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2024.02.09

建てるなら家事楽動線の平屋!間取りアイデアや建築事例を参考に

建てるなら家事楽動線の平屋!間取りアイデアや建築事例を参考に

建てるなら家事楽動線の平屋!間取りアイデアや建築事例を参考に

共働き世帯の増加により、これからの注文住宅はいかに「家事動線の効率化ができるか」が重要なポイントです。さらに階段がなくフラットな平屋を建てたいと考える子育て世帯も多く、幅広い年齢層から平屋が注目されています。しかし平屋は、ワンフロアにすべての間取りを配置しなければならないため、間取りを工夫しないと家事動線が長くなる可能性があります。

この記事では、家事楽(ラク)動線の平屋を建てたい人に向けて、家事動線をコンパクトにまとめるための間取りアイデアやプランを紹介します。トヨタホームが手掛けた注文住宅の建築事例も紹介するので、どんな暮らしができるのかイメージしてみましょう。

家事楽(ラク)動線とは?

家事楽(ラク)動線とは?

家事をするのは家族だけとは限りません。これからの時代は「誰でも」家事を行いやすい点も、「家事楽」という視点で重要なポイントです。夫婦共に忙しく働いている場合は、ホームヘルパーや家事代行スタッフなど、家族以外の人に家事を頼む機会が増えていきます。誰でも家事ができるように、どこに何があるのかわかりやすく収納されていることも大切です。

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家事楽動線になる平屋の間取りアイデア6選

家事動線が長いと毎日の家事が面倒になってしまい、せっかく建てた憧れの住まいも暮らしにくいものになってしまうかもしれません。ここでは家事動線が短く、家事を楽にするための平屋の間取りアイデアを紹介します。

ランドリールーム

ランドリールーム

平屋はワンフロア集結型の間取りなので、ランドリールームを取り入れることで洗濯のプロセスを大幅に短縮することが可能です。ランドリールームは洗濯から洗濯物干し、たたみ作業、アイロンがけまで洗濯に関わる一連の作業を全て行える空間です。それぞれの作業ごとに部屋を移動する必要がないので、時短につながります。

ランドリールームはキッチンや洗面所、浴室の近くに配置するのが良いでしょう。また日の当たる場所に配置すると、湿気がこもりにくくなります。日光をたっぷりと取り入れられる大きな窓や、物干しポールを用意すると洗濯物も乾きやすいでしょう。

パントリー

パントリー

キッチン近くにパントリーを配置すると、家事動線がグッと効率的になります。パントリーには常温で保管できる缶詰などの食品だけではなく、ウォーターサーバーの水やお米、大きな鍋やホットプレートなど大きくて場所をとるものもまとめて収納可能です。

小部屋タイプのパントリーは壁面収納タイプより収納力が高く、キッチン回りをすっきりと片付けられます。「玄関~パントリー~キッチン」という回遊動線にすると、買い物から帰った後もすぐに収納でき、さらに買い物に行く前も何が足りないのかチェックしてからお出かけできます。

ファミリークローゼット

ファミリークローゼット

家族の衣類や荷物を1カ所に収納できるのがファミリークローゼットです。玄関を入ってすぐに出入り口が2カ所あるウォークスルー型のファミリークローゼットを設置すれば、室内に外の汚れやウイルスを持ち込まずに済みます。

平屋の場合は、ファミリークローゼットを部屋の中央に配置すると、家族全員がアクセスしやすいので便利です。子どもが独立した後はスペースが余るため、日用品や趣味のアイテム、買い置きの食材などの収納スペースとしても活用できます。

スキップフロア

【平屋】リビングの吹き抜け天井が生み出すスキップフロアで趣味を満喫

平屋は、2階建てと比べて天井を高くとれる点が大きなメリットです。勾配天井にすれば、より天井裏に大きなスペースができるので、そこに1.5階のスキップフロアを取り入れてみてはいかがでしょうか。スキップフロアがあれば、収納スペースやちょっとした子どもの秘密基地のようなスペースになります。

子どもが小さいうちはキッズスペースとして使えば、リビングが玩具で散らかりにくく、掃除の手間が減ります。成長してスタディールームとして使えば、子どもが家族の気配を感じながら勉強ができ、リビング学習のようにわざわざ勉強道具を片付ける手間もありません。

ハシゴで上り下りするロフトとは異なり、少しの段差でスキップフロアを作れるため、年齢を重ねても使いやすい空間です。

中庭

中庭

平屋の場合、「外からの視線が気になって、洗濯物の干す場所が見つからない」というケースでは中庭が有効です。コの字型のような中庭を建物の中央に配置し、洗濯ものの干し場として活用します。

リビングから出入りできるように中庭を設置すれば、洗面脱衣室で洗った洗濯物を持ち運ぶ際の動線がコンパクトにまとまります。

ビルトインガレージ

ビルトインガレージ

「買い物をするときはいつも車を使う」という人は、ビルトインガレージを取り入れると帰宅後の動線がコンパクトになり、家事動線の良さにもつながります。特にガレージとキッチンをつなげることで、買い物から帰ってきた荷物をキッチンへそのまま運べます。

さらにキッチンとガレージの動線の間にパントリーを設置すれば、買ってきた直後にすぐパントリーに収納できます。重たいものをわざわざキッチンまで運ぶ必要もありません。

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家事効率がアップする平屋づくりのポイント

平屋は場合によっては動線が長くなりやすいため、家事効率を良い間取りにするためのポイントを押さえておきましょう。

回遊性のあるキッチンにする

家事効率をアップさせるには、回遊性のあるキッチンを検討しましょう。代表例が、アイランドキッチンです。アイランドキッチンは孤島のように四方すべてが壁に接地していないため、キッチンまわりを回遊できます。動線が錯綜することがないため、複数人でも料理しやすいでしょう。ただし四方すべてに通路幅を確保しなければならず、設置するのにスペースを要します。

キッチンを中心に洗面脱衣室やパントリーなどにも回遊動線を取り入れると、次の家事への流れがスムーズになります。パントリーの一角に、事務作業ができる1~2帖程度の家事室をつくるのもおすすめです。料理中にパソコンでレシピを調べたり家計簿を付けたり、ちょっとした隙間時間を有効に使えます。

洗濯は「洗う」と「干す」の距離をできるだけ短く

洗濯に関する一連の作業をワンフロアで完結できる平屋は、2階建てに比べてグンと洗濯動線がコンパクトにまとまります。洗濯動線を楽にする1番のポイントは、洗濯機と干す場所との距離です。ランドリールームがあれば洗濯物をその場で干せますが、スペースの確保が難しいならできるだけ最短距離を目指しましょう。

また洗濯物を畳む場所としまう場所が近いと、より便利になります。ファミリークローゼットが洗面脱衣室の近くにあれば、洗濯物を運ぶ手間が大きく減るので、家事効率アップにつながるでしょう。

掃除しやすいよう行き止まりがない回遊動線を取り入れる

室内に回遊動線を取り入れると行き止まりがないので、一度掃除した場所に戻らず掃除機をかけられます。バリアフリー住宅にして段差をなくせば、ロボット掃除機も大活躍です。ロボット掃除機が全ての部屋を行き来できるように工夫しておくと、出かけている間に床の掃除が完了しているので、掃除にかかる時間も大幅に節約できるでしょう。

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