#タグで
つくる
暮らし

2021.03.31

住宅ローンに申し込もう!申し込みで注意するポイントは?

住宅ローンに申し込もう!申し込みで注意するポイントは?

マイホームを購入するとき、考えないといけないことはたくさんありますが、その中でも特に重要なのはお金の問題。今回は、多くの人が利用している住宅ローンについて解説します。

住宅ローンとは?申し込みまでの流れをチェック!

マイホームを購入するとき、必ずと言っていいほど利用するのが住宅ローン。ここでは、金融機関の選び方から申し込みまで、住宅ローン利用の流れを簡単にご紹介します。

そもそも住宅ローンって?

住宅ローンとは、マイホームの購入やリフォームの際に金融機関から借りるお金のこと。金額が大きいため月々の返済は長期間にわたることがほとんどです。ただし期間が長くなればなるほど利息が高くなるため、金利などを考慮して検討する必要があります。

どの金融機関を選べばいいの?

住宅ローンは銀行や信用金庫、JA、ろうきん、ネット銀行など、さまざまな金融機関で取り扱っています。また、金融機関によっては「フラット35」(※)も申し込めます。
どの金融機関に申し込めばいいのか迷ったときは、近くの金融機関を中心に、金利などの条件がいい金融機関を探して相談してみるといいでしょう。給料の振り込みや公共料金の引き落としをしている金融機関だと、優遇金利で借りられることもあるため、取引のある金融機関のチェックも忘れずに。

※「フラット35」は、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する最長35年の全期間固定金利住宅ローンです

住宅ローンを申し込もう!

マイホームが決まったら、金融機関に住宅ローンの事前審査を申し込みましょう。事前審査では、申込者の年齢、年収、勤務先、勤続年数、他のローンの利用状況、購入予定のマイホームの担保価値などが審査されます。
事前審査に通過したら正式に住宅ローンの申し込みをして、マイホームの引き渡しに合わせて借り入れが完了します。

住宅ローンの返済額はどのくらい?シミュレーションしてみよう!

住宅ローンを借りると、月々の返済額がどのくらいになるのか、簡単にシミュレーションしてみましょう。

借入金額2,000万円、返済期間35年の場合

借入金額 2,000万円
返済期間 35年
返済方法 元利均等(毎月の返済額が一定となる返済方法)
ボーナス払い 0円
金利 全期間固定/1.5%
毎月の返済額 6万2,000円
総返済額 2,572万円

借入金額2,000万円、返済期間30年の場合

借入金額 2,000万円
返済期間 30年
返済方法 元利均等(毎月の返済額が一定となる返済方法)
ボーナス払い 0円
金利 全期間固定/1.5%
毎月の返済額 7万円
総返済額 2,485万円

同じ借入金額・同じ条件で、返済期間だけ30年に短縮すると、月々の返済額は7万円、支払い総額は2,485万円になります。月々の負担はちょっと重くなりますが、返済総額はその分だけ少なくなります。

こうしたシミュレーションは、金融機関のホームページなどで簡単にできます。頭金をいくら準備できるのか、金利は何%で借りられるのか、返済期間は何年にしようかなど、条件をいろいろ変えてシミュレーションしてみましょう。

状況に合わせて住宅ローンのタイプを選ぼう

住宅ローンには、金利や返済方法などで、さまざまなタイプがあります。それぞれの違いもチェックしておきましょう。

金利タイプ

・固定金利型
返済が始まってから完済するまで、住宅ローンの金利が変わらないタイプです。市場金利が変動した場合でも金利が変わらず、返済計画を立てやすいのが特徴です。

・変動金利型
市場金利に合わせ、住宅ローンの金利が定期的に見直されるタイプです。固定金利型より金利は低く設定されますが、金利が上昇すると返済額も増えてしまいます。

・固定金利選択型
返済が始まってから一定期間は、住宅ローンの金利が変わらない固定金利のタイプです。固定金利の期間は3年間・5年間・10年間などで設定されています。固定金利期間終了後は変動金利になるタイプが一般的ですが、あらためて固定金利選択型を選べるプランもあります。

返済方法による違い

・元利均等返済
返済額と利息の合計額が毎月同じ金額になる返済方法です。毎月の返済額が変わらないため、返済計画を立てやすいという特徴があります。

・元金均等返済
元金の返済額が毎月同じになる返済方法です。元金の返済が早く進むため、返済総額は元利均等返済より少なくなりますが、返済開始当初の返済額が大きくなります。

住宅ローンには金利以外にも必要な諸費用が!

住宅ローンを利用する際には、金利以外にも次のような費用がかかります。

・融資手数料
住宅ローンを利用するとき、金融機関に対して支払う手数料です。融資手数料の金額は金融機関によって違い、3万円~5万円くらいが一般的ですが、「融資額の2%」のように設定している金融機関もあります。

・ローン保証料
保証人を保証会社に依頼するときに必要な費用です。保証料の額は、前払いするケースでは「融資額の2%」、金利に上乗せされるケースでは「0.2%上乗せ」など、金融機関や利用する保証会社によってさまざまです。

・その他の費用
マイホームにかける火災保険料や、借主に万一のことがあった場合に残りのローンを支払ってくれる団体信用生命保険の保険料も必要になることがあります。

【まとめ】

住宅ローンにはいろいろなプランがあり、借り入れる条件や、必要な手数料の額なども金融機関やプランによって違います。どの金融機関にすればどのくらいの金利で借りられるのか、月々の返済額はいくらになるのかなど、事前にシミュレーションしてみましょう。

令和4年度税制改正大綱 住宅取得減税制度