平屋に対して「シニア向け」「昭和っぽくて古臭い」といったイメージを持つ人もいるかもしれません。ところが近年は、従来のイメージとは異なるおしゃれな平屋が増え、若者や子育て世代からの注目を集めています。では「おしゃれな平屋」とは、どんな要素が詰まっている住宅なのでしょうか。今回は、平屋の魅力とおしゃれに仕上げるポイントについて解説します。
平屋ってどんな住宅?
平屋とは、階層が1階のみの戸建住宅のことをいいます。生活に必要なスペースがすべてワンフロアに収まっているため、効率的な生活動線を確保しやすいのが特徴です。、階段の上り下りに不安を感じるシニア世代はもちろん、あらゆる世代に住みやすい家といえるでしょう。近年は機能性に加えておしゃれな平屋が増えており、若者や子育て世代からも注目されています。
どうして人気?平屋を建てるメリット
・平屋のメリットとしては以下の点が挙げられます。
・天井の高さが自由に設定でき、開放感がある空間が実現できる
・2階部分を支える柱や壁がなく、間取りの自由度が高い
・構造的に安定するため、耐震性が高い
・上下移動がないので、効率の良い生活・家事動線が作りやすい
・ワンフロアをバリアフリーにすることで転倒リスクを軽減できる
・家族間のコミュニケーションが取りやすい
・メンテナンス費用が抑えられる
ワンフロアで効率的なマンション暮らしのメリットと、こだわりや希望がかなえやすい注文住宅のメリットの両方を兼ね備えているのが平屋です。集合住宅のように上下階に生活音が響くことを気にする必要はありません。子どもをのびのびと育てたいと考える家庭には、特にメリットが多いのではないでしょうか。
※耐震性と費用に関する情報は2022年3月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。
平屋を建てるデメリットも押さえておこう
メリットの多い平屋ですが、次のようなデメリットがあることに注意してください。
・広い土地が必要
・2階建てに比べて建築費用が高くなりやすい
・日当たりなど周辺環境によって影響を受けやすい
・水害時に2階に避難できない
延べ床面積を重視するなら、2階建てのほうがリーズナブルに建てられます。例えば2階建てと同じ延べ床面積の平屋を建てると、約2倍の土地が必要になります。さらに工事費のうち大きな割合を占める基礎や屋根の面積も増えるため、建築費用は高額になるでしょう。また平屋で快適に暮らすには、立地にも注意しなければなりません。
※費用に関する情報は2022年3月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。
平屋のデメリットにつきまして、詳しくはこちらをご覧ください。
おしゃれな平屋を建てる際に考えたい5つのポイント
メリットとデメリットを把握したうえで平屋を検討する場合、次に考えたいのは「どのようにしておしゃれに仕上げるか」という点です。ここからは、おしゃれな平屋を実現する5つのポイントについて解説します。
外壁の色・質感にこだわる
家の第一印象を決めるのは、外壁の色や質感・デザインです。建物の形がシンプルになりやすい平屋の場合、外壁選びは特に重要といえるでしょう。近年は、外壁材にサイディングが用いられるのが一般的です。サイディングの素材によって次の4種類に分かれ、それぞれに特徴があります。まずは家のイメージを決め、適したサイディングを選ぶようにしてください。
・窯業(ようぎょう)系:主原料はセメント。デザインパターンやカラーバリエーションが豊富。
・金属系:主原料は金属。軽量で建物への負担が少ない
・木質系:主原料は天然木。自然の風合いが楽しめる
・樹脂系:主原料は塩化ビニル樹脂。耐久性がありメンテナンスの手間が少ない
金属系だと、モダンなイメージに仕上がります。窯業系は重厚感と高級感ある外観になりやすいでしょう。
窓の大きさを考える
外壁材のほか、窓も外観のイメージに大きく影響します。特に平屋の場合、外壁に占める窓の面積が大きくなるため、慎重に選びたいものです。よく使われるのは引き違い窓ですが、すべてが引き違い窓では面白みがありません。上げ下げ窓やすべりだし窓、ルーバー窓、FIX窓など、設置場所や目的に適した窓をセンス良く配置すると、おしゃれに仕上がります。
近年人気を集めているのが、天井まで届くフルハイトの建具や窓です。テラスや庭に面した開口部を広く取り、掃き出し窓をフルハイトにすれば、ダイナミックな開放感が演出できるでしょう。
高さにもこだわり、デザイン性の高い屋根を選ぶ
一般住宅に多い屋根の形状は、主に次の4つです。
・切妻(きりづま):いわゆる三角屋根。シンプルでメンテナンスの負担が少ない
・寄棟(よせむね):屋根の傾斜が4方向に向かっている屋根。雨や雪による負担を分散できるのがメリット
・陸(りく)屋根:水平な形をしている屋根。屋上として利用できる
・片流れ:一方向にのみ傾斜した屋根。モダンな雰囲気が人気
屋根の形状は、家のイメージを決める要素の1つです。例えば同じ切妻屋根でも、勾配が緩やかだと和風、勾配が強くなるほど洋風のイメージになります。ただし外壁や窓とのバランスが崩れると、おしゃれな家ではなくなってしまいます。平屋は2階建てのような高さがないため、屋根材の色や素材も目につきがちです。全体的なバランスを考えながら、選ぶようにしてください。
家の顔「玄関ドア」はトータルデザインで選ぶ
「家の顔」ともいえる玄関ドアには、次のような種類があります。
・片開きドア:もっともポピュラーなタイプでデザイン豊富
・親子ドア:片開きドアの横に小さなドアがついたタイプ。両方開けると広い開口部がとれる
・片袖ドア:片開きドアの横に大きなガラスがついたドア。玄関を明るくできる
・両袖ドア:片開きドアの両側に大きなガラスがついたドア。片袖ドアよりもさらに明るい玄関になる
・両開きドア:両側に開くドア。重厚感を出したい場合におすすめ
・玄関引き戸・引き違い戸:横にすべらせて開けるドア。和風の家に似合う
玄関ドアは外観デザインの重要なアクセントであると同時に、セキュリティや出入りのしやすさ、気密性などの機能面も考える必要があります。家族間で意見が分かれやすい箇所ではありますが、使い勝手はもちろん、屋根や外壁とのトータルコーディネートで選ぶことが大切です。
天井を高くして開放感を出す
2階部分がない分、天井を高くできることも平屋のメリットといえるでしょう。縦の空間を自由に使えるようになるため、小屋裏やスキップフロアなどの間取りも楽しめます。トップライト(天窓)を設置すれば、自然光をたっぷり取り込める明るい部屋になりますし、家の中にいながら星空を楽しむこともできます。あえて天井材を張らずに「梁見せ天井(梁あらわし)」にして、古民家風の内装にするのもおしゃれです。
【まとめ】若い世代から選ばれるトヨタホームの「平屋」を展示場で見てみよう
同じ注文住宅を建てるなら、令和の時代にふさわしいスタイリッシュな平屋を建ててみませんか?トヨタホームの平屋は、独自の工法によって最大35畳の無柱の空間を実現しました。天井高をたっぷり取ることで、小屋裏も確保できます。収納スペースや趣味を楽しむスペース、家族の秘密基地など、小屋裏の楽しみ方は無限大!理想の平屋を手に入れたい方は、ぜひ一度、トヨタホームの展示場を訪ねてみてください。
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