平屋に対して「シニア向け」「昭和っぽくて古臭い」といったイメージを持つ人もいるかもしれません。ところが近年は、従来のイメージとは異なるおしゃれな平屋が増え、若者や子育て世代からの注目を集めています。では「おしゃれな平屋」とは、どんな要素が詰まっている住宅なのでしょうか。今回は、平屋の魅力とおしゃれに仕上げるポイントについて解説します。
- 平屋ってどんな住宅?
- 平屋を建てるデメリットも押さえておこう
- 憧れのおしゃれな平屋の建築実例12選!
- 開放的なリビング・ダイニングは極上の癒し空間の家事移動が少ないおしゃれな平屋
- これからの人生を快適に暮らすための、全館空調のおしゃれな平屋
- 採光と動線の工夫を満載の20代が建てた中庭のあるおしゃれな平屋
- 暮らしの心地よさ、快適さを叶える、明るくのびやかでおしゃれな平屋
- 身も心もゆとりに包まれる自然と調和したおしゃれな平屋
- 機能性とデザイン性を兼ね備えた理想のおしゃれな平屋
- 落ち着きある和モダンがテーマのおしゃれな平屋
- 柱のない開放的な大空間LDKで家族がのびのび暮らすおしゃれな平屋
- 家事ラク動線と収納の工夫で開放感あふれ、暮らしやすいおしゃれな平屋
- 大きな窓と吹き抜けが格別な開放感へと誘う、切妻屋根の風格あるおしゃれな平屋
- ゆったり過ごせる吹き抜けリビングとスムーズな動線で快適かつおしゃれな平屋
- 空間がフラットにつながりあい、暮らしやすさを叶えるおしゃれな平屋
- おしゃれな平屋を建てる際に考えたい5つのポイント
- 若い世代から選ばれるトヨタホームの「平屋」を展示場で見てみよう
- おしゃれな平屋に関するよくある質問
平屋ってどんな住宅?
平屋とは、階層が1階のみの戸建住宅のことをいいます。生活に必要なスペースがすべてワンフロアに収まっているため、効率的な生活動線を確保しやすいのが特徴です。、階段の上り下りに不安を感じるシニア世代はもちろん、あらゆる世代に住みやすい家といえるでしょう。近年は機能性に加えておしゃれな平屋が増えており、若者や子育て世代からも注目されています。
どうして人気?平屋を建てるメリット
・平屋のメリットとしては以下の点が挙げられます。
・天井の高さが自由に設定でき、開放感がある空間が実現できる
・2階部分を支える柱や壁がなく、間取りの自由度が高い
・構造的に安定するため、耐震性が高い
・上下移動がないので、効率の良い生活・家事動線が作りやすい
・ワンフロアをバリアフリーにすることで転倒リスクを軽減できる
・家族間のコミュニケーションが取りやすい
・メンテナンス費用が抑えられる
ワンフロアで効率的なマンション暮らしのメリットと、こだわりや希望がかなえやすい注文住宅のメリットの両方を兼ね備えているのが平屋です。集合住宅のように上下階に生活音が響くことを気にする必要はありません。子どもをのびのびと育てたいと考える家庭には、特にメリットが多いのではないでしょうか。
※耐震性と費用に関する情報は2022年3月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。
平屋を建てるデメリットも押さえておこう
メリットの多い平屋ですが、次のようなデメリットがあることに注意してください。
・広い土地が必要
・2階建てに比べて建築費用が高くなりやすい
・日当たりなど周辺環境によって影響を受けやすい
・水害時に2階に避難できない
延べ床面積を重視するなら、2階建てのほうがリーズナブルに建てられます。例えば2階建てと同じ延べ床面積の平屋を建てると、約2倍の土地が必要になります。さらに工事費のうち大きな割合を占める基礎や屋根の面積も増えるため、建築費用は高額になるでしょう。また平屋で快適に暮らすには、立地にも注意しなければなりません。
※費用に関する情報は2022年3月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。
平屋のデメリットにつきまして、詳しくはこちらをご覧ください。
憧れのおしゃれな平屋の建築実例12選!
開放的なリビング・ダイニングは極上の癒し空間の家事移動が少ないおしゃれな平屋
栃木県
敷地面積:351.00㎡ 106.17坪
延床面積:108.78㎡
1階床面積:108.78㎡
転勤に伴う引っ越しを機に、マイホームの検討をはじめられたオーナー様。家族が安心して暮らせるよう、地震などの災害にも強い家であることが重要なポイントでした。鉄骨構造や耐震性能、そして工場でつくることの安心感が決め手となり、トヨタホームに家づくりを依頼。100坪を超える広い土地を活かした平屋建てが完成しました。
南側に面した大きな窓から自然光がたっぷり注ぐ、明るく開放的なリビング。モデルハウスを見学した際、トヨタホームなら柱のない大空間ができるとわかったオーナー様は、迷わず採用されました。
「これほど大きな窓がつくれるとは思っていませんでした。提案していただいてこの形になり、とても気に入っています」とご主人様。窓を開ければ、タイルデッキを介して芝生の庭が広がります。
吹き抜けの勾配天井によって一層広く感じられ、木の温もりが心地よい落ち着いた雰囲気のリビング。ご家族みなさんが大好きな空間となりました。
開放的なリビング・ダイニングは極上の癒し空間の家事移動が少ないおしゃれな平屋の建築実例を見る
これからの人生を快適に暮らすための、全館空調のおしゃれな平屋
茨城県
敷地面積:457.88㎡ 138.50坪
延床面積:124.37㎡ 37.62坪(ロフト含まず)
1階床面積:124.37㎡
ロフト面積:19.46㎡
結婚と同時に購入した一戸建てで暮らしていたオーナー様ご夫妻。「断熱材が入っていないのではないか」と思えるほど夏は暑くて冬は寒く、入居直後から「いつか引っ越す」と思いながら住み続けていたそうです。
テラスと庭に面した2面にL字型に窓を付けたダイニングは明るく開放的で、居心地が抜群。T様の「ダイニングテーブルは大きなものにしたい」とのご要望で選んだ6人掛けの大きなテーブルは、ゆったりと食事をしたり、パソコン作業やテレワークをしたり、夜はT様の晩酌の場になったりと大活躍。
キッチンは手元を隠す程度の壁を立ち上げて、リビングからすっきり見えるように配慮しました。
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採光と動線の工夫を満載の20代が建てた中庭のあるおしゃれな平屋
岡山県
敷地面積:202.36㎡ 61.21坪
延床面積:93.51㎡ 28.29坪
1階床面積:93.51㎡
奥様の妊娠が分かったときに「子育てで大変な時期こそ広い家で快適に過ごさせてあげたい」とマイホーム建設を決意したオーナー様。
「平屋だと光が入りにくい場所ができがち。いかにして全室に光を取り込むか」を考えているときに、設計士から中庭を提案されたS様。「光と風を取り入れるだけでなく、外を眺めるために中庭をつくる、という発想に感動しました」。
ミツバツツジを植えた中庭は、リビングはもちろん、小上がりの和室や玄関ホールからも眺めることができ、空間に広がりを感じさせてくれます。
採光と動線の工夫を満載の20代が建てた中庭のあるおしゃれな平屋の建築実例を見る
暮らしの心地よさ、快適さを叶える、明るくのびやかでおしゃれな平屋
岡山県
敷地面積:578.51㎡ 175.00坪
延床面積:120.01㎡ 36.30坪(ロフト含まず)
ロフト部分:6.20㎡
1階床面積:120.01㎡
オーナー様ご家族はかつて、奥様のお父様が建てたお住まいで3世代同居をしていました。その建物が築25年ほどになって傷みが出始めたとき、当初はリフォームを考えましたが、工事が難しく費用がかさんでしまうことが判明。そこで、オーナー様は建て替えることにしました。
「一目見てすぐ気に入って、迷いませんでした」と奥様が語るのは、LDKの顔ともいえるスタイリッシュなアイランドキッチン。デザイン性の高さはもちろんのこと、大容量かつ機能的な収納スペースも、こだわりのポイントです。
調理中に手が届く場所・位置に調理器具や調味料などが揃っているため、“料理を作りたくなるキッチン”になったとご夫婦ともに満足。日常よく使う食器は取り出しやすい背面の棚、あまり使わない食器・食材は側面の収納棚に収めるなど、ゆとりを持って使い分けています。
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身も心もゆとりに包まれる自然と調和したおしゃれな平屋
愛知県
敷地面積:498.00㎡ 150.64坪
延床面積:150.34㎡(ロフト含まず)
ロフト部分:16.25㎡
1階床面積:150.34㎡
二人のお嬢さんが嫁ぎ、ご夫婦で暮らすこれからの住まいについて漠然と考えられていたオーナー様。「そんな時にトヨタホームの『理想の平屋』のカタログを見て、美しい佇まいの外観が気に入り、迷わず建て替えを決断しました」。
伝統的な家屋をスマートにアレンジした平屋と、庭の植栽の彩りが調和し、洗練された上質感あふれる雰囲気を醸し出しています。娘さんたちがお孫さんを連れて遊びに来た際に、大勢でもゆったりと過ごせるリビング、そして、使い勝手の良いキッチンとダイニングが奥様のご要望でした。
キッチンは、娘さんたちも一緒に料理ができるよう、フルオープンの対面式に。下がり天井には間接照明が仕込まれており、上質な雰囲気をもたらしています。お孫さんが遊ぶ様子を見守りながら、3世代で会話を楽しめるにぎやかな時間が流れていきます。
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機能性とデザイン性を兼ね備えた理想のおしゃれな平屋
群馬県
敷地面積: 519.00㎡ 156.99坪
延床面積: 129.95㎡
1階床面積:129.95㎡
「以前は、実家の納屋の2階を改装して住んでいましたが、急な階段だったので上り下りがとても大変で。また、風通しが悪く夏の暑さが厳しかったので、新しい家を建てたいと思い始めたのが最初でした」と家づくりを振り返るオーナー様ご夫婦。
木の温もりを感じられるテイストにこだわり、ブラックチェリーと白でシンプルにコーディネートされたLDKの一体空間。入った瞬間に目に入る柱には、こちらも奥様がテレビドラマのワンシーンで見てひと目惚れし取り寄せたという、イタリア製クロスが貼られています。
さらには、雑貨屋で見つけたペンダントライトや、娘さんが希望していたハンモックなど、ご家族の好きなモノばかりでまとめられた空間は心地よさ抜群。
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落ち着きある和モダンがテーマのおしゃれな平屋
福岡県
敷地面積:317.15㎡ 95.93坪
延床面積:111.97㎡
1階床面積:111.97㎡
オーナー様ご夫婦は結婚後、「マイホームで子どもをのびのび育てたい」と家づくりを考え始めました。
和モダンというテーマを叶えるうえで大きな要素である和室は、玄関を入ってすぐ右側に設けました。「何社か見てまわった中で、玄関を開けるとすぐ和室があったトヨタホームのモデルハウスが印象に残っていたんです」とオーナー様。
客間として、また、書道の師範である奥様が練習するための部屋として使われています。アプローチの植栽を窓から望み、日常から切り離されたゆったりとした時間が流れています。
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柱のない開放的な大空間LDKで家族がのびのび暮らすおしゃれな平屋
福岡県
敷地面積:206.04㎡ 62.32坪
延床面積:114.92㎡
1階床面積:114.92㎡
オーナー様はご夫婦と幼いお子様の3人暮らし。以前は分譲マンションにお住まいでしたが、将来を考えご主人の実家の近くに住もうという話になり、最終的に実家の敷地内に家を建てることになりました。
「一番長く過ごす場所だから」と、できる限りリビングが広くなるよう、寝室などのスペースは最小限に抑えました。螺旋階段で上がる小屋裏収納を設けたことによって天井も高く、日当たり・風通しが良く快適に過ごせます。
また、リビングからガレージが見えるようにスリット窓を設置。「ガレージで遊ぶ子どもの様子がわかるので安心です。自分の好きな車を買って、ここから眺めるのも今後の楽しみですね」とご主人。お子様はのびのびと走り回り、開放感あふれる素敵な空間となりました。
柱のない開放的な大空間LDKで家族がのびのび暮らすおしゃれな平屋の建築実例を見る
家事ラク動線と収納の工夫で開放感あふれ、暮らしやすいおしゃれな平屋
福岡県
敷地面積:222.57㎡ 67.33坪
延床面積:104.48㎡
1階床面積:104.48㎡
以前は、ご主人様の実家の離れにお住まいだったオーナー様。2人のお子様が成長し手狭になってきたことから、新築の住まいを検討されることに。
オーナー様のこだわりのひとつが生活動線。キッチンから洗面室・浴室へは一直線で移動でき、さらに、洗面室・タンスコーナー・主寝室・ダイニング・リビングへと回遊できるため、毎日の家事もはかどっています。
主寝室までの間には、制服や下着・タオル類をしまうタンスコーナーを設けました。奥様は「室内干しをした洗濯物をすぐにしまうことができるので便利です」と、ご主人様は「身支度や入浴がしやすいです」と、お二人とも笑顔で語ってくださいました。
家事ラク動線と収納の工夫で開放感あふれ、暮らしやすいおしゃれな平屋の建築実例を見る
大きな窓と吹き抜けが格別な開放感へと誘う、切妻屋根の風格あるおしゃれな平屋
茨城県
敷地面積:367.10㎡ 111.05坪
延床面積:120.71㎡
1階床面積:120.71㎡
ご結婚後、賃貸アパートにお住まいだったオーナー様。冬の寒さが気になり、「快適な家に住みたい」と思われたのが住まいづくりのきっかけでした。「一番長い時間を過ごす場所を思い切り広くしたい」というI様のご要望で実現したのが、庭を望む4メートル幅の、大きな窓のあるワイドリビング。上部は吹き抜けており、より格別な開放感に包まれています。
木目のクロスを張った梁が大空間のアクセントとなっているLDKには、テラスに面した大きな窓から心地よい陽射しが降り注ぎます。また、テラスには切妻屋根の軒が深くかかっており、窓をすべて開ければ、さらに広々としたスペースが生まれます。
大きな窓と吹き抜けが格別な開放感へと誘う、切妻屋根の風格あるおしゃれな平屋の建築実例を見る
ゆったり過ごせる吹き抜けリビングとスムーズな動線で快適かつおしゃれな平屋
愛知県
敷地面積:264.71㎡ 80.07坪
延床面積:110.98㎡
1階床面積 : 110.98㎡
ご実家の近くに家を建てることにされたオーナー様ご夫婦。まず希望されたのは、平屋であることでした。将来的に2階部分がデッドスペースになりがちなこと、階段などにスペースを割くのはもったいないと平屋を選択。そのうえで、開放感のある住まいにしたいと、大開口があり吹き抜けのLDKをつくることにされました。
広さと開放感を重視して、最大5m近い天井高の吹き抜けにしたリビング。幅4m、高さ2.3mもの大きな掃き出し窓のおかげで、明るさも十分です。内装は、より広く見える白を基調にし、壁の一部にタイルを張ってアクセントに。
「リビングに隣接して洋室を設けました。仕切りの引き戸は全開にして戸袋に隠せるので、LDKをさらに大きな空間として使うことができます」(ご夫婦)。のびやかな空間で、ご家族だんらんの時間を満喫されています。
ゆったり過ごせる吹き抜けリビングとスムーズな動線で快適かつおしゃれな平屋の建築実例を見る
空間がフラットにつながりあい、暮らしやすさを叶えるおしゃれな平屋
千葉県
敷地面積:422.60㎡ 127.84坪
延床面積:147.39㎡ 44.59坪
1階床面積:147.39㎡
お子様が独立し、夫婦二人のこれからの暮らしを考えたオーナー様は、都心へのアクセスがよく自然豊かなエリアで土地を探していました。以前お住まいは2階建で生活動線が不便だったことから、新居として希望したのは“平屋の家”でした。
オーナー様邸の心地よさは、玄関から始まります。玄関から21帖ものLDKまで一体感がある大空間で、ウッドデッキのある庭ともフラットにつながっています。その開放感をもたらしているのが、玄関ホールとLDKの間に設置したガラス張りの間仕切り戸。日本古来の襖のように緩やかに空間を仕切ります。
空間がフラットにつながりあい、暮らしやすさを叶えるおしゃれな平屋の建築実例を見る
おしゃれな平屋を建てる際に考えたい5つのポイント
メリットとデメリットを把握したうえで平屋を検討する場合、次に考えたいのは「どのようにしておしゃれに仕上げるか」という点です。ここからは、おしゃれな平屋を実現する5つのポイントについて解説します。
外壁の色・質感にこだわる
家の第一印象を決めるのは、外壁の色や質感・デザインです。建物の形がシンプルになりやすい平屋の場合、外壁選びは特に重要といえるでしょう。近年は、外壁材にサイディングが用いられるのが一般的です。サイディングの素材によって次の4種類に分かれ、それぞれに特徴があります。まずは家のイメージを決め、適したサイディングを選ぶようにしてください。
・窯業(ようぎょう)系:主原料はセメント。デザインパターンやカラーバリエーションが豊富。
・金属系:主原料は金属。軽量で建物への負担が少ない
・木質系:主原料は天然木。自然の風合いが楽しめる
・樹脂系:主原料は塩化ビニル樹脂。耐久性がありメンテナンスの手間が少ない
金属系だと、モダンなイメージに仕上がります。窯業系は重厚感と高級感ある外観になりやすいでしょう。
窓の大きさを考える
外壁材のほか、窓も外観のイメージに大きく影響します。特に平屋の場合、外壁に占める窓の面積が大きくなるため、慎重に選びたいものです。よく使われるのは引き違い窓ですが、すべてが引き違い窓では面白みがありません。上げ下げ窓やすべりだし窓、ルーバー窓、FIX窓など、設置場所や目的に適した窓をセンス良く配置すると、おしゃれに仕上がります。
近年人気を集めているのが、天井まで届くフルハイトの建具や窓です。テラスや庭に面した開口部を広く取り、掃き出し窓をフルハイトにすれば、ダイナミックな開放感が演出できるでしょう。
高さにもこだわり、デザイン性の高い屋根を選ぶ
一般住宅に多い屋根の形状は、主に次の4つです。
・切妻(きりづま):いわゆる三角屋根。シンプルでメンテナンスの負担が少ない
・寄棟(よせむね):屋根の傾斜が4方向に向かっている屋根。雨や雪による負担を分散できるのがメリット
・陸(りく)屋根:水平な形をしている屋根。屋上として利用できる
・片流れ:一方向にのみ傾斜した屋根。モダンな雰囲気が人気
屋根の形状は、家のイメージを決める要素の1つです。例えば同じ切妻屋根でも、勾配が緩やかだと和風、勾配が強くなるほど洋風のイメージになります。ただし外壁や窓とのバランスが崩れると、おしゃれな家ではなくなってしまいます。平屋は2階建てのような高さがないため、屋根材の色や素材も目につきがちです。全体的なバランスを考えながら、選ぶようにしてください。
家の顔「玄関ドア」はトータルデザインで選ぶ
「家の顔」ともいえる玄関ドアには、次のような種類があります。
・片開きドア:もっともポピュラーなタイプでデザイン豊富
・親子ドア:片開きドアの横に小さなドアがついたタイプ。両方開けると広い開口部がとれる
・片袖ドア:片開きドアの横に大きなガラスがついたドア。玄関を明るくできる
・両袖ドア:片開きドアの両側に大きなガラスがついたドア。片袖ドアよりもさらに明るい玄関になる
・両開きドア:両側に開くドア。重厚感を出したい場合におすすめ
・玄関引き戸・引き違い戸:横にすべらせて開けるドア。和風の家に似合う
玄関ドアは外観デザインの重要なアクセントであると同時に、セキュリティや出入りのしやすさ、気密性などの機能面も考える必要があります。家族間で意見が分かれやすい箇所ではありますが、使い勝手はもちろん、屋根や外壁とのトータルコーディネートで選ぶことが大切です。
天井を高くして開放感を出す
2階部分がない分、天井を高くできることも平屋のメリットといえるでしょう。縦の空間を自由に使えるようになるため、小屋裏やスキップフロアなどの間取りも楽しめます。トップライト(天窓)を設置すれば、自然光をたっぷり取り込める明るい部屋になりますし、家の中にいながら星空を楽しむこともできます。あえて天井材を張らずに「梁見せ天井(梁あらわし)」にして、古民家風の内装にするのもおしゃれです。
若い世代から選ばれるトヨタホームの「平屋」を展示場で見てみよう
同じ注文住宅を建てるなら、令和の時代にふさわしいスタイリッシュな平屋を建ててみませんか?トヨタホームの平屋は、独自の工法によって最大35帖の無柱の空間を実現しました。天井高をたっぷり取ることで、小屋裏も確保できます。収納スペースや趣味を楽しむスペース、家族の秘密基地など、小屋裏の楽しみ方は無限大!理想の平屋を手に入れたい方は、ぜひ一度、トヨタホームの展示場を訪ねてみてください。
【トヨタホームの平屋についてはこちら】
2022年度グッドデザイン賞を受賞したシンセ・スマートステージプラス(平屋)
おしゃれな平屋に関するよくある質問
平屋は実際いくらくらいしますか?
平屋の価格相場はいくらでしょうか。公的なデータで平屋の価格相場は明確に算出されていませんが、住宅金融機構による2023年度フラット35利用者調査のデータを参考にみていきましょう。
注文住宅融資利用者の全国値では、住宅面積が119.5㎡(36.1坪)、建設費は3861.1万円です。坪単価は約107万円になります。
同じ住宅面積でも2階建てと平屋では、すべてがワンフロアで基礎部分が大きくなる平屋のほうが建築費が高くなる傾向にあります。詳しくはハウスメーカーに見積もりをとってみましょう。
平屋の弱点は何ですか?
平屋の住宅にはいくつかの弱点があります。まず、土地の面積が必要になるため、敷地が狭い場合には建築が難しいことがあります。また、建物が平面的に広がるため、基礎や屋根の面積が大きくなり、建築コストが高くなることがある点も考慮すべきです。
さらに、平屋は上下の移動がないため、生活動線がシンプルである一方、部屋数を確保するために間取りの工夫が必要です。特に、プライバシーの確保や収納スペースの配置には注意が必要です。これらの点を踏まえ、設計段階でしっかりと計画することが重要です。
4人家族で平屋は、何坪必要ですか?
4人家族が快適に暮らせる平屋の広さは、一般的に25坪から35坪程度が目安とされています。この広さであれば、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)や各個室、収納スペースを確保することができます。
ただし、家族のライフスタイルや必要とする部屋の数、将来的な家族構成の変化などによって必要な坪数は異なるため、具体的なプランを立てる際には専門家に相談することをお勧めします。
平屋の固定資産税はいくらですか?
平屋の固定資産税は、建物の評価額や土地の評価額に基づいて計算されます。具体的な金額は、自治体によって異なる税率や評価基準が適用されるため、地域によって変わります。
一般的には、固定資産税は評価額の1.4%が標準税率とされていますが、地域によっては特例措置が適用されることもあります。正確な金額を知るためには、地元の市区町村の役所で確認することをお勧めします。