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2024.05.24

注文住宅とは?建売住宅との違いは?価格の相場や流れも分かりやすく解説

注文住宅とは?建売住宅との違いは?価格の相場や流れも分かりやすく解説

理想の住まいと聞いて、注文住宅を思い浮かべる人は多いでしょう。注文住宅では、設計から仕上がりまで自分たちの希望を取り入れられるため、自由度や満足度は高くなります。ただし、購入費用は高額になりがちです。では、実際にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

この記事では、注文住宅のメリット・デメリット、価格相場などを紹介します。建売住宅との違いも解説するので、マイホーム購入の参考にしてください。

注文住宅は自由度の高さがメリット!ただしデメリットも

注文住宅とは、その名のとおり注文してから建築する家のことをいいます。注文住宅の最大のメリットは、自由度が高く、自分たちの理想に合った家づくりができることです。間取りはもちろん外観の色やデザイン、キッチンやトイレなどの設備、内装など、すべてが自由に選べます。こだわりを目に見えるカタチにでき、自分たちだけのオリジナルの家が手に入るので、満足度は非常に高いものになるでしょう。

ただし、建築費用は高額になりがちです。設備や仕様にこだわって、ハイグレードのものを選んだり、輸入ものを選んだりした結果、予算をオーバーしてしまったというケースがよく見受けられます。また、完成までに日数がかかるという点もデメリットといえるでしょう。検討を始めてから入居まで、短くても1年はかかります。2~3年かかるケースも珍しくありません。工期が長くなればそれだけ多くの人が関わることになり、人件費が価格に反映されます。

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注文住宅と建売住宅の違い

一戸建ての住宅といえば、注文住宅のほかに建売住宅や分譲住宅があります。それぞれの違いも把握しておきましょう。

建売住宅とは、不動産会社やハウスメーカーが土地を仕入れ、建物とセットにして販売する住宅です。完成前に販売が開始されることもありますが、多くはすでに完成した状態で売り出されます。実物をじっくりと確認し、納得してから購入できるのがメリットといえるでしょう。

分譲住宅も建売住宅と同じく、土地と建物をセットにして販売する住宅です。違いは仕入れた土地の広さにあります。分譲住宅は広い土地を区画整理して販売します。資材を大量に調達して同時に建てるため、建築費用ならびに販売価格を抑えられるというメリットがあります。 

建売住宅も分譲住宅も、プランは売主である不動産会社やハウスメーカーが決めます。完成前の建物なら設備や内装を選べることもありますが、選択肢はそれほど多くありません。注文住宅と比べると、自由度は低くなるのがデメリットです。

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注文住宅の相場は?平均は5,400万円!?

注文住宅は高額になりがちで、分譲・建売住宅は比較的手の届きやすい価格ということがわかりましたが、実際のところはどうなのでしょうか。国土交通省が発表した「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」をもとに、住宅の価格相場を調べてみました。注文住宅(土地購入あり・なし)は全国平均と三大都市圏平均、分譲戸建住宅(土地付き)は全国平均を紹介します。

・注文住宅(土地購入との合計):5,436万円(全国平均)、6,787万円(三大都市圏平均)

・注文住宅(建築のみ):3,935万円(全国平均)、4,504万円(三大都市圏平均)

・分譲戸建住宅:4,214万円(全国平均)

注文住宅は、土地も購入するケースと建築費のみのケースでは、全国平均で1,500万円以上の差があります。土地が高いとされる三大都市圏では、その差はさらに大きく約2,300万円になります。

分譲戸建住宅は、土地購入を含む注文住宅より1,200万円以上(全国平均)割安になっています。

参考URL:国土交通省「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」

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注文住宅を購入するまでの流れ

注文住宅の検討から入居までの流れを簡単にまとめました。注文住宅は建売住宅などと違い、入居できるまでに長い期間を要します。大まかな流れをつかんで、スムーズに進めていきましょう。

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ステップ1:情報収集・事前準備

準備段階では、次のような流れで自分たちの希望や資金を洗い出します。

1.どんな家に住みたいのかをイメージする

2.  立地条件を考える

3.  資金計画を立てる

注文住宅では、とにかく決めることがたくさんあります。どんな家に住みたいのか、どんな生活を送りたいのかをしっかり考えておかないと、途中で挫折してしまうかもしれません。まずは住宅に関する情報収集を始めましょう。その際、モデルルームに足を運ぶことをおすすめします。実物に触れて確認でき、わからないことをその場で営業マンに確認できるためです。いくつかのモデルルームを見学しながら、依頼したいハウスメーカーや建築会社の候補を絞ります。

土地選びについては生活の利便性を考えることが大切です。通勤・通学の便や周辺環境なども含めて、生活しやすいエリアを絞り込んでいきましょう。ただし、予算内で選ぶようにしましょう。土地代が予算オーバーすると、そのぶん建物の予算を削らなくてはなりません。その結果、設備や内装に妥協せざるを得なかった…ということになりかねないので気をつけましょう。

最も大切なのが資金計画です。家計に無理な負担がない返済額は月々いくらくらいなのか、頭金はどのくらい捻出できるのかを考えましょう。それによって借入希望額が決まり、注文住宅のおおまかな購入予算が決まります。

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ステップ2:プランニングや住宅ローンなどの契約

相続などですでに土地を所有しているケースと、土地を購入するケースとでは、住宅ローン契約の流れが異なります。今回は、土地を購入するケースでの流れを紹介していきます。

4. 見積書を依頼する

5.  本設計

6.  住宅ローン申し込み

7.  土地売買契約・建設工事請負契約を締結

見積書を依頼する段階で注意したいことが2つあります。まず、土地を探していることを伝えること。そして、複数社に依頼することです。理想の土地が見つかったとしても、そこに理想どおりの家が建てられるとは限りません。建築条件などをクリアする必要があるため、立地・建物トータルでプロのアドバイスが必要です。また、複数社の見積もりを比較すると、価格やプランなどの違いが明確になります。長い付き合いになるため、担当者との相性なども含めて依頼先を選んでください。

依頼先が決まったら本設計へと進みます。このときに外観や間取り、設備や内装など、細かいプランを決めていきます。何度も打ち合わせを重ねる必要があり、注文住宅を建てる際に最も期間を要する段階です。

土地代と建築資金の概算が出たら、金融機関で住宅ローンの事前審査を受けます。事前審査通過後に本審査を受け、融資が受けられることが決まったら土地・建物それぞれに契約という流れです。なお、着工前に手付金が必要になるケースもあるので、予算的に厳しい場合は早めに金融機関に相談するようにしましょう。

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ステップ3:着工、引き渡し

着工から引き渡しまでは、次のような流れで進みます。

8.着工

9.  立ち合い

10.竣工・引渡し

着工前に最終的なプランの打ち合わせを行います。その際、細かいところまで入念に確認することが大切です。

工事中は、なるべく現場に行って状況を確認するようにしましょう。重要なポイントで立ち合いを求められることもあります。建物が完成し、いくつかの検査を経て問題がなければ、晴れて引渡しとなります。

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トヨタホームなら注文住宅の実績多数!家づくりがスムーズに進められる

注文住宅は理想をカタチにできるのが魅力ですが、実際に住み始めるまでには数多くのステップがあり、手間や時間がかかります。注文住宅の実績が多い会社に依頼すれば、流れがスムーズに進み、安心感が得られるでしょう。

トヨタホームでは自動車生産で培った技術を建築に応用し、クオリティの高い注文住宅を提供しています。まずはお近くの展示場で、トヨタグループの総合力を活かした安全安心の住まいを確認してみませんか。

失敗しない注文住宅づくり!よくある後悔事例からやっておくべきポイントを紹介の詳細はこちら

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【記事監修者】IFPコンフォート代表 ファイナンシャル・プランナー(一級FP技能士・CFP®)岩永真理 【その他保有資格】 住宅ローンアドバイザー、スカラシップ・アドバイザー、ロングステイ・アドバイザーなど 大手金融機関に入行後、証券・信託業務に10年以上従事。2010年よりファイナンシャル・プランナーとしての活動を開始。独立後は、相談(個人・法人社員向け)、マネーセミナー(行政・学校・法人社員向け)、執筆・監修を行う。 お金まわり(金融・税金・年金など)のわかりにくいことをわかりやすく伝えるように努めている。 HP: http://www.iwanaga-mari-fp.jp

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