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2023.11.01

【注文住宅】家事動線がいい間取りにするには?3つのポイントを紹介

【注文住宅】家事動線がいい間取りにするには?3つのポイント

【注文住宅】家事動線がいい間取りにするには?3つのポイントを紹介

注文住宅で間取り決めをする際に大切なのが、「家事動線」の設計です。家事動線とは、家事をする人が、無駄な動きをすることなく移動するための動線のことです。家事動線の設計に失敗すると無駄な動きが多くなり、日常的な家事をするだけでも疲れやすくなってしまうため、重要なポイントとなります。

そこで今回は、どのような間取りにすると家事動線が効率的になり、使いやすい住宅設計ができるのか、そのポイントを紹介します。合わせて家事動線の良い間取りも紹介するので、参考にしてください。

間取り決めでは3つの「動線」を考える

間取り決めでは3つの「動線」

注文住宅を建てる際に、悩みどころなのがこの「間取り決め」です。見た目の好みだけを優先すると、いざ住み始めてから使いにくい家だと感じてしまうこともあります。間取り決めの際は「家事動線」「生活動線」「来客動線」という、3つの動線を優先して考えてみましょう。

ちなみに「動線」とはその名の通り、人の動きを線で表したものです。動線がコンパクトにまとまっていると、暮らしやすさがグンとアップします。それでは、3つの動線それぞれについて詳しく見ていきましょう。

家事動線

家事動線とは、料理や洗濯、掃除など、家事をする人の動きを表した動線のことです。家事動線がコンパクトにまとまっていると、家事がしやすくなります。

例えば洗濯機が置かれている場所が1階で、洗濯物を干す場所が2階にあると、重い洗濯物を持って縦移動しなければなりません。洗濯する場所と干す場所の階数をまとめるだけでも、家事動線がコンパクトになります。さらに取り込んだ洗濯物を各収納に戻す際も、動線がシンプルになることが理想的です。

家事動線は、とりわけ水回りを集約することで効率的になります。家事におけるストレスが軽減されると、住みやすい家となるでしょう。

生活動線

家事動線同様、日々生活する中で重要なのが生活動線です。生活動線とは、朝起きてから夜寝るまでの生活する上での動きを表した線のことを指します。トイレや洗面、食事、入浴、就寝など、すべての場面を想定しましょう。

例えば生活動線をしっかり考えないで間取り決めをしてしまうと、朝の忙しい時間帯に洗面所などで人が行き交い、身支度する場所が大渋滞になることがあります。また生活動線には、「家事動線」も含まれていることに注意が必要です。キッチンから出るニオイを考慮してダイニングテーブルとキッチンから離したものの、料理を配膳したり片付けたりするのに距離があり、手間取ることも考えられるでしょう。

生活や家事において、何度も行ったり来たりする線を減らしてシンプルにすると、不便さを感じにくい間取りが作れます。

来客動線

もう一つ重要なのが「来客動線」です。暮らす人の動きを表した家事動線や生活動線とは異なり、来客動線とはゲストが家を訪れた際の動線を指します。家事、生活の動線をしっかり考慮しつつ、ゲストの動線にも気配りが必要です。

ゲストをお迎えする玄関の隣に客間を配置するのが、一番コンパクトな動線です。しかしリビングを通らなければトイレに行けない間取りでは、せっかくの来客動線は生かせません。来客動線を考えるなら、リビングなどの生活空間を通らずに客間へ案内ができ、トイレも客間から直接行けるのがベストです。

ただし客間のようなゲストルームを作れない場合、ゲストをリビングにお通しする家庭も多いでしょう。そういった場合は、片付けのしやすい収納やスペースをしっかり確保することが大切です。

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家事動線のよい間取りとは?ポイントは3つ!

家事動線のよい間取りとは

では具体的に、どのような間取りにすると家事動線がコンパクトにまとまるのでしょうか?3つのポイントを詳しく見ていきましょう。

水回りを集約する

家事動線をコンパクトにまとめる基本的な間取りは、水回りが集約された間取りです。キッチン、洗面所、お風呂、トイレなどの水回りを一カ所にまとめることで家事がしやすくなり、掃除する頻度も増えるはずです。

ただし、ここで重要なのが「生活動線」もしっかり考慮するということです。水回りを集約した場合、家族が朝の身支度する時間が被ると、洗面所などが混雑しやすくなるケースがあります。どこに誰がいても、通路を塞がない工夫が必要です。混乱を避けるためには、水回りを「回遊」できる間取りにしておくと良いでしょう。

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キッチンの隣にパントリーを設置する

パントリーとは、主に食品や飲料などをストックする収納スペースのことです。パントリーがあればキッチンに関連するものをまとめて保管できるので、ストックがどのくらいあるのかが一目瞭然になり、管理しやすくなります。在庫が把握できるため、無駄なものを買わなくなる点もメリットです。

家事動線を考えると、パントリーには2パターンの間取りがあります。まず1つ目は、パントリーをキッチンと洗面脱衣室の間に設置するパターンです。キッチンはパントリーと洗面脱衣室につなげて、さらに洗面脱衣室にも出入り口を2カ所設置し、1カ所の出入り口を廊下につなげれば、回遊動線が確保できます。家事動線もコンパクトになるため、便利です。

2つ目は、玄関横のシューズクロークとキッチンとの間にパントリーを挟むというパターンです。この場合、買い物から帰ってきたときにシューズクローク側から食材を直接パントリーに運び入れることができるためスムーズに動けます。

【間取り図あり】主婦・主夫目線の間取りで暮らしやすさアップ!間取りアイデアも紹介について詳しくはこちら

家事室を設ける

家事室とは洗濯物を畳んだり、アイロンがけをしたり家計簿をつけたりするなど、家にまつわるさまざまな家事ができるスペースのことをいいます。「ユーティリティルーム」と呼ばれることもある部屋です。

家事室には家事にまつわる作業が集約されているので、効率的に作業ができます。例えば、家事室をキッチンと勝手口につなげることで、買い物後の食材の運び入れが楽になるでしょう。また取り込んだ洗濯物を家事室に持ち込めば、衣類から出るホコリの散る範囲が限定され、リビングが汚れにくくなります。他にも、生活臭がするものを家事室に置くことができるので、リビングをきれいな状態でキープしやすく、来客時も慌てることが少なくなります。

可能であれば、家事室は薄暗い空間を避け、採光もしっかり考慮したうえで確保しましょう。気持ち良く作業できないとせっかくのスペースも有効活用できなくなってしまうため、快適性を求めることも大切です。

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家事動線がよい間取り実例

では家事動線がよい間取りとは、どのような間取りになるでしょうか。実際に家事動線のよい間取りの実例を見てみましょう。

【30坪台】4LDKの2階建て

【30坪台】4LDKの2階建ての間取り図

参考URL:https://www.toyotahome.co.jp/chumon/howto/madori/case/detail.html?id=33

まずは玄関方向が西向きの4LDK・2階建ての間取りです。こちらの間取りでは、キッチンと洗面脱衣室の間にパントリーを設置しています。生活動線もしっかり考え、水回りには回遊できる動線を確保しました。キッチンに勝手口を設ければ、そこから買い物したものを運び入れることも可能です。また南側に洗濯物を干すなら、取り込む際も勝手口があればより便利になるでしょう。

【30坪台】3LDKの2階建て

【30坪台】3LDKの2階建ての間取り図

参考URL:https://www.toyotahome.co.jp/chumon/howto/madori/case/detail.html?id=105

こちらは、玄関方向が南向き、3LDK・2階建ての間取りです。キッチンの南側に2.5畳の家事室を設置しています。

パントリーと洗面脱衣室がつながっているので、キッチンを中心に家事がしやすい構造といえます。またLDKだけでなく家事室も南側に作ることで採光も非常によく、洗濯物も取り込みやすい間取りです。

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家事ラク動線の注文住宅ならトヨタホームで叶えよう

ライフスタイルや家族構成によっても、家事のしやすさは異なります。例えば子どもを見守りながら家事をしたいのか、できるだけ無駄のない動線で効率的に家事をしたいのかによっても、理想的な間取りは変わるでしょう。

どのような間取りにすれば、自分たちにとって家事がラクになるのか分からないという方は、一度トヨタホームの展示場まで足を運んでみてください。トヨタホームは注文住宅の実績が多数あり、さまざまな家族に役立つ間取りを多く提案しています。あなたにも、ライフスタイルに最適な家事動線を実現する間取りを提案してくれるでしょう。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/tenjijo/

【カタログ請求はこちら】https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/list/

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家事動線の間取りに関するよくある質問

家事動線の良い間取りとは?

家事動線の良い間取りとは、家事を行う際の移動距離が最小限になるように設計された間取りのことを指します。具体的には、キッチン、ダイニング、リビング、洗面所、浴室、トイレ、洗濯室などの配置が工夫されています。

例えば、キッチンからダイニングやリビングへのアクセスが良いと、料理を運ぶ距離が短くなります。また、洗面所や浴室、トイレが近いと、洗濯物を運ぶ距離も短くなります。さらに、洗濯室から外へのアクセスが良いと、洗濯物を干すために外へ出る距離も短くなります。

このように、家事動線の良い間取りは、家事の効率化だけでなく、生活の快適さを向上させる効果もあります。

家事動線の良い家のデメリットは?

家事動線の良い家には以下のようなデメリットがあります。

1.生活/収納スペースが減る可能性がある:通り抜けの良さやスムーズに移動できることが重要になるため、1つのスペースに出入り口が2つできるので、壁が少なくなり収納棚などを設置しにくくなることがあります。 収納棚だけでなく、鏡や家電品、観葉植物など、人の行き来の妨げになるものをレイアウトするのが困難になる可能性があります。そのため、まとまった収納空間を確保することをおすすめします。

2.コストが高くなる:キッチンやリビング、洗面所の間取りにこだわるため、施工費などが高くなる可能性があります。また、開放感を意識しすぎると壁面が減ってしまい、建物の構造上弱くなってしまう可能性があります。 両立させる場合、安全面も考慮した設計になるため耐震構造対策による建築費の増加も考えられます。

間取りの動線とは?

間取りの動線とは、住宅内での人の移動経路のことを指します。

例えば、リビングからキッチンへ、寝室からバスルームへといった日常生活での移動パターンを考慮した設計が求められます。動線がスムーズであれば、生活の効率が上がり、快適な住まいとなります。

逆に、動線が悪いと無駄な移動が増え、生活が不便になる可能性があります。

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