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2023.09.29

3階建て住宅に最適な階段の種類は?負担を軽減する間取りも解説

リビング階段と吹き抜けは相性抜群!メリット・デメリット、おしゃれになるコツも紹介

3階建て住宅に最適な階段の種類は?負担を軽減する間取りも解説

敷地が狭くても十分な居住スペースを確保できることは、3階建て住宅のメリットのひとつです。しかし階段の上り下りが多い生活になることは避けられません。そのため、「高齢になってから暮らしにくいのではないか」という声がよく聞かれます。また、階数が3階以上になる建物の階段には、法律による制限があることにも注意が必要です。

この記事では3階建ての注文住宅を検討している人に向けて、階段を設計する際の注意点について解説します。小さな子どもから高齢者まで家族の誰もが暮らしやすい家にするために、ひとつの参考にしてみてください。

3階建ては「直通階段」の設置が必須!

3階建て以上の建物は、避難時の経路をスムーズにするという観点から「直通階段」を設置するよう義務付けられています。直通階段とは、1階から最上階まで直接上り下りできる階段のことです。学校や病院など大きな建物の階段を想像すると、分かりやすいかもしれません。建築基準法(第35条)では、次のような建物が該当します。

・別表第一(い)欄(一)項から(四)項までに掲げる用途に供する特殊建築物
(映画館、ホテル、病院、学校、デパートなど)

・階数が3以上である建築物

・政令で定める窓その他の開口部を有しない居室を有する建築物

・延べ面積が1,000平方メートルを超える建築物
(同一敷地内に複数の建物がある場合はその合計)

出典:建築基準法|e-Gov法令検索

ただし、戸建て住宅に関しては直通階段の条件が緩和されることがあり、やや自由度が高まります。特定行政庁の判断によるので、階段にこだわりたい場合は事前にハウスメーカーに相談してください。

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3階建ての暮らしに最適な「階段の種類」

3階建ての暮らしに最適な「階段の種類」

階段には大きく分けて「箱型」と「オープン(ストリップ、シースルー)型」の2種類があります。

箱型は古くから日本の住宅で一般的に採用されてきた階段で、蹴込み板があり、横から見ると箱を積み重ねたような形をしています。階段下を収納スペースなどに利用できるというメリットがありますが、階段のほとんどが壁で囲まれるため、やや圧迫感があることはデメリットといえるでしょう。

一方、オープン型は壁や蹴込み板がなく、横から見ると板を積み重ねたような形をしています。おしゃれで開放感が演出できるため、吹き抜けのリビングによく採用される階段です。ただし、蹴込み板がない分の強度を確保する必要があり、建築費用は高めとなります。

形状にもいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。デザイン性だけで選ぶと後悔する可能性もあるので、メリットとデメリットをしっかり把握しておきましょう。

※費用に関する情報は2023年9月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

直(直線)階段

「直(直線)階段」とは、上下階をストレートに結ぶシンプルな形の階段です。途中の折り返し部分がないため階段を設置するスペースが少なくて済み、居住スペースを広くできるというメリットがあります。シンプルで省スペースゆえ建築費用を抑えられるというメリットもありますが、高い位置でバランスを崩したときに下まで転がり落ちてしまうリスクがあることには注意が必要です。少ないスペースで高さを出そうとすると急勾配の階段になってしまう可能性があるため、高齢者や小さな子どもがいる家庭には不向きかもしれません。

※費用に関する情報は2023年9月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

かね折れ階段

途中で90度曲がる階段は「かね折れ階段」と呼ばれます。上から見るとアルファベットの「L」のような形をしています。折れ曲がる部分は踊り場になるので、万一踏み外したとしても、直階段のように下の階まで転がり落ちてしまうようなリスクは少ないでしょう。上り下りの途中に踊り場でひと息つけるので、高齢になってからの負担を比較的軽減できるはずです。ただし、直階段に比べると広いスペースを要し、建築費用も高くなる傾向にあります。

※費用に関する情報は2023年9月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

折り返し階段

踊り場を挟んで180度方向を変える「折り返し階段」は、学校や病院など大型施設で用いられている階段です。段数が多くなるため勾配が緩やかで、踊り場もあることから、直階段に比べると楽に上り下りができます。転落のリスクは比較的少ないため、家族に高齢者や小さな子どもがいる場合にも安心です。ただし、設置には広い場所をとるので狭小住宅には向かないでしょう。また建材も多く使用するため、シンプルな直階段よりも費用がかかります。

※費用に関する情報は2023年9月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

回り階段

「回り階段」は、かね折れ階段や折り返し階段のように途中で向きが変わるタイプの階段ですが、踊り場はありません。向きが変わる部分には三角形の踏み板が設けられ、くるっと回るように上り下りします。踊り場がない分、省スペースでの設置が可能ですが、大型の家具・家電の搬入が難しくなりがちです。また、カーブする内側の踏み板が狭くなり、踏み外すリスクがあることにも注意してください。回り階段は複雑な構造で、デザイン性の高いオープン型にする場合は強度との両立が必要です。設計の難易度は、高めといえるでしょう。

らせん階段

らせん階段

らせん状に回りながら上り下りする「らせん階段」は、曲線の美しさと存在感に特徴があります。コンパクトなスペースに設置できるという利点から、屋外では非常用にも活用される階段です。3階建て住宅にらせん階段を設置する際は3階まで吹き抜けになるため、十分な採光性が確保できるでしょう。木製や金属製など素材のバリエーションも豊富でインテリア性が高く、ラグジュアリーな空間演出におすすめです。ただし、建築費用は高めです。

※費用に関する情報は2023年9月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

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3階建ての間取り計画、階段の位置はどこがいい?

階段は種類や形状だけでなく、家の中のどこに配置するかによっても住みやすさが違ってきます。ここでは、3階建て住宅の階段の配置場所と、生活しやすい家にするために意識したいことを解説します。

家の中心

利便性を考えると、上下階をつなぐ階段は家の中心に配置するのが一番です。リビングに階段を設置すれば廊下が不要となり、その分、居住スペースを広げることができます。上下階の移動を含めた、生活動線をコンパクトにできる点もメリットといえるでしょう。吹き抜けにしてオープン型の階段を設置することにより採光性や通風性がアップし、開放感のある明るいリビングに仕上がるはずです。ただし、上下階の区切りがないと冷暖房の効率が下がったり、音やニオイが上階に伝わりやすかったりする点に注意してください。

3階建て住宅では、2階をリビングにするケースも少なくありません。その場合、1階は水回りなどのプライベートゾーンになるのが一般的です。家の中心に階段を設置するとなると、来客時にプライバシーが見えないようにする工夫も必要になります。

玄関の近く

玄関の近く

玄関からすぐに階段があると水平移動の距離が短くなり、2階へアクセスしやすくなります。特に2階にLDKを設けた場合には、買ってきた食材などをストレートに運べて便利です。上下階をつなぐ開口部である階段が居室の外になるため、室内の冷暖房効率が下がりにくい点もメリットといえるでしょう。また、階段下のデッドスペースを有効活用できる箱型階段をつくりやすいという利点もあります。

ただし、リビング階段と異なり、階段が独立した間取りになるため生活動線は少し複雑になります。2階以上に子ども部屋を設けた場合、帰宅した子どもが玄関からすぐに自室に向かいやすくなるため、家族のコミュニケーションがとりにくくなる可能性があることも考えておきましょう。

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老後の負担軽減のためにホームエレベーターの設置も検討しよう

年齢を重ねると足腰の筋力が弱り、階段の上り下りをつらく感じるようになります。「住みにくくなったら暮らしやすい家に引っ越せばいい」というのも一つの考え方ですが、持ち家となると賃貸のように簡単に引っ越すことはできません。

老後も安心して暮らせる3階建て住宅を希望するなら、設計段階でホームエレベーターの設置を検討してみてはいかがでしょうか。高齢者だけでなく、若い人でもケガや病気のときは階段での移動は負担に感じるはずです。小さな子どもや妊娠中の女性は、階段からの転落が大きな事故につながる不安があります。その点、ホームエレベーターがあれば階段を利用しなくても上下階にアクセスでき、からだの負担や事故のリスクを軽減できます。また、重い荷物を上の階に運ぶときなど日常的にも役立ちます。

「必要になってから設置したい」という場合も、設置場所は確保しておきましょう。ホームエレベーターの設置には十分な補強が必要で、リフォームで設置するとなると補強を含めて工事費が割高になる可能性があります。新築の段階でスペースを決めて補強を済ませておけば、いざホームエレベーターを設置するときに工期や費用を抑えられるでしょう。

必要なスペースは畳1帖ほどで、ホームエレベーターを設置するまでは納戸として使用できます。なお、ホームエレベーターは木造住宅にも設置することができますが、高さのある3階建ての場合は耐震性や強度の面が心配です。なるべく耐震性の高い構造を選ぶことをおすすめします。

※費用と耐震性に関する情報は2023年9月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

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ずっと長く快適に暮らせる3階建て住宅ならトヨタホームに相談しよう

土地が高額な都市部で十分な居住スペースが欲しいとき、二世帯など敷地面積に対して居住人数が多いとき、縦の空間を利用する3階建ては快適に暮らすために有効な手段といえるでしょう。家の中での階段移動が多くなるため、高齢者には暮らしにくいと思われがちですが、トヨタホームでは「超緩勾配階段」や「ホームエレベーター」など将来の不安を希望に変える3階建てを提案しています。

また、限られたスペースを有効活用できる独自の鉄骨構造で、縦にも横にも広い快適な3階建て住宅を実現します。ぜひ無料のカタログ請求、または展示場にてトヨタホームの3階建て住宅の魅力をお確かめください。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

【カタログ請求はこちら】https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/list/?ad_cd=hometag

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