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2024.02.21

50坪台で建てる3階建て!おすすめの間取りや注意点を解説

50坪台で建てる3階建て!おすすめの間取りや注意点を解説

50坪台で建てる3階建て!おすすめの間取りや注意点を解説

一般的に50坪台の住まいといえば、十分にゆとりある家と考えられます。それだけの広さがあればLDKと夫婦の寝室、人数分の子ども部屋を確保したうえで、書斎や中庭、ビルトインガレージ、ランドリールームなど、こだわりの空間を盛り込むことも可能でしょう。ただ、50坪の3階建てとなると、動線計画や間取りの配置など注意すべきポイントがいろいろ出てきます。

この記事では、50坪台の3階建て住宅を検討している人に向けて、おすすめの間取りプランや建築時の注意点などをまとめて紹介します。この記事を読めば、暮らしやすい50坪台・3階建ての家を具体的にイメージできるでしょう。

50坪の広さってどのくらい?

住宅としてはゆとりのある広さといえる50坪ですが、実際にどれくらいの広さなのか見ていきましょう。

1坪=約3.3平方メートルなので、50坪×3.3平方メートル=165.5平方メートルです。バレーボールコートが9m×18m=162平方メートルなので、50坪はそれより少し広いくらいの面積をイメージするとわかりやすいかもしれません。

国土交通省が定める居住面積水準では、一般型(郊外や都市部以外での戸建て住宅)を想定した場合、2人以上の世帯で「25平方メートル×世帯人数+25平方メートル」が水準とされています。計算すると5人家族で150平方メートル、6人家族で175平方メートルなので、50坪あれば5〜6人家族が暮らせることになります。

住宅金融支援機構「2022年度 フラット35利用者調査」によれば、全国の注文住宅の平均面積は122.8平方メートルとなっており、50坪の住まいがかなり広いほうであることはデータからも明らかです。

・出典:国土交通省「住生活基本計画における「水準」について」

・出典:住宅金融支援機構「2022年度 フラット35利用者調査」

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【50坪台の3階建て】ビルトインガレージや二世帯住宅、中庭の設置も可能

50坪台の3階建て住宅を新築する場合、どのような間取りを実現できるのか見ていきましょう。

3階建てで延床面積50坪とすると、1フロアあたり15坪弱のスペースを使える計算になります。2フロアで30坪という十分な居住スペースを確保できるため、1階部分をビルトインガレージとして活用してもよいでしょう。通常、車1台あたり約5坪の駐車スペースが必要になるため、1階を丸々ビルトインガレージにすれば愛車を3台駐車できることになります。

50坪台・3階建ての住宅は、二世帯住宅としての利用も可能です。1階を親世帯の居住スペース、2階を2つの世帯の共有スペース、3階を子世帯の居住スペースとしてゾーニングができます。コの字型やロの字型の中庭を家の中心に配置すれば、縦方向に空間のつながりを保ちつつ、緩衝地帯として程よい距離感を実現できるでしょう。

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【50坪台の3階建て】工夫すべき間取りのポイント

50坪の家といえば、広さには十分なゆとりがあります。しかし、広いがゆえにポイントを押さえた間取りづくりが必要となります。ここでは、50坪台で3階建ての家を建てる際に工夫したいポイントを紹介していきましょう。

家事は1つの階で完結するように動線計画を立てる

50坪台の3階建てとなると、縦にも横にも広がりのある間取りとなります。そのため、家事動線をコンパクトにまとめ、できるだけ家事中の階段移動をなくすことがストレスの軽減につながるでしょう。

3階建ての間取りでよくある後悔が、1階に水回りを配置したことにより、洗濯物を干すたびに2階や3階のバルコニーまで重い洗濯物を運ばなければならないケースです。

上下移動がなるべく少ない動線にするため、2階リビングにして、キッチン周辺に水回りを集約、2階のベランダで洗濯物を干せるようにしてもよいでしょう。

50坪台ならスペースに余裕があるので、洗う・干す・畳むを1箇所で完結できるランドリールームを2階に設けるのもよいでしょう。ランドリールームから近い場所にファミリークローゼットを設置すれば、畳んだ洗濯物を各部屋に運ぶ必要がなくなり、家事ストレスが大幅に軽減されます。

このように、家事ごとの全工程が同じ階で完結できるように動線計画と間取りを検討すると、住みやすい3階建てになります。

収納計画はフロアごとに立て、分散収納を心がける

収納には大きく「分散収納」と「集中収納」の2つがあります。3階建てのような階段移動の多い住宅では、特に「分散収納」に目を向けると快適性が向上するでしょう。

50坪台のゆとりある住まいは収納スペースを確保しやすいのがメリットなので、ロフトや納戸といった大型収納を確保し、季節物や使用頻度の低いものをしまいます。これが「集中収納」です。

一方、毎日使うようなものは必要な場所ですぐ取り出せるよう、使う場所にある収納スペースにしまっておきます。これが「分散収納」です。

先ほど紹介したファミリークローゼットであれば、ランドリールームや洗面脱衣所の近くに設置することで、着替え時や衣類をしまうときの余計な移動が不要になります。そのほか、家族で使うものはリビング収納、食料品のストックならパントリーといった具合に、使う場所の近くにしまっておけるよう間取りを工夫しましょう。

帰宅後すぐに着替えたい人は、玄関に小さなクローゼットがあると便利です。花粉などが付着した上着を室内に持ち込まずに済むので、花粉症に悩む人にもおすすめします。

個別空調ではなく全館空調にする

3階建てで、部屋ごとにエアコンを設置して室温を調整する個別空調にすると、フロアごとに冷暖房設備が必要になり非効率です。特に冬場は暖かな空気が上昇してしまうため、1階が寒くなってしまいます。反対に夏は冷房で冷やされた空気が1階に溜まり、屋根に近い3階はいっそう暑くなってしまうでしょう。

縦に広がりがあって冷暖房効率が悪くなりやすい3階建てでは、全館空調の導入を検討するのもおすすめです。

ホームエレベーターも検討しておく

3階建てではホームエレベーターの設置を検討してもよいでしょう。ホームエレベーターというと設置コストやメンテナンスコストがかかるため、老後に階段の上り下りが大変になってからと考える人も多いようです。

しかし、実際には大量に買い物をして重い荷物を持っているときやケガをして歩くのが大変なとき、妊娠中で移動が大変なときなど、エレベーターがあれば若いうちから日常的に活用できます。

デッドスペースを1帖ほど使えば設置できるので、50坪のゆとりある3階建てであれば当初から設置するのもおすすめです。

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【50坪台の3階建て】トヨタホームの建築実例から紹介!

以下では、トヨタホームがこれまでに手がけた建築実例のなかから、50坪台・3階建ての注文住宅を4つ紹介します。事例を通して、実際に生活するイメージを思い描いてみましょう。

【55.7坪】デザインにこだわった開放的な3階建て

【55.7坪】デザインにこだわった開放的な3階建て

1つ目に紹介するのは延床面積55.7坪、モノトーンのスタイリッシュな外観が目を引く3階建ての住宅です。

ゆとりある面積を活かして、1階部分には左右に車が2台停められるインナーガレージを設置しました。正面右側のインナーガレージには窓が設置されていて、室内からいつでも愛車を眺めることができるつくりです。

2階・3階には大きな吹き抜けを設け、2階の広々としたLDKに光がたっぷりと差し込みます。吹き抜けに面した内窓を通して、キッチンから3階の子ども部屋の一部が見えるのもポイントです。家族のコミュニケーションが活発になる間取りを実現しています。

埼玉県/T様邸:住まいの実例

【54.7坪】家族5人がゆったり暮らせる都市の3階建て

【54.7坪】家族5人がゆったり暮らせる都市の3階建て

次に紹介するのは延床面積54.7坪、夫婦と子ども3人の5人家族が暮らす都市部の3階建てです。

1階に3人の子ども部屋、2階にLDK、3階に夫婦の主寝室と広々とした屋上を設置しました。日中は子どもとの時間を2階で楽しみ、夜は3階で夫婦水入らずの時間をゆったり過ごせる間取りとなっています。

外とのつながりを感じられるのもこの家の特徴で、1階の中庭上部は2階まで吹き抜けになっており、2階には中庭テラスが設けられています。テラスへは2階LDKから自由に出入りでき、ホームパーティの会場としても重宝しているそうです。

都市部でありながら空を独占できる屋上スペースは10帖もの広さがあり、アウトドア用のソファとテーブルセットを設置しています。アウトドアリビングとして、家族の憩いの場になっています。

東京都/S様邸:住まいの実例

【52.7坪】仲良し二世帯で暮らす理想の3階建て

【52.7坪】仲良し二世帯で暮らす理想の3階建て

延床面積52.7坪のこちらの3階建ては、仲良しの親子二世帯が暮らしています。1階を親世帯、2階を共通のLDK、3階を子世帯のフロアとして分けることで、程よい距離感を生み出しています。

2階のキッチン周りに水回りが集中していて、キッチン・洗面所・浴室が一直線に並んでいるのが特徴です。料理しながら洗濯を進めるなど、家事を一気に片付けられる便利な間取りで、キッチンを広くすることで親子が並んでの料理もしやすくなっています。

また、1階・3階にそれぞれ巨大なウォークインクローゼットを設けている点も注目です。各世帯の荷物をまとめて収納することで、見た目がすっきりするだけでなく、すべての身支度が1箇所で整います。効率的でストレスのない暮らしができる間取りアイデアです。

広島県/Y様邸:住まいの実例

【56坪】3階建てのメリットを活かして適度な距離感で暮らせる二世帯住宅

【56坪】3階建てのメリットを活かして適度な距離感で暮らせる二世帯住宅

最後に紹介する延床面積56坪の3階建ても、親子世帯が暮らす二世帯住宅です。先ほどの二世帯住宅とはフロアの割り振りが異なり、1・2階が子世帯、一番上の3階が親世帯のフロアとなっています。

3階に暮らす高齢の父親が移動しやすいよう、玄関ホールの一角にホームエレベーターを設けました。これにより、お互いの生活リズムやプライバシーを保ちつつ、玄関ホールで顔を合わせたときには自然と会話が生まれる、程よい距離感の二世帯住宅が実現しています。

大きな吹き抜けのある1階子世帯のリビングに父親が訪ねてくることもでき、孫も含めた三世代での活発なコミュニケーションが生まれる間取りです。

静岡県/N様邸:住まいの実例

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トヨタホームがライフスタイルに合った50坪台の3階建ての間取りプランを提案します

延床面積50坪台の住宅といえば、一般的にゆとりある広さです。ただし、3階建てにすると上下移動が増えるため、広い分だけ動線や部屋の配置に工夫が必要となります。生活シーンをイメージしながら、家事や移動のストレスが少なくなる住みやすい間取りづくりを心がけましょう。

トヨタホームの「よりどり間取り」では、幅広く間取りに関するご相談を受け付けています。敷地条件やご家族のライフスタイルに合わせて、ご希望に合った間取りをご紹介するとともに、さまざまな提案を詰め込んだトヨタホーム「シンセシリーズ」のプラン集も無料でお届けしています。

家族の暮らしがより豊かになる3階建て住宅を実現したいなら、まずはトヨタホームへお気軽にご相談ください。

【よりどり間取り】

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