ができ、工夫次第で暮らしを豊かにしてくれます。ただし、スキップフロアの設置を検討する前に注意しておきたいこともあります。

スキップフロアの注意点につきまして、詳しくはこちらをご覧ください。

冷暖房効率を下げない工夫を行う

スキップフロアは空間がタテにつながるため、開放感を得られる一方で冷暖房効率が低下してしまい、光熱費が高くなる傾向にあります。主な対策としては、冷暖房効率を落とさない高気密・高断熱の家づくりをすることです。外気温の影響が少なくなるため、夏は涼しく冬は暖かい快適な住まいが完成します。ただし、高気密・高断熱の家は気密性の高さから居室に空気がこもってしまうため、効率良く換気できる全館空調の導入も検討しましょう。

耐震性が高い構法を選ぶ

スキップフロアを間取りに取り入れる際は、耐震性の高い構法を選ぶことが大切です。地震の力は柱や壁で支えるものと思われがちですが、床も大きな役割を果たしています。一般的な住宅では、地震の横揺れを床で支えてから耐震壁に伝達することで建物全体を地震被害から守ります。

しかし、スキップフロアは床に段差を設けるつくりのため、一般的な住宅のように床で支えることができません。つまり損壊するリスクが高くなるということです。そのため、しっかりとした構造計算を行い、耐震性の高い構法を採用している施工会社を選ぶことが大切です。

スキップフロアの施工実績が多いハウスメーカーに依頼する

スキップフロアを取り入れた住宅は構造が複雑になるため、設計士の知識が高いことはもちろん、施工会社の技術力の高さも注目したいポイントです。依頼先がスキップフロアの設計や施工について熟知していない場合、デザインが悪くなるだけでなく耐震性の不安もあります。満足度の高い住まいで安心して暮らすためにも、施工実績が多いハウスメーカーを選ぶようにしましょう。

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スキップフロアの活用アイデアが豊富!施工実績の多いトヨタホームに相談しよう

トヨタホームでは、注文住宅の施工実績が多くさまざまなスキップフロアを手掛けてきたからこそ、今回紹介した以上にスキップフロアの活用アイデアが豊富にあります。スキップフロアに興味のある方は、ぜひトヨタホームにご相談ください。

注文住宅の施工事例をご覧になりたい方は無料のカタログ請求を、また今すぐ家づくりについてご相談したい方はお近くの展示場にお越しください。スキップフロア以外のご希望の間取りアイデアについてもご提案します。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

【カタログ請求はこちら】https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/list/?ad_cd=hometag

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