注文住宅を検討していると、おしゃれな外観の平屋建てに惹かれる人も多いかもしれません。近年の平屋は以前よりもデザイン性が向上し、和モダンな雰囲気のものからクラシカルなヨーロッパスタイルのものまで、外観デザインが幅広くあります。とはいえ、平屋は1階建ての住宅のため、ポイントを押さえてデザインしなければ単調になりやすいリスクを秘めています。そこでこの記事では、平屋の外観にこだわる人向けに、おしゃれに仕上げるコツを伝授します。ポイントを押さえて、理想の平屋を手に入れましょう。
平屋の外観で失敗しやすい点とは？
平屋の外観をおしゃれにするためにも、平屋の外観で失敗しやすいポイントを確認しておきましょう。
シンプル過ぎると見た目が寂しい雰囲気になりやすい
シンプルモダンな外観の住まいに憧れ、スッキリとした形状、白色の壁といった注文住宅を建てたい方も多いでしょう。しかし完成した住まいは、どこか昔懐かしい平屋のような、古臭い外観デザインになってしまうことがあります。
シンプルモダンとは、装飾を抑えて現代的な雰囲気のデザインのことです。しかし、一歩間違えると寂しい印象になりやすいため気をつけましょう。特に白色を全面に使うと味気ない雰囲気になるうえ、汚れが目立ってしまうリスクもあります。外壁に白ではなく、白っぽいグレーやアイボリーなどを使うことで上品な外観の仕上がりにできます。
屋根と外壁のテイストが合わず、ちぐはぐな印象に仕上がる
平屋の印象は、屋根の形状や色、使う素材も大きく影響します。平屋の外壁の面積は二階建てよりも少ない一方で、屋根の面積は多くなります。そして二階建てに比べて家が低いため、屋根が目立つのが特徴です。
二階建ての場合、屋根と外壁のテイストが異なっても大きな問題とならないケースもありますが、平屋は気をつける必要があります。たとえば、外壁はレンガ調の壁材で洋風な印象なのに、瓦屋根を採用している住宅は、ちぐはぐな印象を与えてしまうでしょう。色使いでも、外壁と屋根のバランスを考えなければデザイン性が悪くなるおそれがあります。平屋の外観を検討する際は、屋根の配置や高さを工夫しつつ、外壁とマッチする素材や色を選びましょう。
窓の大きさや配置を考慮せず全体のバランスが悪くなる
外から見えるサッシの形状や配置は、住宅の印象を左右する要素のひとつです。特にシンプルになりやすい平屋の外観において、窓の配置は重要な検討項目といえます。最近は縦長や横長、真四角など洗練されたデザインの窓も多く、シンプルな外観の平屋にアクセントを加えることが可能です。
しかし、デザインばかりにこだわり過ぎると、窓だけが強調されて外壁や屋根などの全体的なバランスが悪くなるケースもあります。また、窓は防犯面でも重要な箇所で、デザイン性だけでなく実用的であることも大切です。外観について考えるときは、窓といった細部から考えてしまうと失敗しやすいため、まず全体的なイメージから入り始めるとよいでしょう。
平屋の外観をおしゃれにするポイントは？
平屋の外観で失敗しやすい箇所を踏まえて、ここからは平屋の外観をおしゃれにするデザインのポイントを紹介します。外壁の色使いや屋根の形状によっても外観の印象が変わるので、コツを押さえて外観デザインを成功させましょう。
平屋と相性がいい「片流れ屋根」でスッキリした印象に
おしゃれな外観にしたい人には、「片流れ屋根」がおすすめです。片流れ屋根は、一方向のみに傾斜をつけた形をした屋根なので、平屋の外観がとてもスッキリとした印象に仕上がります。シンプルながらも、まっすぐ平らな屋根（陸屋根）や、左右に分かれる三角屋根とは雰囲気が異なり、そのアンバランスさも目を引く形です。
室内の天井高にも高低差ができるため、ロフトや吹き抜けを設置でき
るほか、屋根裏に収納スペースを設けた間取りにすることもできます。また、雨が降っても一方向に流れるため雨漏りのリスクが軽減でき、太陽光パネルも設置しやすいなど、機能面でもメリットがあります。このように、屋根の形状によって外観の印象も変わるため、自分たちの好みのものを見つけましょう。たとえば、寄棟屋根にすると重厚感や高級感が出るデザインに仕上がります。
外壁は2色使いや質感あるタイルで表情豊かに
平屋の場合、シンプルな外壁は2色の外壁を使って色にメリハリをつけるのもおすすめです。1色使いの平屋は、のっぺりとした印象やシンプル過ぎて寂しい印象を与えてしまいます。そこでおすすめなのが、外壁をを2色組み合わせて使用することです。
また外壁を質感の豊かな総タイル張りにすると、建物の外観に表情が生まれ、より個性的な仕上がりになります。タイル張りの外壁は、傷がつきにくく、長期にわたり色あせもほとんどないため、サイディング外壁に比べ、メンテナンスコストを圧倒的に抑えられることもうれしいポイントです。
外観をおしゃれにするには、まずは理想とする外観テイストを決めるようにしましょう。そして、2色使いの外壁にしてメリハリをつけたり、総タイル張にして質感を出したりすると、おしゃれな仕上がりになります。
ビルトインガレージ付きでスタイリッシュな印象に
広い敷地に平屋を建てる場合は、ビルトインガレージ付きを検討してみてはいかがでしょうか。ビルトインガレージとは、駐車スペースを住宅内に組み込んだガレージのことです。一般的に、シャッターなどで開閉して一つの部屋としても利用できるものがビルトインガレージと呼ばれています。車庫として活用する以外に、趣味の空間や作業スペースとして活用できる点もメリットです。
外壁が白とグレーといったシンプルな色を組み合わせた家でも、ビルトインガレージを作ることで、おしゃれさとオリジナリティを兼ね備えた家に仕上がります。レッドやイエロー、ブルーなどの鮮やかなボディカラーの車を停めると、より外観が引き立ちます。
平屋のビルトインガレージにつきまして、詳しくはこちらをご覧ください。
おしゃれかつ機能的な平屋を建てたいならトヨタホームに相談してみよう
平屋建ては二階建てに比べて形が単調になりやすいため、外観をしっかり考えないと味気ないものになることもあります。屋根や外壁との相性も重要度が高く、バランスを少しでも間違えると、ちぐはぐな印象になりやすいため気をつけましょう。とはいえ、専門知識がなければわからないことも多いかもしれません。そんなときは、新たな平屋暮らしを提案するトヨタホームにご相談ください。
「Smart stage+ HIRAYA」は、トヨタホームがこれまで培ってきた技術や知恵を応用した新しいタイプの平屋建てです。独自工法による空間の有効活用や心地よい空気環境、いざというときの備えなどで安らぎの空間を実現できます。
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