効率的にスペースを活用できるスキップフロアは、特に狭い土地に建てられる狭小住宅や高低差・傾斜がある変形地の住宅、平屋などで取り入れると活躍するでしょう。しかし、スキップフロアは構造が複雑なため、平面図だけではなかなか間取りのイメージがつきにくいかもしれません。
そこでこの記事では、スキップフロアの間取りについて、断面図と合わせて詳しく解説します。スキップフロアの活用方法や、失敗しやすいポイントについてもお伝えしますので、具体的な間取り図を見ながらぜひイメージづくりをしてみてください。
<このような方におすすめ>
・スキップフロアの間取りを検討中だけど、平面図だけでは空間のイメージがつかみにくい方
・中二階、ロフト、小上がり、ダウンフロアなど、どのタイプが自分の暮らしに合うか知りたい方
・スキップフロアは何坪からつくれるのか、狭小地でも実現できるか気になっている方
<この記事のまとめ>
・スキップフロアには中二階・ロフト・小上がり・ダウンフロア・半地下・踊り場拡張の6タイプがあり、用途を先に決めるとタイプ選びと間取りが決めやすくなる
・「何坪以上」という明確な基準はなく20坪以下の狭小地でも採用でき、縦方向の空間を活かせる狭小地ほど相性がよい
・段差が多い構造は床で揺れを吸収しにくく耐震性の確保が難しいため、施工実績が豊富で耐震性に配慮した構造を選ぶことが大切である
スキップフロアとは?

ここでは、スキップフロアの定義について解説します。基本的な仕組みと、床面積や税金の扱いについて確認しましょう。
床を半階ずらして縦に空間を区切る間取り
スキップフロアとは、1階と2階の間、2階と3階の間などに中間の高さの床を設け、段差によって空間を縦方向に区切る間取りです。床を半階ずつずらして作られる空間であり、段差を利用して各フロアがゆるやかに縦方向につながります。
階段の踊り場に作るタイプや中二階などフロアとフロアの間に作るタイプ、部屋の一部の床を下げて半地下にするタイプ、平屋の屋根裏を活用して作るタイプなど、種類はさまざまです。
スキップフロアとは?メリット・デメリット、空間を活かす間取りアイデアを紹介
延床面積・固定資産税の扱い
小屋裏収納などは、天井高1.4m以下、直下階の床面積の2分の1未満など一定の条件を満たすと、床面積に算入されない「小屋裏物置等」として扱われる場合があります。延床面積に含まれなければ、評価額を抑えられる場合があります。
また、収納や小屋裏として計画することで、床面積を抑えながら空間を有効活用できる点もメリットです。ただし、細かな条件は自治体ごとに異なるため、事前に確認しましょう。
※参考:建築基準法施行令改正案に関する意見と回答|国土交通省
スキップフロアの間取りタイプと活用方法

スキップフロアは、床を上げる・下げるなど形によって使い方が異なります。ここでは、代表的な6つの間取りタイプについて、それぞれの特徴と主な活用方法を紹介します。
| タイプ | 特徴 | 主な活用例 |
| 中二階 | 1階と2階の中間(1.5階)に設ける | 書斎・ワークスペース・子どもの遊び場 |
| ロフト・屋根裏 | 屋根裏を活用、はしご・階段で上る | 収納・隠れ部屋・寝室 |
| 小上がり | 床を30〜40cm上げた段差スペース | 和室・キッズスペース・座れる収納 |
| ダウンフロア | 床を15〜30cm下げたスペース | リラックス空間・セカンドリビング |
| 半地下 | 床の一部を地盤面より下げる | 収納・冷暗所・書斎 |
| 踊り場拡張 | 階段の踊り場を広げる | 読書スペース・収納 |
どのタイプが適しているかは、敷地条件や間取り、確保したいスペースによって異なるため、目的を明確にしたうえで選ぶことが大切です。
中二階タイプ|居室やワークスペースに
中二階タイプは、1階と2階の中間に床を設ける間取りで、「1.5階」と表現されることもあります。一定の条件を満たすと階数にカウントされず、限られた床面積を有効活用できるのがメリットです。
段差でしっかりと空間を区切れるため、書斎やワークスペース、子どもの学習スペース・遊び場、セカンドリビングなどに活用しやすいでしょう。キッチンから視線が届く配置なら、家事をしながら子どもを見守りやすい点も魅力です。
ロフト・屋根裏タイプ|収納や隠れ部屋に
ロフト・屋根裏タイプは、屋根裏に設けるスペースで、はしごや階段で上り下りします。天井の高さを自由に決められる平屋との相性がよく、屋根裏の高さ・広さを確保しやすいのが特徴です。たとえば、子ども部屋・寝室・趣味スペース・季節用品の収納など、使い方はさまざまです。
また、一定の基準を満たせば「小屋裏物置等」として床面積に算入されない場合もあります。ただし、収納に使う場合、上り下りの負担が将来的に増える点に注意が必要です。
小上がりタイプ|和室・キッズスペース・座れる収納に
小上がりタイプは、広義にはスキップフロアの一種で、リビングなどの床を30~40cm程度高くして設ける段差スペースです。畳を敷けば和室風、フローリングなら洋室の延長として仕上げられ、リビングの一角にも取り入れやすいでしょう。子どもの遊び場や昼寝スペースとして使えるほか、段差部分を腰掛けとして利用することも可能です。
床座よりも立ち座りが楽になるため、足腰が悪い人や高齢者にとっては特に大きなメリットです。さらに、床下を引き出し収納などにすれば、居住空間を大きく狭めず収納量を増やせます。来客時の腰掛けや家事の合間の休憩場所など、暮らしに合わせて使い方を変えやすい点も魅力です。
ダウンフロアタイプ|リラックス空間・セカンドリビングに
ダウンフロアも、広義にはスキップフロアの一種で、リビングなどの一部を15~30cm程度下げ、壁を設けずに空間をゆるやかに分けるタイプです。床が一段低くなるため、LDKのなかで独立した居場所のような落ち着きが生まれます。
段差部分をベンチとして使えば来客時の座席にもなるほか、ソファを置いてセカンドリビングとして活用するのもよいでしょう。周囲をカーテンで囲めば、半個室や来客時の一時的な休憩スペースとして活用する方法もあります。段差を活かして収納スペースにも活用するなど、アイデア次第で活用の幅が広がります。
半地下タイプ|収納・冷暗所・書斎に
半地下タイプも、広義にはスキップフロアの一種で、床の一部を地盤面より低くしてつくるスペースです。建築基準法上の「地階」に該当するかは、床面と地盤面の位置関係などによって決まります。階段下のようなデッドスペースと組み合わせ、季節家電やスーツケースといった大きな荷物の収納場所として活用するのもおすすめです。
また、直射日光が入らず、防音性が高いのも半地下タイプの特徴です。たとえば、食品やワインの保管場所として、また落ち着いた書斎やワークスペースにも向きます。
階段の踊り場拡張タイプ|読書スペースや収納に
通常1〜2帖程度の踊り場を3帖以上に広げ、小さなスペースをつくる方法です。広めに計画すれば、本棚と椅子を置いて読書スペースや休憩場所として活用できます。階段の途中に家族が滞在する場所があれば、1階と2階がゆるやかにつながり、家族間のコミュニケーションも自然に生まれやすいでしょう。
また、踊り場が人目につきにくい位置にあるなら、棚を設置して実用的なアイテムを収納するのもおすすめです。
スキップフロアの間取りを見てみよう

右の断面図をご覧いただくと分かるように、平屋の場合は屋根裏の面積が広く、天井の高さも自由に変えられるため、屋根裏を活用しやすい特徴があります。スキップフロアの高さも調整しやすいため、天井を高くすれば直下を収納スペースにしたり、逆に低くすれば、その直下を居室スペースにしたりすることも可能です。また、隣にはロフト収納も配置することができます。
それでは、ここでスキップフロアを取り入れたトヨタホームの実例や間取りをご紹介します。
【53.9坪】中二階の学習スペースで子どもを見守る二世帯住宅


家の中心にある吹き抜けのリビング階段の間に、中二階の学習スペースを設置した間取りです。対面キッチンからリビング・ダイニングに加え、中二階の子どもの様子まで見渡せる設計で、安心して家事ができます。
中二階上部の壁には透明パネルを採用し、採光性と開放感も確保しました。中二階の下は子どもの秘密基地です。将来は収納に変えられるように2ヵ所から出入りできる扉を設けています。
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【36.5坪】“秘密基地”のようなスキップフロアが趣味を彩る平屋


LDKから少し上がったスキップフロアを、奥様の趣味部屋として活用しています。足元を掘り込んだ作業性の高いカウンターを設置し、旅先の写真編集や加工を楽しめる空間にしました。壁面に設けた本棚には旅行の写真や思い出の品が飾られています。
また、スキップフロアからテレビも見られ、キッチンからも目が届くため、将来は子どもの遊び場や学習スペースにも活用できます。吹き抜け天井が生み出す平屋のスキップフロアの採用により、ワンフロアに立体的な変化をつけた好例です。
【36.5坪】“秘密基地”のようなスキップフロアが趣味を彩る平屋の建築実例を見る
【32.9坪】隠れ家のようなスキップフロアの部屋がある平屋

4LDK平屋の間取りです。数段の階段を設け、屋根裏に5.5畳のスキップフロアを設置しました。収納スペースはもちろん、ベッドや学習机が置けるほどの広さを確保し、子ども部屋としても使いやすい設計になっています。
また、スキップフロアにドアをつければ、プライベートな空間としても利用可能です。スキップフロアの隣には3.7帖のロフト収納もあるため、趣味の道具や日用品などのストック置き場などとしても活躍するでしょう。
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【39.2坪】スキップフロアにロフト収納がある平屋

2LDK平屋の間取りです。屋根裏を活用して、5.1帖のスキップフロアを配置しました。子ども部屋や書斎として利用できる十分な広さで、スキップフロア内にはしごを配置してロフトも設置しました。
スキップフロアの隣には9.0帖の大容量のロフト収納もあるため、収納力も抜群です。夫婦と子ども2人の4人家族でも十分に暮らせる間取りといえるでしょう。
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【用途別】スキップフロアの間取り活用アイデア
スキップフロアは、使い方を先に決めると間取りを考えやすくなります。ここでは、目的別の活用アイデアを紹介します。
ワークスペース・書斎として
ワークスペースや書斎にすれば、リビングとつながりながらも段差によって仕事の場所をゆるやかに分けられます。家族の気配を感じつつ、開放的な環境で作業したい方に向く使い方です。
使用頻度が低い場合は、必要なときだけ折りたたみデスクを出す方法もあります。パソコンを使うなら、コンセントの数や位置、照明、オンライン会議の音対策も設計時に確認しましょう。
キッズスペース・スタディコーナーとして
中二階などにキッズスペースやスタディコーナーを設けると、リビングと適度な距離を保ちながら子どもの居場所をつくれます。キッチンから目線が届く配置なら、料理中でも様子を確認しやすいでしょう。
小さいうちは遊び場、成長後は学習スペースにするなど、年齢に合わせて用途を変えられます。おもちゃや教材の収納も一緒に設けると、リビングへ物が広がりにくくなります。
収納スペースとして
床の高さに差をつけることで生まれる床下や階段下は、収納として活用できます。まとまった床下収納なら、季節家電やスーツケース、レジャー用品など、かさばる物も収めやすいでしょう。屋根裏を利用するタイプなら、限られた床面積でも収納量を増やせます。
ただし、奥行きが深すぎると取り出しにくいため、収納する物と出し入れの動線まで考えて計画することが大切です。
セカンドリビング・リラックス空間として
メインリビングとは別に、読書や映画鑑賞、趣味を楽しむセカンドリビングとして使う方法もあります。段差でゆるやかに仕切られるため、家族の気配を感じながら自分の時間を過ごせるのが魅力です。
ソファやクッション、間接照明を組み合わせれば、隠れ家のような空間になります。写真編集やコレクションのディスプレイなど、趣味を楽しむ場所として計画するのもよいでしょう。
ファミリーライブラリー(本棚)として
壁面に造作本棚を設ければ、家族で共有できるファミリーライブラリーとして活用できます。本棚の近くにテーブルや椅子を置けば、読書だけでなく宿題や調べ物にも使えるでしょう。
子どもの目線の高さに絵本や図鑑を並べると、本へ手を伸ばしやすい環境をつくれます。視線を遮りにくい手すりを選べば、階下とのつながりや開放感を保ちながら、独立した読書スペースとしても使えます。
スキップフロアに向いている土地・条件
スキップフロアは、敷地の広さや高低差を間取りに活かせる場合があります。相性を考えやすい3つの土地条件を紹介します。
狭小地・都市部の住宅
狭小地や都市部では、縦方向に空間を使えるスキップフロアが選択肢になります。壁や廊下を増やさず段差でゾーニングすれば、限られた床面積でも居室を広く見せやすく、段差下は収納としての活用が可能です。
また「何坪以上」という明確な基準はなく、20坪以下の狭小地で採用される例も少なくありません。ただし、実現できる間取りは建ぺい率・容積率・敷地形状・周辺環境によって異なります。
傾斜地・高低差のある土地
傾斜地や高低差のある土地では、地形の段差をフロアの高さに取り込む工夫により、スキップフロアを活かしやすくなります。「1階・中二階・2階」のように床の高さをずらせば、地形に沿った立体的な間取りの計画も難しくありません。
さらに、半地下を組み合わせると、造成計画によっては、高低差を活かした設計が可能な場合があります。特に傾斜地は、平地より土地代が安い傾向があり、眺望・採光を活かした間取り計画が可能です。
斜線制限・防火地域のある土地
道路斜線や北側斜線など高さの制限がある土地では、フロアの高さをずらして建築可能な範囲を活かせる場合があります。たとえば、半地下を組み合わせ、建物全体の高さを抑えるのもよいでしょう。
一方、防火地域・準防火地域では、スキップフロアだから有利になるわけではなく、建物の構造や開口部などに防火上の基準があります。土地ごとの法規制を確認し、設計士と相談しながら計画しましょう。
スキップフロアのメリット
スキップフロアには、空間を有効活用するだけでなく、開放感や家族のつながりを生み出せるメリットがあります。主な6つを紹介します。
空間をゆるやかに区切れて開放的になる
スキップフロアは、壁や扉ではなく床の高さの違いで空間を分けるため、視線が抜けやすく開放的な印象になります。リビングとワークスペースなど、用途を分けながら空間全体のつながりを保ちやすい点が特徴です。
完全な個室を増やさずにゾーニングできるため、圧迫感を抑えながら居場所を増やせます。床の高さが変わることで、奥行きや立体感を演出できるのもメリットです。
段差を収納にするなどスペースを有効活用できる
床の高低差によって生まれる段差の下部や床下は、収納として活用できるのがスキップフロアの大きなメリットです。床下を平らに使えるため、階段下収納より奥行きがあり、使い勝手のよい収納スペースになります。
季節家電やレジャー用品などの大きな物をまとめれば、生活空間をすっきりと保てるでしょう。また、壁や廊下を増やさずに空間を分けられるため、その分を居住スペースとして使いやすい点もメリットです。
空間がおしゃれになる
床の高さが変化するスキップフロアは、段差そのものがインテリアのアクセントになります。立つ場所によって見える景色が変わり、平面的な間取りにはない奥行きや立体感を演出できるでしょう。
段差に間接照明を設けたり、床材や手すりの素材を切り替えたりすれば、カフェのような洗練された雰囲気を演出することも可能です。
家族間のコミュニケーションが取りやすい
スキップフロアは、壁で完全に仕切らず上下の空間をつなぐため、別の場所にいても家族の気配を感じやすくなります。たとえば、キッチンから中二階で勉強する子どもを見守ったり、リビングと書斎で過ごしながら声を掛け合ったりできます。
同じ場所に集まらなくても、ほどよい距離を保ちながら家族がつながれる点が魅力です。自然なコミュニケーションを生みやすい間取りといえるでしょう。
風通しや日当たりがよくなる
間仕切り壁が少ないスキップフロアは、窓の位置を工夫することで、光や風の通り道をつくりやすい間取りです。高い位置の窓から取り込んだ自然光を1階に届ける設計もできます。吹き抜けと組み合わせれば、上下階へ視線や光が抜け、開放感も生まれるでしょう。
ただし、採光や通風は方位や周辺建物にも左右されるため、敷地条件に合わせて窓の位置や大きさを検討することが重要です。
狭小住宅でも空間を有効活用しやすい
スキップフロアは、横方向だけでなく縦方向にも空間を重ねられるため、限られた敷地でも空間を効率よく活用できます。廊下や間仕切りを抑えられる分、狭小住宅でもリビングや居室を広く取りやすく、段差を収納に活かせば収納量も確保しやすいのがメリットです。
「利便性のよい都市部に住みつつ、できるだけ居室を確保したい」と考える人ほど、スキップフロアの採用を検討するとよいでしょう。
失敗しないために!スキップフロアの注意点
スキップフロアを取り入れると床面積が確保しやすくなる反面、取り入れる際には気を付けるべき点もあります。後悔しないためにも、注意点をしっかり押さえておきましょう。
なお、併せて老後生活でスキップフロアのある暮らしの注意点についての記事もご覧ください。
エアコンなどの冷暖房効率が下がる
縦に緩やかにつなげる構造のスキップフロアでは、吹き抜けと同様に冷暖房の効率が下がりやすくなります。特に暖かい空気は上昇しやすいため、1階部分は寒くなりがちです。そのため、スキップフロアや吹き抜けを取り入れる場合は、家全体を均一な温度に保つことができる全館空調を取り入れることも検討しておきましょう。また、より万全に1階部分の寒さ対策を行いたい人は、床暖房の設置も合わせて検討するとより効果的です。
採光を意識して配置する
スキップフロアは床の高さが複数あるため、光の取り込み方を設計段階で考えることが大切です。高い位置に窓を設けたり、ルーフバルコニー側から入る光を半階下へ導いたりすると、奥まで明るさを届けやすくなります。周辺建物や方位も踏まえて配置しましょう。
段差での転落・転倒に配慮する
段差が多いスキップフロアでは、子どもの転落や高齢者の転倒への配慮が必要です。手すりや柵を設けるほか、段差の色や素材を変える、足元灯をつける、滑りにくい床材を選ぶといった対策があります。
スケルトン階段は踏板や手すりの隙間も確認しましょう。現在の家族構成だけでなく、子どもの成長や将来の身体状況まで見据え、寝室・水回りへの動線も検討することが大切です。
適切な設計でないと耐震性が十分に確保できないことも
スキップフロアを取り入れる場合は、耐震性を確保することが非常に重要です。木造住宅では木材のしなりによって地震や風からの衝撃を吸収するように、住宅は地震の横揺れに対して、壁だけでなく床でも支えています。そのため、段差が多く床が一体化していないスキップフロアでは地震の揺れを均等に伝えることができず、横揺れを吸収しにくくなります。
しかし、設計の際にその点をしっかり考慮すれば、木造住宅でも耐震性を高めることは可能です。スキップフロアはそもそも設計の難しい構造なので、ハウスメーカーは施工実績が多く信頼のおけるところを選んだり、耐震性が十分確保される構造を選択したりするとよいでしょう。
トヨタホームのスキップフロアは設計の自由度が高い!多層空間で心地よい暮らしを手に入れよう
スキップフロアは近年人気を集める間取りの一つですが、構造が複雑なため、設計業者や施工業者にも高い技術が求められます。その点、数多くのスキップフロアの施工実績を持つトヨタホームなら、2階建てはもちろん、3階建てや平屋など住宅に合わせた多彩な提案が可能です。
また、トヨタホームが採用している鉄骨ラーメン構造では柱と梁が一体となっているため、筋交いや耐力壁による制約を受けることなく、スキップフロアを採用できます。少しでも気になる方は、まずはカタログ請求をして、ぜひ一度展示場に見学に来てみてはいかがでしょうか。
【全国のトヨタホーム展示場を探す】
https://www.toyotahome.co.jp/s/tenjijo/?ad_cd=hometag
【カタログ請求はこちら】
https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/?ad_cd=hometag
スキップフロアの間取りに関するよくある質問
スキップフロアの間取りは何坪から可能?
スキップフロアの間取りに「この広さ以上でないと不可」という明確な基準はありません。20坪以下の狭小住宅でも採用されています。むしろ狭小地では、縦方向の空間を活かせるスキップフロアが適している場合があります。必要な広さの目安は家族構成や使い方によって異なりますが、1人で使うなら1フロア3帖程度、2人で使うなら4.5帖以上を目安にするとよいでしょう。
スキップフロアの間取りは後悔しやすい?
スキップフロアが一律に後悔しやすいわけではありません。ただし、見た目を優先し、用途を曖昧にしたまま採用すると、冷暖房効率・掃除・音の伝わりやすさなどの問題で不満につながる場合があります。断熱・空調・生活動線・安全対策まで設計段階で確認することが、間取りで後悔しないポイントです。
スキップフロアにはどのような間取りがありますか?
階段の踊り場を広げるタイプや、1階と2階の間に中二階を設けるタイプ、床を下げて半地下にするタイプ、平屋の屋根裏空間を活用するタイプなどがあります。敷地条件や住宅の階数、スキップフロアを設ける目的に合わせて適した形を選ぶことが大切です。
スキップフロアはどのような用途に使えますか?
書斎やワークスペース、子どもの学習・遊びスペース、趣味スペース、収納など、さまざまな用途に活用できます。LDKと完全に切り離さずに設ければ、家族とのつながりを感じながら個別の時間を過ごせるスペースとしても利用できます。
平屋にもスキップフロアを取り入れられますか?
平屋にもスキップフロアを取り入れることができます。屋根の高さや床下など、縦方向の空間を活用することで、限られた床面積でも居住スペースや収納スペースを増やしやすくなります。平面的になりやすい平屋に高低差を設けることで、空間に変化や広がりを持たせることもできます。
狭い土地でもスキップフロアの間取りはつくれますか?
スキップフロアは、限られた敷地を有効活用したい狭小住宅とも相性のよい間取りです。床の高さを変えて縦方向に空間を活用することで、書斎や収納などのスペースを確保しやすくなります。ただし、敷地条件や建築基準などによって実現できるプランは異なります。
スキップフロアの下は収納として使えますか?
スキップフロアによって生まれる床下の空間を収納として活用することもできます。季節用品や日用品などを収納するスペースを設ければ、居住空間を圧迫せず収納量を増やせます。高さや広さ、出し入れのしやすさを考慮して計画しましょう。
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