車を日常的に使うなら、ビルトインガレージのある注文住宅を建ててみませんか?室内とガレージがつながることで、暮らしやすさがグンとアップします。とはいえ、ガレージをつくるにはある程度の広さの土地が必要です。「建坪25坪程度でもビルトインガレージってつくれるの?」と不安になるかもしれません。
そこで、土地の広さに余裕がないもののビルトインガレージに興味がある人向けに、25~40坪で建てられるビルトインガレージ付きの間取りプランを紹介します。駐車場1台分どのくらいの広さが必要か、間取りを決める際の注意点もあわせて解説します。
この記事を読むことで、ビルトインガレージのある間取りがイメージしやすくなるでしょう。
【25~40坪の間取りプラン】ビルトインガレージ付き注文住宅の建築事例から紹介
25〜40坪の建坪では、どんなビルトインガレージが建築できるのか、トヨタホームが手掛けたビルトインガレージ付き注文住宅の建築事例から間取りプランを紹介します。
【建坪約29坪】変形地の土地で実現したビルトインガレージがある2階建て
「約30坪という狭小地でも車2台分の駐車スペースが欲しい」というオーナー様の希望で実現したのが、ビルトインガレージのある住まいです。真四角ではない変形地の特徴を活かし、設計自由度の高いトヨタホーム独自工法を採用したことでスペースの無駄を省き、奥行きのある住まいが実現しました。
駐車スペースの確保と同時に、「広々とした空間にしたい」という要望もありました。それを同時に叶えるために、オーバーハング(下階よりも上階部分が張り出している設計)にして、2階の広さを確保しています。建ぺい率に含まれないグレーチングバルコニーがあるので、より広々と感じられる空間になっています。
【建坪約35坪】家族にとっても便利なビルトインガレージのある平屋
車好きなご主人の希望で叶えたのが、ビルトインガレージのある住まいです。ご主人の実家の敷地内に家を建てることになり、平屋にすることで実家への日当たりにも配慮しました。愛車をキズや汚れから守り、車がないときには子どもたちの遊び場として活用しているそうです。
リビングダイニングにはガレージが見えるようにスリット窓を設置し、いつでも愛車を眺めることができます。キッチンにいても、ガレージで遊んでいる子どもたちの様子が分かるので安心です。
【建坪約38坪】雨でも濡れずに出入りできるビルトインガレージがある2階建て
シンメトリーでスタイリッシュな外観でありながら、2台分の駐車スペースを確保した機能的な住まいです。玄関横の屋外スペースに車1台分、そしてもう1台の駐車スペースをビルトインガレージにしました。2階のランドリールームがビルトインガレージの屋根代わりになっていることで、雨でも濡れずに出入りができます。
リビングダイニングにはビルトインガレージに面した大きな窓を設置し、ガレージで遊ぶ子どもたちを見守れる間取りになっています。家族とのコミュニケーションを大切にしたいという、ご夫婦の思いが伝わる住まいです。
【建坪約39坪】オーナーラウンジを設け充実したビルトインガレージのある3階建て
ビルトインガレージ内に、ご主人のオーナーラウンジを設けたこだわりの住まいです。オーナーラウンジでは愛車を眺めるだけではなく、サッカーグッズを飾ったり、タバコを吸える場所にしたり、リラックスできる空間に仕上げています。
オーナーラウンジの隣にはご主人の寝室兼書斎をつくりました。「夜でも家族を気にせず仕事ができる空間があって便利」と大変重宝されているようです。土地の敷地面積が約39坪と広さに限りがあったものの、いかに有効活用できるかを追求し実現した住まいです。
【建坪約41坪】家族で柔軟に活用できるビルトインガレージがある2階建て
住まいの顔となるビルトインガレージを内包した都会的な印象の住まいです。夜にはライトアップされた愛車が美しく輝きます。車がない時間帯は子どもたちの遊び場として使えるので、縄跳びなど体を動かせるスペースとして、また休日には車を移動させて家族でバーベキューも楽しむなどセカンドリビングとしても活用されています。
ビルトインガレージから直接玄関に入れるので、雨の日の帰宅時も濡れずに室内に入れます。また大容量の玄関クローゼットを設置しているので、玄関先で上着が脱げてホコリや花粉を室内に持ち込まずに済みます。
【建坪約42坪】車2台を駐車できるビルトインガレージのある3階建て
ビルトインガレージのある3階建ての住まいです。土地の敷地面積が約30坪でも車2台を駐車したいという要望で、玄関へのアプローチを一部、車1台分停められるビルインガレージにしました。ガレージの壁を一部取り除いたことで、日差しが入る明るく開放的な印象に仕上がっています。
1階には、ご主人の書斎をつくりました。帰宅が遅くなっても家族を起こすことなく、一人でゆっくりできるプライベートスペースです。約30坪の土地であっても、間取りの工夫によって居住スペースも十分に確保できました。
ビルトインガレージに必要な面積
国土交通省の指針によると、普通自動車1台分の駐車スペースのサイズは「幅2.5m×奥行6.0m」が1つの目安とされています。壁に囲まれているビルトインガレージなら、さらに幅に余裕を持たせて、「幅3.0m×奥行6.0m」ほどの広さを確保しましょう。坪数に換算すると、車1台あたり4〜5坪程度、2台なら8~10坪程度となります。
必要最低限の広さを確保したうえで、収納スペースやDIYなどの作業場も確保したいなら、より大きさにゆとりをもたせるといいでしょう。 広ければ広いほど、ガレージ内の快適性や利便性はアップします。ただし居住スペースが圧迫されるため、両者のバランスは大事です。
ビルトインガレージをつくる際の注意点
ここでは、ビルトインガレージをつくる際に注意すべきポイントについて解説します。
ガレージのサイズは将来のことを考慮して決める
今乗っている車や今の台数だけでガレージのサイズを決めると、将来的に困るケースが出てくるかもしれません。長期的な視野でガレージのサイズや駐車台数を決めましょう。
また昨今では電気自動車も普及していて、充電設備を取り付けておいた方が利便性は向上します。ビルトインガレージと排気ガスの出ない電気自動車は、相性抜群です。将来的な買い替えの可能性も考慮して、充電設備についても考慮しておくと安心でしょう。
ガレージから室内への動線を具体的にイメージする
ビルトインガレージがあると、室内への動線がスムーズになります。暮らし始めてから移動しにくいということがないように、どんな動線にしたいかしっかりイメージを固めておきましょう。
例えば買い物帰り、トランクに詰めてあった荷物を室内に運び入れるなら、室内のどこに続く窓や扉があったら便利だろう、などイメージを膨らませてみましょう。実際に思い描いていた通りの間取りにならないかもしれませんが、イメージが具体的であればあるほどハウスメーカーとの打ち合わせはスムーズに進みます。
排気ガス対策やシャッター音についても考えておく
排気ガスは、短時間エンジンをつけただけなら問題ないことがほとんどです。しかし冬場に暖機運転で車内を温めるとガレージ内部に排気ガスが充満し、場合によっては一酸化炭素による健康被害を引き起こすリスクもあります。健康被害を防ぐためには、小窓や換気扇の設置が有効です。
ビルトインガレージの出入り口にシャッターを設置する場合は、シャッター音にも考慮しましょう。壁に囲まれたガレージの中でのエンジン音もシャッター音も思いのほか響きやすいものです。また、住宅密集地で深夜早朝に車の出入りが多いと、シャッター音が隣家とのトラブルの原因になる可能性があります。特に自分の家のビルトインガレージと隣の住宅の寝室が近いと、近隣住民の睡眠を防げることがあるかもしれません。そのため、比較的音の気にならない、静音タイプのシャッターがおすすめです。
車のある暮らしのことならトヨタホームにお任せください
トヨタホームならビルトインガレージのある暮らしを、自動車メーカー・トヨタのグループ会社ならではの視点で提案できます。またビルトインガレージのある注文住宅の実績も豊富なので、車のある暮らしについて幅広い知識があります。
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