#タグで
つくる
暮らし

2022.10.31

【注文住宅】スキップフロアの間取りで後悔しないために!失敗しやすいケースから対策を解説

【注文住宅】スキップフロアの間取りで後悔しないために!失敗しやすいケースから対策を解説します

【注文住宅】スキップフロアの間取りで後悔しないために!失敗しやすいケースから対策を解説

狭小住宅でも床面積が確保できることから、「スキップフロア」が人気を集めています。スキップフロアは居住スペースとして活用でき、壁などで区切られないため部屋全体を開放的な空間にできることが魅力です。しかし一方で、デメリットがあることも事実です。デメリットを考慮せずに間取りを決めてしまったことで、家を建ててから後悔するケースも少なくありません。

そこでこの記事では、スキップフロアの間取りで後悔しないために、失敗しやすいケースの具体例を挙げながら対策方法を解説します。スキップフロアに憧れを持つ人は、ポイントを把握して家づくりを成功させましょう。

スキップフロアはどんな点に後悔しやすい?失敗ケース4選

それでは早速、実際に建てた人が後悔しやすいスキップフロアの失敗例について見ていきましょう。

なお、スキップフロアの間取り例について、詳しくはこちらをご覧ください。

暖かい空気が上に逃げてしまい、1階が寒い

スキップフロアはどんな点に後悔しやすい?失敗ケース

縦の緩やかな広がりを考慮して間取りが設計され、壁やドアなどの仕切りを設けずに床面積を確保するスキップフロアは、吹き抜けのような開放的な空間が特徴です。しかし、1階で暖房を使用しても、暖かい空気は上昇しやすいため上階に流れてしまい、1階が寒くなることもあります。さらに部屋全体が暖かくなるまでに必要以上に時間がかかり、その分光熱費が高くなりがちです。

このような失敗を防ぐためには、主に3つの対策が有効です。まずは、高断熱・高気密の家にして、外気の影響を受けにくくすることです。外気の影響を受けにくくすれば冷暖房効率もアップするため、夏でも涼しく、冬でも暖かさをキープできます。

次に、シーリングファンを天井に設置して1階と2階の空気を循環させることです。例えば暖房の場合は、空気が上向きに吹き飛ばされるようにファンの回転を設定してみましょう。シーリングファン下の寒い空気を引き上げて、強制的に天井近くに停滞する暖かい空気を下に移動してくれます。ただし、吹き抜け天井や高所にシーリングファンを取り付けている場合は、常に下向きの風になるよう使用しましょう。

最後は、全館空調を採用することです。全館空調があれば、家の中の温度差を抑えられるので、どのフロアにいても寒さや暑さを感じずに過ごせます。さらに床暖房を一緒に使うことで、足元から心地よい温度になり、より快適に過ごせるようになります。

階段が多くて掃除が大変

階段が多くて掃除が大変

スキップフロアは1.5階や2.5階といったように、段差をつけてスペースを確保することが特徴の間取りです。当然のことながら、家の中には段差が増えます。段差が多いことで発生する問題としてまず挙げられるのは、掃除の手間が増えることです。

特にロボット掃除機を使っている家庭では、スキップフロアの段差ごとにいちいち掃除機を移動させる必要があり、ロボット掃除機を使うメリットが半減してしまいます。スキップフロアのある家庭は、ロボット掃除機ではなく軽量のコードレス掃除機を使うと手間を解消できるでしょう。また、各フロアに使い捨てタイプのモップを置いておくなどの工夫をすれば、多少負担を減らすことができます。

ニオイや音が広がりやすい

スキップフロアは縦につながる空間なので、吹き抜けと同じような特徴を持ち、ニオイや音が広がりやすくなります。例えば、1階で料理をしているとそのニオイは上階に流れてしまうため、ダイ二ングで焼肉をしたら、その煙とニオイは家中に広がってしまうでしょう。

また、ニオイだけでなく音も通りやすいため、1階で叫んだ声も家中に響きわたります。例えば2.5階のスキップフロアに子どもの学習スペースを設置している場合は、それほど大きな音でなくても、1階のリビングで見ているテレビの音も届きやすくなります。勉強している子どもの集中力が、低下するかもしれません。

スキップフロアは子どもが小さいときは、家族の気配を感じやすいというメリットがあるものの、子どもの成長とともに配慮が必要になることもあります。できればスキップフロアは子どものプライベートな空間にしないで、別途子ども部屋を用意するなどの対策を講じてあげるとよいでしょう。

上手に活用できない

スキップフロアは段差を付けることで床面積を確保でき、居住スペースや収納スペースとしても活用できる使い勝手の良さが魅力です。しかし構造は複雑なため、使いこなせるようになるまで時間がかかる人も多くいます。

おしゃれだからという理由でスキップフロアを取り入れても、使い道が決まっていないと、いざ生活を始めてから後悔することもあります。とはいえ、スキップフロアは書斎や本棚スペース、収納スペースなどに加えて、子どもの遊び場やテレワークなどのワークスペース、セカンドリビングとしても活用でき、アイデア次第で使い方が広がるものです。スキップフロアを取り入れる際は、どんな使い方をしたいのか、設計前にしっかりと考えておくようにしましょう。

建築実例集プレゼント遷移バナー

スキップフロアの費用もしっかり押さえておこう

スキップフロアの費用も押さえておこう

スキップフロアは横に空間を広げるため間仕切壁が少なくなり、地震などの揺れに弱いという面があります。このような弱点を克服するためには、筋交いや柱の数が少なくても耐震性をしっかり確保できる鉄骨構造などで建てたほうが安心です。しかしその場合は、木造と比べて建築費用が高くなりがちです。

一方で、床面積を増やす方法として効果的なスキップフロアは、一定の要件を満たすと延べ床面積に加算されないこともあります。例えば、天井の高さが1.4m以下のスキップフロアだと居住スペースとしてみなされず、建築基準法上の延べ床面積には該当しません。その場合は、固定資産税が安くなることもあります。

ただし、スキップフロアを延べ床面積に加算するかどうかの判断は各自治体によって異なります。事前に、ハウスメーカーによく確認するようにしましょう。

建築実例集プレゼント遷移バナー

スキップフロアを取り入れる際の注意点

先にも述べたように、スキップフロアは一般的な住宅よりも構造が複雑で設計も難しい一面があります。間取りに取り入れる場合は、高度な構造計算が求められるだけでなく、施工する側にも非常に高度な技術が必要になります。

また構造の特性上、揺れに弱いという弱点があるため、耐震性を保つための措置も重要です。満足のいく家づくりをするためにも、依頼するハウスメーカーはスキップフロアの施工実績があるところにするなど、慎重に選ぶようにしましょう。

建築実例集プレゼント遷移バナー

トヨタホームならスキップフロアの実績多数!タテとヨコの空間を最大限に生かした設計が可能

スキップフロアは設計や施工が難しいため、後悔しないためにも取り入れる際は実績のあるハウスメーカーに依頼することが大切です。その点、トヨタホームならスキップフロアを取り入れた家づくりの実績多数で、高い耐震性を発揮する鉄骨ラーメン構造を採用しているため、安全性にも優れています。しかもトヨタホームが採用する「鉄骨ラーメン構造」では、タテとヨコの空間を最大限に活かした大空間が作りやすく、設計の自由度が高くなります。トヨタホームの鉄骨ラーメン構造に興味をお持ちの方は、ぜひ一度カタログ請求や展示場で見学をしてみてください。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

【カタログ請求はこちら】https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/list/?ad_cd=hometag

建築実例集プレゼント遷移バナー

よりどり間取り遷移バナー