理想の住まいを実現するうえで大切なのが間取り。理想的な間取りは家族構成やライフスタイルによって違うため、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。今回は、間取りを決めるときのポイントや、注文住宅ならではのメリットなどをご紹介します。
理想の間取りとは?
一言で理想の間取りといっても、家族構成や趣味によってそれぞれ違うもの。ライフスタイルによっても変化していきます。たとえば、今は夫婦二人でも、子どもが生まれたら必要な部屋の数や収納量が変わってきますよね。また、テレワークの時間が増えてきたら、ワークスペースも確保しなければなりません。
そのため、間取りを考えるときは、家族の“将来”や“ライフスタイル”をイメージすることが大切です。住宅展示場などを見学して、さまざまなプランを参考に、「理想の住まい」を実現しましょう。
家族が増えると間取りにこんな要望が
・みんなの笑顔が集まる、広々とした明るいリビングが欲しい
・兄弟が増えたので、子どもそれぞれの部屋が欲しい
・リビングに子どもが勉強をするスペースがあるといい
・ゴルフバックやスキー用具など、増えてきたモノを収納するスペースが欲しい
様々な間取り例を参考に、”わが家“をイメージしてみよう?
最近では、テレビではなくスマホやタブレットで動画を見る人が増えたり、在宅ワークの時間が増えたり、私たちの暮らしが大きく変わりつつあります。それに合わせて、好まれる間取りも変化しています。また、家族とのつながりを重視する人も増えており、間取りを考えるうえでも「家族が一緒にくつろげる空間づくり」が今まで以上に意識されるようになりました。
こうした暮らしの変化を間取りに反映させたいところですが、実際に考えようとすると、うまくイメージするのは難しいものです。そんなときは、人気の間取りを参考にして、ライフスタイルにあったプランをイメージしてみましょう。
よく選ばれる間取り例
<テレワークスペースを確保した間取り>
テレワークを意識した場合、仕事場の確保だけでなく、ビデオ会議が気兼ねなくできるように防音も意識したいところ。クローズドタイプのワークスペースなら、家族の様子を感じつつ、オフィスと同じように集中して仕事に取組めます。
<子育てに配慮した間取り>
子どもがいる家庭は、子ども部屋だけでなく、勉強のためのスペースを考えておきましょう。最近では、リビングで宿題や勉強をする家庭が増えています。ホームリビングを充実させて、家族のコミュニケーションの場になるよう配置するといいでしょう。
<収納を充実させた平屋の間取り>
ずっと夫婦二人の暮らしをイメージした場合、それぞれのパーソナルスペースを確保しながら、リビングを充実させるのがポイント。住まいの中央に納戸を配置した平屋で、ゆったり暮らすのも素敵です。
注文住宅のメリットはたくさんの選択肢から間取りを選べること
注文住宅は、それぞれの趣味や休日の過ごし方など、ご家族の好みに合わせて間取りを考えていきましょう。
また、注文住宅は間取りの選択肢が多いのも魅力のひとつ。壁や床、設備にこだわりたいときやライフスタイルなどに合わせて、インテリアのデザインを選ぶことができます。注文住宅の良さを最大限に生かすといいでしょう。
注文住宅のメリット
・暮らしに合わせて、理想の間取りを手に入れることができる
・さまざまな選択肢の中から、理想のプランを選べる
・壁や床などの建材、さまざまな設備やインテリアを自由に選べる
・欧風、和風など、好みに合わせてインテリアのデザインを選べる
・機能にこだわった間取りを実現できる
将来を見据えて、住まいを変えられる「可変性のある間取り」を選ぼう!
マイホームの購入前にしておきたいのは、家族の“今”と“これから”を考えたライフプランを再確認すること。たとえば、子どもが二人欲しいと考えていたら、「子どもの教育費がかかっても、無理なく住宅ローンの返済を続けていけるのか」を確認しましょう。また、返済が長期間におよぶ場合には「収入がイメージ通りに増えていくのか」「ローン完済まで働き続けることができるのか」「定年退職は何年ごろになるのか」など、具体的にイメージしてから購入計画を立てましょう。
ライフスタイルが変わると、理想とする暮らしも変わるもの。間取りを考えるときは、可変式住宅もチェックしておくといいでしょう。
【まとめ】
間取りの選択肢はさまざまです。間取りを決めるときはつい家族の”いま”に意識が向きがちですが、”これから”も考えて、できるだけたくさんの選択肢の中から選ぶといいでしょう。