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2021.03.31

担当者に絶対聞きたい家づくりで忘れちゃいけない3つの品質

担当者に絶対聞きたい家づくりで忘れちゃいけない3つの品質

未来の話を聞いてくれる担当者探しとチェックポイント

家づくりについて考え始めてると、どんな間取りにしたいか、どんなインテリアにしようかとパートナーや子どもたち、親と楽しみながら話ができることも増えるのではないでしょうか。
SNSや書店で他の家のことが気になって、やたら目につくなんてこともあると思います。それについて、ご家族間でも意見を聞いたり希望を言ったりするなど、いつでも家づくりの想像は楽しいものです。

ご家族での会話くらいカジュアルに話ができると良いと思うのが、実際に家づくりのパートナーの1人となってくれるハウスメーカーなどの担当者さんです。
どんな家を買うかも考えますが、誰から家を買うかということも気にする人は多いのではないでしょうか。担当者と気が合わなかったり、希望が伝わりづらいなんてことがあったら、せっかくの楽しい未来の話がうまく進まなくなってしまいます。
ぜひとも色々な担当者と会って、自分たちにとって良い提案をもらえそうな担当者さんを探してみてください。そしてそんな担当者さんが見つかったらぜひとも聞いてほしいことが1つあります。

本当に良い品質の家とは

それは「3つの品質」についてです。家を建てる際に関わっている家づくりの品質とは、次の3つ。
「設計品質」、「出来上がり品質」、「住んでから品質」。

内容がわからない部分もあると思いますが、これら3つが揃ってこそ本当に品質が良い家といえます。1つずつポイントを確認します。

最初の確認は設計について

まずは「設計品質」。これは読んで字の如く、良い設計がされているのかという点です。これには国が定める、性能評価というものがあります。例えば、耐震性能・耐久性能・断熱性能・空気環境。
それぞれに等級が決まっていて、定量的に判断することができるのです。
それらがきちんと高評価を得られる設計になっているか、それが家の品質を保つ始まりとも言えます。ですが設計品質が良ければすべてが安心…というわけでもありません。

どのように作られるかも確認を

次の確認ポイントが「出来上がり品質」です。作る人によっての違いが出てしまうのではないか、施工中に雨が降って資材に影響したり、長年住んでいると柱や梁が腐食によって劣化してしまうのではないか、ベランダなどで使われる鉄が錆びてしまい、買ったときから明らかに品質が下がってしまうと心配される人もいます。それらの不安の解消をするためには、最初の設計が良くても、設計通りに丁寧に作ってもらえていなければ、意味がありません。
当たり前のようですが、設計通り作られているのか、その出来上がり品質も聞いてみるとなお安心できるのではないかと思います。
具体的には、仕上がりにばらつきがでるような素材を使っていないか、天候に左右されない環境での施工なのか、作り手によって技術のばらつきが出ない配慮がなされているのか、作る際にどんな方法で作られるのかといった内容です。

永く住み続けるためにはこれが大切

そして、最後にチェックする品質は「住んでから品質」。これが出来上がった家の品質を保ち、何よりも大切な品質です。
永く住んで、なお品質の下がらないことが、一番良い品質というのではないのではないでしょうか。
そのためには、定期的かつ継続的なメンテナンスを実施する必要があるのですが、国の基準はないものなので、ハウスメーカーや工務店が独自に用意しているサービスを確認してみる必要があります。

改めて本当に品質の良い家のための条件

この3つの品質が揃ってこそ、本当に品質が良い家と呼べるのです。家づくりの最初の過程として、色々な担当者と会って気軽に、だけど真剣に将来の話ができる相手なのかを考え、また、自分の家づくりを叶えてくれる人を探しながら、大切な3つの品質を確認してみてください。良質な未来のライフスタイルを手に入れる近道になるのではないでしょうか。