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2023.12.24

吹き抜けのある二世帯住宅で開放的に暮らす!建築事例も紹介

吹き抜けのある二世帯住宅で開放的に暮らす!建築事例も紹介

吹き抜けのある二世帯住宅で開放的に暮らす!建築事例も紹介

二世帯住宅には親世帯・子世帯のコミュニケーションがとりやすく、助け合いながら暮らせる魅力があります。とはいえ、お互いが気持ち良く暮らすためには、適度な距離感が必要です。プライバシーを確保しつつ、二つの世帯が交流しやすい住まいにするために、間取りの一部に「吹き抜け」を採用してみてはいかがでしょうか。

例えば、親世帯と子世帯が上下階に分かれて暮らす二世帯住宅では、吹き抜けが両世帯を緩やかにつなげてくれる空間になります。違うフロアで過ごしていても家族の気配が感じられるので、お互いに安心できるでしょう。ただし、吹き抜けにはいくつかのデメリットがあるため、事前にしっかりと検討することが大切です。

この記事では、二世帯住宅に吹き抜けをつくるメリットやデメリット、吹き抜けのある二世帯住宅の建築事例を紹介します。これから二世帯住宅を建てるにあたり、吹き抜けのある間取りを採用するかどうかの判断材料にしてください。

二世帯住宅のタイプ

二世帯住宅には「共用タイプ」「完全分離タイプ」「一部共用タイプ」の3タイプがあります。まずはそれぞれの違いを押さえていきましょう。

共用タイプ

共用タイプは完全同居ともいえるスタイルで、LDKや浴室など家族が使用するスペースを二世帯で共有します。建築コストがかかりがちな水回りを二世帯分つくる必要がなく、比較的安く建てられることがメリットです。「普段から頻繁に行き来している」「旅行など寝起きを共にする機会も多い」といった二世帯なら、共用タイプの二世帯住宅で暮らすことに不安はないかもしれません。

しかしながら、同じ家で一緒に暮らすとなると、生活リズムの違いなどがストレスになりがちです。良好な関係性を保つために、お互いのライフライフスタイルをしっかり把握し、生活上のルールを決めたり間取りを工夫したりする必要があるでしょう。

完全分離タイプ

完全分離タイプでは、二世帯がそれぞれに生活に必要なスペースを確保します。LDKや浴室・トイレなどすべて別々です。そのため、ライフスタイルの違いに気を遣うことが少なく、お互いが気兼ねなく暮らせます。世帯ごとのプライバシーを保ちつつ、家族の気配を近くに感じる安心感が得られるのがメリットです。

完全分離タイプまたは一部共有タイプの二世帯住宅には、「上下分離型」「左右分離型」があります。1階は親世帯・2階は子世帯といったように世帯がフロアごとに分かれて生活するのが上下分離型、メゾネットタイプのアパートのように左右に分かれるのが左右分離型です。

完全分離タイプは水回りをそれぞれに設けるため、建築費は高額になりがちです。上下分離型も左右分離型も水回りの位置を近づけることで、建築コストを抑えられる可能性がありますが、その場合は間取りにある程度の制限が生じます。どちらの世帯もスムーズな生活動線がとれるよう、丁寧に間取りを考える必要があるでしょう。

一部共用タイプ

生活に必要なスペースの一部を二世帯で共有するのが、一部共用タイプです。どこを共有するかは家庭によって異なり、玄関のみ、玄関とリビング、浴室と洗面所など、さまざまなパターンがあります。

共有スペースが多いほど共用タイプに近づき、建築費は抑えられますが、世帯ごとのプライバシー確保が難しくなります。生活リズムが異なる場合はストレスを抱えることにもなりかねないため、許容できる範囲と譲れない範囲を両世帯でしっかり話し合い、共有スペースを決めることが大切です。

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二世帯住宅に吹き抜けをつくるメリット

吹き抜けがある空間には開放感が生まれ、家の中の採光性・通風性がアップするなどの効果が期待できます。ここでは、二世帯住宅における吹き抜けのメリットについて解説します。

空間が緩やかにつながることで家族の気配が感じられる

上下分離型の二世帯住宅に吹き抜けがあると縦空間が緩やかにつながるため、お互いの気配を感じやすくなります。生活のフロアは別々でも吹き抜けを通して気軽に声をかけられますし、ちょっとした異変にもすぐ気づけるでしょう。程よい距離感を保ちつつもお互いをさりげなく見守れる、優しい住まい方ができるのではないでしょうか。

開放的な住まいになる

吹き抜けの特徴といえば、ダイナミックな開放感を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。天井がぐっと高くなって圧迫感がなくなるため、家族が集まるリビングにおすすめです。

二世帯住宅でリビングを共有した場合、全員がゆったりと過ごせる広さが必要になります。例えば、親世帯2人・子世帯4人がリビングに集まるとすると、できれば20~25帖ほどの広さを確保したいところです。そこまでの広さがとれない場合は、吹き抜けで開放感を演出することで、床面積のわりにゆったり感のある過ごしやすいリビングを実現できるでしょう。

1階部分への採光や通風の確保ができる

周囲の建物との距離が近い場合、1階部分の採光や通風が妨げられることがありますが、吹き抜けをつくることが一つの対策になります。

二世帯住宅では、階段を上り下りする負担を軽減するために、親世帯が1階に住むケースが多くあります。高齢になると家で過ごす時間が長くなるため、日当たりや風通しには十分配慮する必要があるでしょう。昼間でも薄暗く、照明がなくては暮らせないような環境では、心身ともに滅入ってしまうかもしれません。こうしたケースでは、吹き抜けの天井や壁に窓を設置すれば、自然の光や風が1階までしっかり届きます。

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二世帯住宅に吹き抜けをつくるデメリット

吹き抜けをつくるにあたり、デメリットと対策も押さえておく必要があるでしょう。二世帯住宅ではどのようなことに注意すべきか、また、どのような対策を行えばよいのかを紹介します。

冷暖房効率が悪くなる

吹き抜けをつくると空間が広くなるため、冷暖房の効率が下がります。ご存じのとおり、温かい空気には上昇する性質があります。上下分離型の二世帯住宅では、1階に暮らす世帯は冬に、2階に暮らす世帯は夏に住みにくさを感じるかもしれません。

その際に有効なのが「全館空調システム」です。全館空調システムを導入すれば、家の中の温度を一定に保つことができ、上下階の温度差が生じにくくなります。居室だけでなくトイレや脱衣所なども快適な温度になるので、冬のヒートショック対策としてもおすすめです。

音が家中に響きやすい

吹き抜けがあると、音が家全体に伝わりやすくなります。音によって別のフロアで生活する家族の気配が感じられることは、メリットであると同時にデメリットにもなることに注意が必要です。また、音と同じようにニオイも伝わりやすくなります。世帯間の生活リズムやライフスタイルが異なる場合には、吹き抜けがトラブルの原因になってしまうかもしれません。

対策としては、壁や床に防音性の高い建材を用いることがあげられますが、「親しき中にも礼儀あり」を意識して早朝や深夜に大きな生活音を出さないことも大切です。

2階の床面積が減ってしまう

吹き抜けをつくると2階部分の床面積が減ってしまいます。上下分離型の二世帯住宅で2階に子世帯が暮らす場合は、将来的に家族が増えて手狭になる可能性が高いでしょう。吹き抜けをつくるために居住スペースを削るとなると、開放感どころか窮屈な生活になってしまうかもしれません。

後から吹き抜け部分に床を張って部屋にすることもできますが、無理に吹き抜けをつくるのではなく、間取りの工夫で開放感や採光性・通風性を高められないか検討してみてはいかがでしょうか。

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吹き抜けのある二世帯住宅の建築事例

これから吹き抜けのある二世帯住宅を建てようとしている方にとって、建築事例は大いに参考になるはずです。ここからは、トヨタホームが手掛けた吹き抜けのある住まいの事例を紹介します。

驚くほどの開放感を実現した吹き抜けリビングのある二世帯住宅

驚くほどの開放感を実現した吹き抜けリビングのある二世帯住宅

玄関のみを共有する平屋の二世帯住宅です。キッチンや浴室、リビングなどは親世帯・子世帯それぞれに設けているため、自分たちのペースを崩さず気兼ねのない生活ができます。子世帯のLDKは天井高最大7m、和室を含めると約27帖という大空間を実現。トヨタホームの全館空調システム「スマート・エアーズ」の導入により、大空間でも温度のムラがありません。

吹き抜けのある二世帯住宅の住まいの実例:福岡県/A様邸

リビング階段+吹き抜けで家族がつながる二世帯住宅

リビング階段+吹き抜けで家族がつながる二世帯住宅

親世帯2人・子世帯5人で暮らす3階建ての二世帯住宅で、1階部分はインナーガレージ、2階部分は子世帯の住まい、3階部分は親世帯の住まいと子ども部屋(子世帯)です。親世帯の玄関にはホームエレベーターが設置され、階段移動の負担がありません。

2階リビングと3階をつなぐスケルトンタイプの螺旋階段がアクセントになると同時に、吹き抜け効果でリビングに明るさをもたらしています。さらに壁に埋め込まれたガラスブロックからも柔らかい光がたっぷり届く、全体的に明るい住まいです。

吹き抜けのある二世帯住宅の住まいの実例:東京都/K様邸

吹き抜け玄関ホールがある二世帯住宅

吹き抜け玄関ホールがある二世帯住宅

将来は二世帯でも住めるように設計された2階建て住宅で、吹き抜けの玄関ホールと大開口サッシのLDKからたっぷりとした開放感が味わえます。主寝室と各個室にはそれぞれウォークインクローゼットが備えられ、収納が充実しているため、二世帯同居で家族が増えても困ることがないでしょう。トヨタホームの全館空調システム「スマート・エアーズ」を導入したことで、家中どこでも快適に過ごせます。

吹き抜けのある二世帯住宅の住まいの実例:宮城県/T様邸

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家族が心地よく快適に暮らす二世帯住宅をトヨタホームで叶えよう

家族が心地よく快適に暮らすために、二世帯住宅には適度な距離感を保ちつつ、コミュニケーションをとりやすくする工夫が必要です。吹き抜けで開放感あふれる居心地の良い空間をつくるのも、一つの工夫といえるでしょう。ただし、音が響きやすいなどのデメリットがあるため、間取りは慎重に考えることが大切です。

二世帯だけでなく多世帯住宅の施工実績も豊富なトヨタホームは、快適な距離感を実現させる住まいづくりを得意としています。家族みんなが気兼ねなく、ずっと長く快適に暮らせる住まいづくりを実現したい方は、トヨタホームまでお気軽にご相談ください。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

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