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2024.09.11

【注文住宅】吹き抜けのどんな点に後悔しやすい?その対策方法も解説

吹き抜けのどんな点に後悔しやすい?その対策方法も解説

【注文住宅】吹き抜けのどんな点に後悔しやすい?その対策方法も解説

注文住宅で吹き抜けを作ろうと検討している人の中には、「作って後悔した」というネットの口コミを見て、躊躇している人もいるでしょう。吹き抜けはメリットが多い一方、確かにデメリットもあります。作る前にデメリットについてしっかり押さえておかないと、住み始めてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔する人もいます。

この記事では、実際に吹き抜けを作った人が後悔しやすい点やその対処方法について解説します。失敗例や対処法を押さえて、理想の注文住宅づくりを成功させましょう。

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まずはおさらい!吹き抜けのメリットとは?

まずはおさらい!吹き抜けのメリットとは?

まずは、吹き抜けのメリットについておさらいしておきましょう。

圧迫感なく開放的な空間になりやすい

吹き抜けを作ると、1階と2階がつながり高さ(立体感)ができるため、開放的な空間になりやすい特徴があります。外とのつながりを感じやすい大開口の窓との相性がよく、リビングといった大きなスペースに合わせて作ると、垂直方向にも視野が抜けてより広々とした空間になります。これは、特に狭小住宅で有効な方法です。

採光や風通しを確保できる

吹き抜けの天井部分にトップライト、壁部分にハイサイドライトを設けると、1階部分にも日差しが届き、家全体が明るくなります。さらに、1階から2階へと上下階で風が通りやすくなり、風通しのいい家を作ることができます。住宅密集地や狭小住宅でも日当たりや風通しを確保できるので、吹き抜けを上手に活用しましょう。

家族とコミュニケーションがしやすい

家族とコミュニケーションがしやすい

1階と2階が緩やかにつながっているため、1階からも2階の家族に声をかけやすくなります。もし部屋に子どもがこもってしまったとしても、気配を感じられるので安心です。

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吹き抜けのどんな点に後悔しやすい?その対策方法は?

ここからは、実際に吹き抜けを作った人が後悔しがちな点について紹介します。合わせてその対策方法についても解説するので、吹き抜けを取り入れる際の参考にしてください。

1階が寒くて、2階が暑い

吹き抜けを作ると1階と2階がつながるため、冷暖房の効率が下がってしまいます。温度は常に一定ではなく、暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降します。そのため冬は、1階で暖房をつけるとその暖かい空気が2階に上がり、2階の冷たい空気が1階へと下がるため、1階が寒くなってしまうのです。一方、夏はトップライトとハイサイドライトからの日差しによって暑くなりやすいため、2階が暑くなってしまい、日中は冷房が欠かせなくなることもあります。

【対策】シーリングファンの設置や全館空調の採用を検討する

シーリングファンを吹き抜けの天井部分に設置すると、1階と2階の空気を循環させ、上下階の室温を均一に保つことができます。さらに有効なのが、全館空調を採用することです。全館空調であれば、家のどの部屋にいても室温が均一になります。また、1階の冷えをより解消したいなら、床暖房がおすすめです。

夏の暑さに対しては、トップライトとハイサイドライトにロールスクリーンやブラインドの設置が有効です。遮熱・遮光機能があるため、熱をシャットアウトできます。ただし保温効果はないため、夏のみの対策だと考えておきましょう。また高気密・高断熱の家にすると、外気の影響を受けにくい家になるので、設計時点で検討しておくと快適な家づくりができるでしょう。

1階の音が2階に響いてうるさい

家族の気配を感じられるということは、反対に1階や2階の音が互いに伝わりやすいということです。1階での話声やテレビの音などがうるさく、2階で勉強している子どもの邪魔になることも考えられます。「寝ていても1階のテレビの音が気になって眠れない…」といったケースもあるため、部屋の配置については十分に検討する必要があります。特に、吹き抜けにプラスしてリビング階段にすると、より音が響きやすくなるため注意しましょう。

【対策】階段部分や2階の居室の防音性を高める

例えば2階部分の吹き抜けに腰壁を設置するだけでも、音が響きにくくなります。リビング階段でアイアンの手すりにした場合は、より音が響きやすくなるため、素材についても検討しておくとよいでしょう。また、吹き抜けの隣に寝室を作らないといった間取りの工夫も有効です。より防音対策をしっかりしたいなら、居室の必要な部分の壁を防音にする対策も検討してみましょう。

料理のニオイが2階で気になる

音と同じようにニオイも高いところに向かって流れやすく、2階にいても料理のニオイが気になることがあります。例えば、キッチンで魚を焼いたり油を使って料理をしたりすると、そのニオイが2階にまで届きます。ダイニングで焼き肉したら、2階の部屋にあった洋服やベッドにニオイがついた…なんてこともあるかもしれません。

【対策】吹き抜けに窓を設置しておく

対策として、空気の入れ換えができるトップライトとハイサイドライトなどの窓を設置しておくのが効果的です。窓は、ガラスが開閉できないFIX式と窓を開けることができるタイプの窓があります。採光のためだけなら故障などのリスクも少ないFIX窓がおすすめですが、通風や空気の入れ換えもしたいなら開閉式を選んでおくとよいでしょう。開閉式でも手動と電動があるため、設置場所によって検討しておくと安心です。

吹き抜け部分を生地で覆うことのできる「天幕カーテン」があれば、吹き抜け開口部を間仕切ることができます。ニオイ対策にもなるでしょう。天幕カーテンは暑さ、寒さ対策にも有効です。バトン式・紐引き式・ハンドル式・電動式など、さまざまな操作方法があるため、設置する場所や使い勝手によって選択しましょう。

高所のメンテナンスが大変

吹き抜け部分の掃除や、電球交換に手間取る可能性があります。吹き抜けの天井は高い位置にあるため、メンテナンスしにくいものですが、窓や窓枠、シーリングファンなどにたまったほこりなどの定期的な掃除が必要です。照明を天井部分に設置していると、そのメンテナンスや電球の交換といった作業もあるため、どうやってメンテナンスをするか考えておく必要があります。

【対策】業者を利用するなどの選択肢も検討しておく

吹き抜けのメンテナンスメンテンスは、高所専用の掃除グッズを利用します。柄が伸びるモップなどがあるため、高さに合ったものを選ぶと掃除が簡単です。ただし照明の電球交換は、簡単に手が届かないため難しいケースもあります。電球を高寿命なLED型にしたり、照明器具自体を交換しメンテナンスしやすいものにしたりすると良いでしょう。

それでも難しい場合は、業者にメンテナンスや交換を依頼しましょう。高所作業は高齢になればなるほど危険が伴うため、専門業者に依頼するほうが安心です。

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吹き抜けを作る際に気を付けるべきポイント

吹き抜けを作る際に気を付けるべきポイント

吹き抜けを作る際に、つい忘れてしまいがちなポイントについて押さえておきましょう。

吹き抜け部分のスケルトン階段に落下防止を施す

開放感があるため、「吹き抜け+スケルトン階段」という間取りにするケースはたくさんあります。スケルトン階段で手すり部分をアイアンにすると、よりおしゃれに仕上がります。しかし、小さなお子さんが手すりの隙間から落ちてしまう危険性もあります。透明な強化ガラスやアクリル板などを取り付けて、落下防止の対策を講じましょう。

またスケルトン階段は蹴込板がないので、その隙間から落下してしまう危険性もあります。小さなお子さんだと、足が滑ってすっぽりはまり込んでしまうことも。踏板には滑り止めを取り付けておくなど、施工業者と入念に話し合っておくことが大切です。

耐震性についてしっかり考慮しておく

木造で吹き抜けを作ると、どうしても耐震性に不安が残ってしまいます。なぜなら地震の横揺れは、壁だけではなく床でも支えているからです。吹き抜けにすると、床の面積が減るため、地震の横揺れに耐えられる力が弱くなります。

ただし耐震性が低くなる理由は、他にも家の構造や形、地盤なども影響します。そのため、耐震性を上げるには、木造ではなく鉄骨など強さのある構造も検討しておきましょう。

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吹き抜けで後悔したくないならトヨタホームで家づくりを!

開放感がありおしゃれな吹き抜けには、確かにデメリットもあります。しかし細やかな配慮によって、対策を講じることは可能です。トヨタホームは吹き抜けの施工実績も豊富で、独自の鉄骨ラーメン構造など耐震性が高い家づくりに定評があります。吹き抜けを作っても家の耐震性が確保され、安心な住まいづくりが実現するでしょう。

どのような構造か気になる方は、まずカタログ請求をご利用ください。さらに、実物を確かめたい人はお近くのモデルハウスに、ぜひお越しください。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

【カタログ請求はこちら】https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/list/?ad_cd=hometag

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吹き抜けで後悔しやすいことに関するよくある質問

吹き抜けはなぜ人気があるのですか?

吹き抜けが人気の理由はいくつかあります。まず、空間の広がりを感じさせることで、家全体が開放的で明るく感じられる点が挙げられます。天井が高くなることで、自然光がより多く取り入れられ、部屋全体が明るくなるため、日中の照明の使用を減らすことができます。また、視覚的な広がりが生まれるため、実際の面積以上に広く感じられる効果もあります。さらに、家族間のコミュニケーションが取りやすくなる点も魅力です。例えば、2階にいる家族と1階にいる家族が声をかけやすくなるため、家族の絆が深まるといったメリットもあります。デザイン面でも、モダンでスタイリッシュな印象を与えるため、インテリアの自由度が高まり、個性的な住まいを実現することができます。

吹き抜けの失敗例は?

吹き抜けは開放感をもたらし、家全体を明るくする効果がありますが、設計や施工に注意を怠るといくつかの問題が発生することがあります。例えば、冷暖房効率が悪くなることが挙げられます。吹き抜け部分は広い空間を持つため、冷暖房が効きにくく、光熱費が高くなることがあります。また、音が響きやすく、プライバシーが確保しにくいという問題もあります。さらに、掃除がしにくく、特に高い位置にある窓や照明のメンテナンスが難しいことも考慮すべき点です。これらの問題を避けるためには、適切な断熱材の使用や、音の反響を抑える工夫、掃除しやすい設計などが必要です。

吹き抜けは不便ですか?

吹き抜けには一部の不便さもありますが、その魅力も多く存在します。不便な点としては、暖房や冷房の効率が悪くなることが挙げられます。吹き抜け部分が広いと、暖かい空気が上に逃げやすく、冷暖房の効率が低下する可能性があります。また、掃除が難しい場所が増えることもデメリットです。しかし、吹き抜けは開放感があり、自然光を取り入れやすく、家全体が明るくなるというメリットもあります。家族のコミュニケーションが取りやすくなるという点も魅力です。最終的には、ライフスタイルや家族のニーズに合わせて判断することが重要です。

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