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2024.04.28

吹き抜けのメリット・デメリットは?デメリットの対処法を押さえて間取りを考えよう

吹き抜けのメリット・デメリットは?デメリットの対処法を押さえて間取りを考えましょう

吹き抜けのメリット・デメリットは?デメリットの対処法を押さえて間取りを考えよう

注文住宅を建築するにあたり、吹き抜けを作ろうか迷っている方もいるかもしれません。吹き抜けがあると開放的な空間になる一方で、広いがゆえに冷暖房の効率が悪くなり、冬場は1階部分が寒くなるといったデメリットもあります。しかし吹き抜けのデメリットは、事前に対処方法を押さえておくことで回避することが可能です。そこでこの記事では、吹き抜けのメリット・デメリットをはじめ、間取りについての注意点について解説します。

吹き抜けとは?

吹き抜けとは

吹き抜けとは下階と上階が連続した空間のことで、ショッピングモールといった商業施設やマンションのエントランスでよく見かける構造です。2階建ての戸建てでは、1階部分の天井と2階部分の床を抜いた空間を指します。主に玄関やリビング、階段などのスペースに設けられるケースが多いです。

吹き抜けとは?メリット・デメリットや実例を紹介について詳しくはこちら

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吹き抜けのある間取りのメリット

吹き抜けのある間取りのメリットとは

開放的な空間になる

吹き抜けの最大のメリットといえば、その「開放感」です。空間を縦に広く見せてくれるため、天井が低く狭い家でも視覚的に広く感じられ、心理的な圧迫感を受けにくくなる効果があります。たとえば狭小住宅は、玄関部分を吹き抜けにすることで開放的な空間にできます。狭そうに見える外観とのギャップにより、より一層広さを感じられるでしょう。また、建築面積が限られていてリビングが狭くなってしまう場合は、吹き抜けを設けることで開放感のある間取りにできます。

部屋全体に光が入りやすく、明るくなる

吹き抜けがある家は高い位置に窓を設置できるため、自然光が1階部分まで届き家の中が明るくなります。たとえば周辺に住宅が密集していたり、土地の向きによって南側から採光できなかったりする立地環境にある場合も、吹き抜けによって自然光が入りやすいでしょう。また太陽の位置が低くなる冬場でも、吹き抜け部分に大きな窓を設置することで自然光を取り入れられます。日中に照明をつけなくても過ごせるだけの明るさを確保できれば、電気代の節約も可能です。

風通しがよい

吹き抜けによって、1階の窓部分から2階の窓まで床や天井などの障害物がなくなるため、風通しがよくなります。特に、吹き抜け部分に大きな窓を設置すると換気の効率性が高まり、家全体の空気を効率よく入れ替えられるでしょう。また、夏は1階のエアコンの涼しい空気を、冬なら暖かい空気を2階まで行き渡らせることも可能です。ただし、風通しがよくなる点に関しては後述するデメリットもあり、手放しで喜べるとは言えません。

デザイン性が高くなる

吹き抜けがある家は明るく開放的な特徴があり、それだけで、おしゃれな印象を演出できます。また、吹き抜けを内装デザインの主役に据えてインテリアを配置すると、家全体のデザイン性が高くなる傾向にあります。たとえば、こだわりの照明や手すりを設置したり、お気に入りのアートパネルを配置したりするのもよいでしょう。ちなみに「吹き抜け=洋風」というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、和風テイストの家にもおすすめです。純和風の注文住宅に吹き抜けを配置し、あえて柱や梁を見せるデザインは木のぬくもりが感じられる住まいになります。

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吹き抜けのある間取りのデメリットとその対策!

吹き抜けのある間取りのデメリットとその対策とは

先述したように、吹き抜けがあると風通しがよくなるものの、熱効率の面ではデメリットとなります。ここでは、吹き抜けのデメリットをはじめ、その対策方法について解説します。

冷暖房の効率が悪い

吹き抜けがある家に住んでいる人から「冬になると暖房の効きが悪くて寒い」といった話を聞いたことがあるかもしれません。たしかに、1階部分で暖房をつけて部屋を暖めたとしても、吹き抜けがあると暖かい空気は上階へと逃げてしまいます。この原因は空気の性質によるものです。暖かい空気は上昇しやすく、逆に冷たい空気は下降しやすいという特性があります。空気の性質を知らずにただやみくもに暖房をつけても、「冬の寒さ問題」は解消されません。

この問題の解決方法は、天井にシーリングファンを設置することです。シーリングファンは、上のほうに溜まっている暖かい空気を攪拌(かくはん)し、循環させることで室内の温度差をある程度均一にしてくれます。なお、シーリングファンを設置する際は、夏場と冬場でファンの回転方向を変えることにより、季節ごとに異なる効果を得られるので覚えておきましょう。

・夏場は反時計回り:風が上から下に流れ、冷房の風が人体に直接当たりにくくなる

・冬場は時計回り:風が下から上に流れ、壁伝いに暖かい空気が足元に流れやすくなる

ほとんどのシーリングファンは回転方向の切り替え機能がついているので、ぜひ試してみてください。上手に活用することで温度ムラを抑えられ、省エネ効果も期待できます。また、シーリングファンを使用しても寒いと感じる場合は、リビング階段の入り口をロールスクリーンで塞ぐという方法もあります。

ニオイや音が2階部分に伝わりやすい

1階で料理をしていると、そのニオイが2階に上がりやすいのも吹き抜けのデメリットとなる部分です。テレビの音や生活音も伝わりやすいので、2階で寝ているときにうるさいと感じることもあるかもしれません。音に関しては、家づくりの段階で遮音カーテンを設置するなどの方法も検討しましょう。

ハウスメーカーによっては、事前に吹き抜けの防音対策に対応したプランを提示してくれるケースもあります。たとえば、受験生の子どもがいる、2階でテレワークをしたいなど、音に関して懸念事項がある場合は事前に相談するのがおすすめです。ニオイに関しては、キッチンに仕切りを設けることで多少和らぐため、こちらも事前に相談しましょう。

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吹き抜けを作る場合は、費用はどのくらいかかるの?

「吹き抜けは天井と壁がないんだから、その分安くなるのでは?」と思っている人もいるかもしれません。たしかに注文住宅の場合、延べ床面積を減らすとコストダウンができるのは事実です。しかも、廊下や階段は延べ床面積に含まれるものの、吹き抜け、ロフトなどは延べ床面積に含まれません。

大半のハウスメーカーや工務店は延べ床面積をもとに建築費用を算出するため、吹き抜けにすれば単純に2階部分の面積が減り、建築費用もコストダウンできるはずです。しかし実際には、コストダウンになるケースはほぼありません。

たとえば、坪単価80万円で注文住宅を建てる場合、2階部分の床面積を5坪分(9畳)減らしても、400万円のコストを節約できるわけではないのです。安くしている建築業者でも、坪単価の2分の1程度が目安になるため、上記の例なら200万円ほどのコストダウンが現実的なところでしょう。

単純に床面積が減った分をコストダウンできない理由は、吹き抜け工事は足場を組む手間がかかるうえに、断熱工事や耐震工事が必要になる場合もあるためです。ただし、建築工法や構造などによっては、コストダウンにつながる可能性もあるでしょう。ハウスメーカーや工務店によって吹き抜け部分の工事費用は異なります。検討する段階で「吹き抜けを作る場合の工事費用はどうなっているか?」を確認しましょう。

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明るく開放的な吹き抜け空間のある家づくりならトヨタホーム!

人口密度の高い日本では狭小住宅が多く、限られたスペースをいかに広く開放的な空間にできるかが家づくりのポイントです。しかも開放的な空間にするためには、技術力が必要になります。

トヨタホームは、トヨタグループが他分野にわたるモノづくりによって培ってきた、高い技術力が強みです。またトヨタホームが作り出す家は柱や壁の制約が少ないため、大きな窓や広々としたリビング、開放的な吹き抜けなど、自在な空間づくりが楽しめます。理想の住まいを見つけるためにも、一度お近くの展示場に出かけてみましょう。

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吹き抜けのある間取りに関するよくある質問

吹き抜けにすることで広く感じますか?

吹き抜けは空間を広く感じさせる効果があります。吹き抜けは、一部の床をなくし、2階部分まで天井を高くすることで、視覚的に広がりを感じさせることができます。また、自然光が室内全体に行き渡り、開放感を生み出します。

吹き抜けがあると耐震性は低くなりますか?

吹き抜けがある家は、本来あるはずの天井と床が部分的になくなるため、工法によっては耐震性が低下する可能性があります。理由は、床は建物の構造体の一部として地震の力を受け止め、建物全体の振動を分散する役割を持つためです。

吹き抜けにすると部屋数は減りますか?

吹き抜けを設けることで、その分のスペースが確保できなくなるため、2階部分の部屋数が減る可能性はあります。また、同時に収納スペースも削られる場合があることも頭に入れておきましょう。

吹き抜けは何畳くらいが目安ですか?

吹き抜けの広さは、一般的には6畳程度が目安とされています。しかし、広すぎると冷暖房の効率が下がる可能性もあるため、もう少し狭くする場合もあります。

ただし、吹き抜けの広さはどのような家にしたいのか、またライフスタイルによっても変わるため、詳細はトヨタホームにご相談ください。

リビング階段を吹き抜けにするメリットは何ですか?

リビング階段を吹き抜けにすると、上部から光を取り込むことが可能なので、1階リビングのカーテンを閉めていても十分な採光が得られます。

また、吹き抜けとリビング階段を組み合わせると、階段部分も明るくなり、上り下りの際の安全性が向上します。

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【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

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