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2022.02.28

注文住宅の坪単価ってどうやって計算するの?平均相場も合わせてリサーチ!

注文住宅の坪単価ってどうやって計算するの?平均相場も合わせてリサーチ!

注文住宅を建てるために情報収集をしていると「あのハウスメーカーの坪単価は70万円」「この工務店なら50万円」といった話を聞くことはないでしょうか。確かに、施工会社を選ぶ際はこの「坪単価」の存在も重要です。しかし坪単価は、ハウスメーカーによって定義が異なることも事実。そこでこの記事では、坪単価の基本的な考え方をはじめ、坪単価で施工会社を選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。注文住宅の建築費用の目安について知ることができますよ。

まずは「坪単価」の基本を押さえよう

不動産の広告やチラシなどで「坪単価○○万円~!」といった言葉を見かけることがあるかもしれません。坪単価とは、1坪あたりの建築費のことです。建物の本体価格を延床面積(坪)で割ることで算出できます。例えば建物の本体価格が3,600万円で、延床面積が40坪だった場合の坪単価は「3,600万円÷40坪=90万円」となります。建物の価格を見比べようとしても、建物によって延床面積が異なるため比較しづらいですよね。わかりやすくするために、1坪あたりの面積を出して価格を比べることが多いのです。

坪単価と平米単価との違い

そもそも「坪」とは、「尺貫法」と呼ばれる日本古来の面積の単位のことです。しかし明治時代に、国際的な単位統一を目的とした「メートル条約」に加盟したことで、mやKgなど近代的な計量制度の礎となった「度量衡法」が制定。「メートル法」が普及していきました。不動産広告のルールでは、必ずメートル表示によって面積を表示することが定められています。ただし、坪表示も併せて表示することは可能です。

ちなみに1坪=約3.3平米(㎡)。「1平米=1㎡」であり、平米を記号で表すと㎡になります。建築費用を延床面積(㎡)で割ると、建物の延床面積1平米(㎡)あたりの建築費用が算出でき、これを「平米単価」といいます。例えば、上記と同じ条件で平米単位を算出してみます(※40坪=132㎡)。建物の本体価格3,600万円÷延床面積132㎡=約27万円となり、床面積1㎡あたりの建築費用は約27万円となり、これが平米単価となります。

平米単価から坪単価を計算する方法

不動産広告は原則、メートル表示によって面積を表示することが定められているため、坪数が分からないケースもあります。しかし建物の本体価格と延床面積(㎡)がわかれば、平米単価が計算できます。そして平米単価がわかれば、坪単価に換算することが可能です。

「1平米=0.3025坪」なので、計算式は「平米単価÷0.3025=坪単価」になります。例えば、平米単価27.2万円だった場合、27.2万円÷0.3025坪=約90万円。この場合、坪単価に換算すると、約90万円という計算になります。

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注意!坪単価だけで建築費用が高いか安いかは一概に判断できない

実は坪単価の算出方法には、一定のルールはありません。坪単価の定義は、各ハウスメーカーによって異なります。ハウスメーカーによっては延床面積ではなく、施工床面積を採用しているところも。延べ床面積とは、建物各階の床面積の合計のことで、二階建てなら一階と二階の床面積の合計です。対して施工床面積とは、実際に施工したすべての床面積のこと。バルコニーや小屋根裏、玄関ポーチといった、生活空間ではないスペースも含まれるため、延床面積よりも広くなり、その分坪単価が下がる計算になります。

モデルケースを用いて、その差を考えてみましょう。例えば、建築費用3,000万円で延べ床面積40坪、施工面積50坪の家の坪単価を算出します。建築費用を延床面積で割ると、3,000万円÷40坪=75万円、施工面積で割ると3,000万円÷50坪=60万円となります。その差に15万円も差が出て、坪単価の方が高くなります。そのため坪単価は、根拠となっている面積が「延べ床面積」なのか「施工面積」なのかをしっかり確認することが重要です。チラシなどで確認できないときは、担当者に直接聞いてみるとよいでしょう。

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坪単価の全国平均は?土地付き注文住宅で約131万円

住宅金融支援機構「2020年フラット35利用者調査」によると、土地付き注文住宅の所要資金の平均価格は4,397万円で、床面積の全国平均は111.1㎡です。計算すると、床面積1㎡あたりの建築費は平米単価で約39.6万円。坪単価に換算すると約131万円=39.6万円÷0.3025になります。よって注文住宅の平均坪単価は、約131万円です。

注文住宅の場合、設備をグレードアップしたり間取りを変更したりすることも多く、建築費用が相対的に上がりやすい傾向があります。それに伴って、坪単価も高くなりやすいといえるでしょう。

参考URL
住宅金融支援機構「2020年フラット35利用者調査」

平屋、3階建て、二世帯住宅の坪単価につきましては、以下の記事にて詳しく紹介しておりますので併せてご覧ください。

【注文住宅】平屋の価格相場は?費用を左右するポイントやおすすめの間取りも

【注文住宅】3階建てのメリット・デメリットは?建築費の目安や間取り例も紹介

【間取り実例あり】二世帯住宅とは?メリット・デメリット、費用相場も解説

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注文住宅でも坪単価を抑えるための2つのポイント

注文住宅は好みに応じてカスタマイズできるというメリットがある反面、建築費用が上がりやすいといったデメリットもあります。ただしポイントを押さえれば、建築費用を抑えられます。

ポイント1:一階と二階の床面積を同じにする

坪単価は、住宅の外観デザインやその形状によって大きく影響を受けます。できれば一階と二階の床面積が同じで、正方形に近いシンプルな形の家であると坪単価を抑えられます。ちなみに平屋建ては、坪単価が高くなります。その理由は、建物の基礎部分の面積の割合を二階建てと比較した場合、平屋の方が広くなるためです。基礎工事の費用は高く、基礎の部分が広くなればなるほど建築費が高額になります。

ポイント2:住宅の構造や工法によっても坪単価は異なる

住宅の構造は大きく「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造(RC造)」に分けられます。構造とは建物を支える骨組みのことで、3つの中でも一番、坪単価が安いのが「木造」です。RC造においては、木造と比べて20万円程度高くなるといわれています。

また工法によっても、坪単価が変わります。工法とは、構造を組み立てる方法のことです。中でも坪単価が抑えられるのはツーバイフォー工法です。ツーバイフォー工法は床・壁・天井といった面(パネル)で建物を支えるため、構造の安定性が高いのが特徴です。さらに、耐震性や断熱性にも優れています。ただし面で建物を支えているため、間取り設計の自由度は低いといったデメリットもあります。

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【まとめ】
空間設計の自由度が高い家ならトヨタホームにおまかせ!

トヨタホームの家づくりは、トヨタ自動車のモノづくりの思想を受け継いでいます。注文住宅の実績も多数あり、豊富なノウハウと柔軟な発想で豊かな暮らしをお届けします。注文住宅の坪単価について詳しく知りたい方は、ぜひ一度トヨタホームの展示場にお越しください。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

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