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2023.11.30

【注文住宅】よくある吹き抜けの失敗ケースとは?後悔しないための対策を伝授!

【注文住宅】よくある吹き抜けの失敗ケースとは?後悔しないための対策を伝授!

【注文住宅】よくある吹き抜けの失敗ケースとは?後悔しないための対策を伝授!

吹き抜けのある家に憧れている方は、多いのではないでしょうか?吹き抜け部分は天井が高くなるため、家の中が明るくなり開放的でおしゃれな空間になります。ただし空間が広くなることで、いくつかのデメリットが生じるのも事実です。実際に、吹き抜けのある家を建てたことに「後悔している」という声もあります。

そこでこの記事では注文住宅を予定している方に向けて、吹き抜けのありがちな失敗ケースを紹介しつつ、後悔しないための対策を紹介します。満足度の高い住まいを手に入れるために、ぜひ役立ててください。

吹き抜けをつくるベストな間取りとは?

吹き抜けと相性のよい場所として、リビング・玄関・リビング階段の3つが挙げられます。ここでは、それぞれの吹き抜けの効果とおすすめのケースについて解説します。

吹き抜け+リビング

吹き抜け+リビング

住宅密集地や狭小地に家を建てる場合、リビングに吹き抜けをつくるのがおすすめです。家族が集まるリビングは、明るくて快適に過ごせる場所にしたいものです。吹き抜けで視線が上に抜けることで、実際の床面積よりも広く感じられるため、窮屈さを感じにくくなるでしょう。反対に、寝室などのプライベート空間の天井を高くすると落ち着かないので、吹き抜けは適していません。

なお、吹き抜けの高い位置に天窓・高窓を設置すれば、採光や通風も確保できます。周囲の建物との距離が近くてリビングの日当たりが気になる場合は、ぜひリビングに吹き抜けをつくることを検討してみてください。

吹き抜け+玄関

吹き抜け+玄関

家の顔ともいうべき玄関は、訪れた人の第一印象を左右する場所です。広いスペースが確保できないとしても、吹き抜けをつくって縦に広がりを見せることで広々とした印象になるでしょう。

玄関は配置する方角によって暗くなってしまいがちですが、高窓を設置すれば自然光がたっぷり差し込む明るい空間に仕上がります。家に人を招くのが好きで、玄関をゴージャスな雰囲気にしたい方におすすめです。

ただし、上下に空間が広がる吹き抜けには、冷暖房の効率が下がるという難点があります。特に玄関まわりはドアを開け閉めするたびに外気が入り込み、その傾向が顕著です。吹き抜けのある玄関と他の部屋をどう配置するか、しっかり検討する必要があるでしょう。

吹き抜け+リビング階段

吹き抜け+リビング階段

「圧倒的な広さが欲しい」という方から人気を集めているのが、吹き抜けとリビング階段の組み合わせです。リビング階段とは、名前のとおりリビングに設置された階段のことをいいます。廊下や玄関ホールに階段を設置するのに比べて省スペースになることや、上下階を行き来するのに必ずリビングを経由するので、家族のコミュニケーションが取りやすいことがメリットです。

周囲に壁のないオープン型のリビング階段は、インテリア性を重視したい方に向いています。らせん階段にすることもできますし、素材やデザインも豊富です。蹴込板のないスケルトン階段にすると、吹き抜けに設置した窓からの自然光がリビングに広がりやすくなります。ムダを省きつつハイセンスな家づくりを目指したい方は、検討してみてはいかがでしょうか。

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吹き抜けをつくるメリット

吹き抜けをつくるメリットをまとめると、以下のようになります

・部屋を開放的に見せてくれる

・自然光が入り部屋が明るくなる

・風通しを確保できる

・家族同士のコミュニケーションが円滑になる

建築基準法では「居室の天井高は2.1m以上」と定められていますが、それでは圧迫感があるため、近年は2.4~2.5mが標準になりつつあります。さらに部分的に吹き抜けを加えることで、部屋の開放感は格段にアップします。天窓や高窓から自然光がたっぷりと入る居心地のよいリビングや、上下階にいながら家族が顔を見て会話を楽しむ様子を想像してみてください。それらを実現できるのが吹き抜けです。

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吹き抜けをつくって後悔…失敗しやすいケースと対策方法

メリットが多い吹き抜けにもデメリットは存在します。では、実際に吹き抜けのある家に住んで後悔している方は、どのような点に不満を感じているのでしょうか?ここからは、吹き抜けに対する主な不満点と、それぞれの対策方法について解説します。

夏暑くて冬が寒い

上下階が天井と床で遮断されている部屋に比べ、吹き抜けのある部屋は冷暖房の効率が下がるというデメリットがあります。特に夏や冬には「吹き抜けにしなければよかった…」と感じることが多いようです。

ご存じのとおり、温かい空気には上昇する性質があります。天井のない吹き抜け部分から温まった空気が上階に流れてしまうため、冬は1階が寒く、夏は2階が暑いという状態になってしまうのです。

近年は外気の影響を受けにくい高気密・高断熱の家づくりが主流となっています。しかしながら、吹き抜けで縦の空間が広がるため、空調設備がエアコンだけでは部屋を冷やしたり暖めたりするのに不十分です。

【対策】全館空調を導入する

上下階の温度差を解消するには、天井にシーリングファンを設置するか、サーキュレーターを利用するのがよいでしょう。空気の対流を促進し、暖かい空気が上に溜まってしまうことを軽減できるためです。

また、高気密・高断熱の家と相性がいい「全館空調」もおすすめです。24時間365日稼働させるため、家全体を一年中、快適な温度に保ってくれるので、吹き抜けをつくっても温度差に悩むことはないはずです。

2階の居住スペースが狭くて暮らしにくい

吹き抜けにすると上階の床面積が削られてしまうため、思うような間取りにできない可能性があります。例えば、2階にもトイレを設置したかったのに、スペースが確保できずトイレを諦めた…といったようなパターンです。

もし2階にトイレを設置するなら、各個室を少しずつ狭くしなくてはなりません。吹き抜けをつくるために居住スペースを犠牲にした場合、実際に住みはじめてから使いにくさを感じ、後悔につながることが多いようです。

【対策】吹き抜け階段にする、もしくはハーフ吹き抜けにする

「吹き抜けの開放感は欲しいけど、2階の床面積はしっかり確保したい」という場合は、階段部分のみ吹き抜けにするとよいでしょう。吹き抜け+リビング階段という設計なら、2階の床面積を大きく削ることはありません。

また、2階の天井まで届く吹き抜けではなく、「ハーフ吹き抜け」にするのも一つの方法です。居室の標準的な天井高が2.4~2.5mであるのに対し、ハーフ吹き抜けでは1階の天井を部分的に3~3.8mの高さにします。2階の床面積はそのまま確保され、1階では標準的な天井高の部屋よりも開放感を得られるのがメリットです。

1階からの音やニオイが伝わる

吹き抜けは、上下階を一体にする大きな空間です。そのため、1階の音が2階に伝わりやすいことがお悩みのタネになることも…。例えば、吹き抜けがあるリビングは空間が広いために音が響きやすく、子どもの笑い声や泣き声も大きく響きます。

「テレビの音が聴こえない」と音量を上げがちで、リビングはとても賑やかな状態です。そうした音が2階に直に伝わるため、2階で過ごす家族には大きなストレスになることがあります。家族に受験生がいる場合は特に注意といえるでしょう。

また、音と同じようにニオイも2階に伝わります。キッチンから出た油分を含んだ空気も2階に上がるため、ニオイだけではなく家の中が汚れやすいと感じることも…。ペットを飼っている家庭ではトイレ臭なども気になります。2階で過ごしていてもニオイが鼻につき、吹き抜けにしたことを後悔する声も聞かれます。

【対策】2階の防音対策を強化し、換気できる小窓を設置する

音の問題に関しては設計段階での対策が必要です。具体的には以下のようなものが挙げられます。

・リビングの壁に吸音材と遮音材を入れる

・静かな環境を求める部屋は吹き抜けから離して配置する など

ニオイの問題については、キッチンや吹き抜けに設置した小窓で換気することが対策になりますが、全館空調を導入するとさらに効果的です。窓を開けて換気するとなると、冷暖房の効率が下がることは避けられません。その点、全館空調は窓を閉めたままで換気を行うため、快適な室内環境を保つことができます。

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トヨタホームの開放感たっぷりの吹き抜けで暮らしの満足度を上げよう

吹き抜けはダイナミックな開放感が得られる一方で、床の一部がなくなることで「建物全体の強度が弱まるのでは…」と心配をする方もいます。建物を建てるときは建築基準法に定める耐震性をクリアする必要があるので、その心配は不要ですが、気になる場合は耐震性の高い構造を選ぶとよいでしょう。

トヨタホームの鉄骨ラーメンユニット構造は、高層ビルにも採用されるほどの高い耐震性を誇る構造です。大空間のある住まいに憧れている方は、ぜひトヨタホームにご相談ください。まずは無料のカタログ請求か、お近くの展示場でお待ちしています。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

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